2025宇都宮ジャパンカップクリテリウム トレック6連覇!ジョナタン・ミランがスプリント勝利
2025年10月18日、宇都宮ジャパンカップクリテリウムがいつもの宇都宮市大通りコースにて行われた。レースは大きな逃げもできず後半からリドル・トレックが完全にコントロール。ジョナタン・ミランが圧倒的な伸びを見せて集団スプリントを制した。

2025年のジャパンカップが開幕

宇都宮市長や渡辺航先生、別府史之さん、今シーズンで引退を表明した小野寺玲選手がレース前のパレードを走った
今年も「SUBARU LAYBACK presents 2025宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース」が幕を開けた。
10月18日、宇都宮ジャパンカップクリテリウムが宇都宮駅の東側の宇都宮市大通りコースを使った1周2.25㎞を15周する全33.75㎞で行われた。

スタートしていく選手たち
スタートから早々にマウロ・シュミット(チームジェイコ・アルウラー)などが抜け出そうとスピードを上げる。ワールドチームのメンバーが序盤から多く動きを見せた。

シーハンが抜け出す

マルティネスも逃げに乗る
3周目のライリー・シーハン(イスラエル・プレミアテック)の飛び出しをきっかけに、レニー・マルティネス(バーレーン ヴィクトリアス)ら4人の逃げグループができ、すぐに後続5人が追いつき、今年のツール・ド・フランスのグリージャージ獲得者であるジョナタン・ミラン(リドル・トレック)を含むワールドチームばかりの9人の逃げができる。そのまま4周目のポイント賞は争わずにシーハンが獲得。
しかし、有力過ぎる逃げを集団が許さず、チーム右京らが集団を引いて5周目には吸収した。

有力な9人の逃げグループ
その後、シーハンが単独で抜け出し、集団先頭にはしっかりとリドル・トレックのメンバーが人数をそろえて射程圏内に収める。

ミランのスプリントのためにリドル・トレックがレースをコントロール

シーハンが2回スプリント賞を獲得
12周目に入る頃、シーハンが吸収されると、最後のスプリント賞を狙って、織田聖(クリテリウムスペシャルライダーズ)らが飛び出すが、フィリポ・リドルフォ(チームノボノルディスク)が制した。
その後ジェイコの選手が一人飛び出すが、それもリドル・トレックが率いる集団に吸収された。

ミランは常に集団の前方に位置した

新城が先頭に出る
残り2周、新城幸也(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)が集団先頭に出て、スピードを上げた後、再び集団の主導権はリドル・トレックの手に渡った。

ラスト1周、ソリューションテックらが前に出る
迎えた最終周、リドル・トレック、バーレーン ヴィクトリアス、チューダー プロサイクリングらが態勢を整える。最後のコーナーをクリアすると、イスラエル・プルミエテックが先頭、さらにリドル・トレックのマティアス・ヴァチェックが続き、ミランは先頭から3番目につける。
ヴァチェックから発射されたミランがスプリントを開始すると、誰も寄せ付けないスピードで後続と距離を空けて先頭でフィニッシュラインを切った。


スプリントで加速したミランを誰もとらえることはできない
ミランは「多くの観客の皆さんの前で勝利できてうれしい。チームがしっかりと仕事をしてくれたから勝利をつかめた。アタックが何度もあって、平均速度もかなり高かったけどチームのおかげで勝つことができた」とフィニッシュ後コメントした。
2025宇都宮ジャパンカップクリテリウム リザルト

1位 ジョナタン・ミラン(リドル・トレック)39’58”
2位 ミカ・ヘミング(チューダー プロサイクリングチーム)+0
3位 フラット・ヴァン・メヘレン(バーレーン ヴィクトリアス)+0
2025宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース
10月18日(土)
▪️一般レース(フリーラン・チャレンジレース・オープンレース男子、オープンレース女子)
宇都宮市森林公園周回コース
▪️ホープフルクリテリウム
宇都宮市大通り周回コース 距離:6.75㎞(2.25×3周)
▪️ウィメンズクリテリウム
宇都宮市大通り周回コース 距離:6.75㎞(2.25×3周)
▪️宇都宮ジャパンカップクリテリウム ※UCI公認競技
宇都宮市大通り周回コース 距離:33.75㎞(2.25×15周)
10月19日(日)
▪️宇都宮ジャパンカップロードレース ※UCIプロシリーズ
宇都宮市森林公園周回コース 距離:144.2㎞(10.3㎞×14周)
主催:宇都宮市
主管:(公財)日本自転車競技連盟(JCF)、宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース実行委員会、NPO法人宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース協会
公認:国際自転車競技連合(UCI)











