ツァレンコが優勝!新城は日本人1位 ツール・ド・九州2025 第1ステージ

  • text Miwa ARASHIRO
  • photo 大前 仁/ツール・ド・九州2025実行委員会

10月11日(土)に行われたマイナビ ツール・ド・九州2025(2-1)第1ステージ、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニは新城幸也のチームメイトのキリロ・ツァレンコ(ウクライナ)がみごとステージ優勝を果たし、総合1位となった。

第1ステージは福岡県が舞台。筑後市から八女市までの120.43km。16.74kmの周回を6周、途中2級山岳が設定されているアップダウンのコース。スタートから7人の選手が逃げグループを形成し、チームからは若手のアンドレア・ピラス(イタリア)がしっかりと逃げに入る。

ラスト2周、集団が一つになったタイミングでアタックした選手に反応したツァレンコが3選手でのエスケープに成功し、ラスト1周で2選手に絞られ一騎打ちを制し、ステージ優勝。第2ステージからリーダージャージを着用して走る。

新城幸也 ツール・ド・九州2025 第1ステージ

優勝したキリロ・ツァレンコ(ウクライナ)Photo:Hitoshi OMAE

新城幸也 ツール・ド・九州2025 第1ステージ

メイン集団の中での新城 Photo:Hitoshi OMAE

新城幸也 ツール・ド・九州2025 第1ステージ

ステージ14位、日本人1位となり、ベストジャパニーズライダー賞を獲得した新城 Photo:ツール・ド・九州2025実行委員会

 

新城幸也のコメント:

第1ステージで優勝!良い意味でちょっと僕の予想外だった(笑)。

ツァレンコはサバイバルの展開に強いので、今日のステージでは集団コントロールされてスプリント勝負に持ち込まれると難しかったが、序盤7人の逃げができ、チームからピラスが入ってくれたおかげで、チームは集団でおとなしく過ごすことができた。

意外にも逃げとのタイム差が3分になり、やっと集団牽引に牽制していたチーム同士が1人ずつ出してメイト集団の牽引を開始。120kmと距離が短く、3分のタイム差を縮めるには時間をかけていられないので、集団はハイペースでタイム差を縮めていたなか、集団牽引していた選手が先頭付近で落車し、数人が巻き込まれ、集団はペースダウン。タイム差がまた開いたので、タイムを縮めるべく集団は休むことなく良いペースで追いかける。

これがうちのチームには好都合だった。ピラスが逃げに入ったくれたおかげで、集団牽引をすることなく、5人とも脚を貯められた。他のチームは追走に選手を使って消耗していった。チーム勝てたカギのひとつ。優勝するにはいくつかキーポイントがあって、今日は僕達に追い風となっていた。

目標の1つ目ステージ優勝は果たせたので、次は総合優勝。あと2ステージをチームでしっかりと守りたい!

 

 

ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ参加選手
ヴァレリオ・コンティ(イタリア)
クリスティアン・スバラーリ(イタリア)
キリロ・ツァレンコ(ウクライナ)
新城幸也(日本)
アンドレア・ピラス(イタリア)
ダヴィデ・バルダッチーニ(イタリア)

 

マイナビ ツール・ド・九州 2025

UCIアジアツアー2.1(ステージレース クラス1)

2025年10月10日(金) 佐世保クリテリウム(長崎県)

2025年10月11日(土) 第1ステージ 福岡ステージ(福岡県)

2025年10月12日(日) 第2ステージ 熊本阿蘇ステージ(熊本県)

2025年10月13日(月・祝) 第3ステージ 宮崎・大分ステージ(宮崎県/大分県)

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