新城が先頭を牽引、ツァレンコは総合首位をキープ マイナビ ツール・ド・九州2025 第2ステージ

  • text Miwa ARASHIRO
  • photo Miwa ARASHIRO/ツール・ド・九州2025実行委員会

マイナビ ツール・ド・九州2025(2-1) 第2ステージは10月12日(日)、熊本に舞台を移し阿蘇の山岳ルートで行われた。雲海を見下ろす南小国町をスタートし、1級山岳に設定されているミルクロードを含んだ周回コースを2周し、下り基調でフィニッシュを目指す114km。

チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニは、リーダーチームとしてレースをコントロールするものの、1級山岳で苦戦を強いられる。しかし、リーダーのキリロ・ツァリンコ(ウクライナ)が力を発揮し、先頭集団で一人で攻めの走りを見せる。

落ち着いて対応した新城らチームのメンバーも、最終局面でしっかりと逃げを吸収し、ツァレンコはトップと同タイムの集団内、11位で無事にフィニッシュ、リーダージャージを守った。終始、先頭を牽引していた新城もトップと同タイムの集団内21位でフィニッシュしている。

この結果で、翌日の最終日は総合優勝を守りながら、チーム総合優勝も目指す。

新城幸也  ツール・ド・九州2025 第2ステージ

先頭を牽引する新城 Photo:ツール・ド・九州2025実行委員会

新城幸也  ツール・ド・九州2025 第2ステージ

チームカーから補給を受け取る新城 Photo:Miwa ARASHIRO

新城幸也  ツール・ド・九州2025 第2ステージ

チーム全員でリーダージャージを守る Photo:ツール・ド・九州2025実行委員会

 

新城幸也のコメント:

今日の目標はもちろん、リーダージャージのキープ。総合成績7位以下はボーナスタイム獲得で総合順位が大きく変わってくるので、多くのチームが中間スプリントポイント争いを意識しており、逃げたい選手とアタックの応酬で序盤からハイペースだった。

周回で1級山岳を2回上るのだが、4km、7.5%とかなりのパンチ力のある上りだった。1回目はメイン集団で越えることができ、次の上り集団をコントロール。最後の山岳ポイントでは1回目よりもハイペースで上り始め、ドロップしてしまった。

先頭は15人程で、リーダーのツァレンコを独りにしてしまう場面もあった。チームメイト残り4人は第2集団に取り残されてしまい、協力して追いかけ、20km程で無事に先頭集団に合流する。独りで他チームのアタックを封じ込めてくれたツァレンコは頼もしい!フィニッシュまでは逃げ切りをさせないように集団をコントロールし、無事に集団ゴールへ持ち込むことが出来た。

ツァレンコを独りにしてしまったが、チーム力は全く問題ない。明日最後まで気を抜かず、リーダージャージをキープしたい。なんと言っても明日はツァレンコのバースデーなので総合優勝をプレゼントしたい。

 

 

ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ参加選手
ヴァレリオ・コンティ(イタリア)
クリスティアン・スバラーリ(イタリア)
キリロ・ツァレンコ(ウクライナ)
新城幸也(日本)
アンドレア・ピラス(イタリア)
ダヴィデ・バルダッチーニ(イタリア)

 

マイナビ ツール・ド・九州 2025

UCIアジアツアー2.1(ステージレース クラス1)

2025年10月10日(金) 佐世保クリテリウム(長崎県)

2025年10月11日(土) 第1ステージ 福岡ステージ(福岡県)

2025年10月12日(日) 第2ステージ 熊本阿蘇ステージ(熊本県)

2025年10月13日(月・祝) 第3ステージ 宮崎・大分ステージ(宮崎県/大分県)

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