アルペシン・フェニックスが2020年シーズンのチームプレゼンテーションを行った
ベルギーのアルペシン・フェニックス(UCIプロチーム)が、1月3日にオランダのアムステルダムで2020年シーズンのチームプレゼンテーションを行った。アルペシン・フェニックスは昨シーズンまでコレンドン・シルキュスの名称で活動し、オランダのマテュー・ファンデルプールが所属しているチームだ。
同チームは1月1日に、タイトルスポンサーがドイツの育毛シャンプーメーカー『アルペシン』と、イタリアのアルパ・インドゥストリアーレ社のインテリア素材ブランド『フェニックス』に変更することを発表したばかりだった。タイトルスポンサーの変更に伴い、今シーズンのチームジャージはダークパープルがメインカラーに変わった。
マテュー・ファンデルプールは1日に開催されたシクロクロスのレースで、新しいスポンサー名の付いたアルカンシエル姿を披露していたが、新しいチームジャージ姿で公の場に登場したのはこの日が初めてだった。
アルペシン・フェニックスはベテランのステイン・デボルデルが昨年で現役を引退し、トム・メーウセンはシクロクロス専業のチームへ移籍した。今季アルペシン・フェニックスはUCIワールドツアーへの招待をより多く望み、所属選手も大幅に増員。その中にはイタリアのサシャ・モドロとクリスティアン・ズバラリも入っている。
チームには昨年ロードレースのベルギー選手権でサプライズな勝利を収めたティム・メルリールも所属している。彼もファンデルプールと同様にシクロクロスを主戦場にしている選手だが、春のクラシックレースにはベルギーチャンピオンとしてより多く参加することになるだろう。
チームプレゼンテーションでは、ファンデルプールの今シーズンのスケジュールにメディアの関心が集まった。ベルギーのヘットニュースブラッド紙によれば、3月中旬にスペインで開催されるボルタ・ア・カタルーニャ(カタルーニャ一周)が、ファンデルプールの初めて参加するUCIワールドツアーのステージレースになる予定だ。
アルペシン・フェニックスは、カタルーニャの前に開催されるイタリアのストラーデ・ビアンケ(3月7日)とミラノ~サンレモ(3月21日)の主催者招待枠獲得も望んでいるが、セカンドディビジョンのUCIプロチームである以上、全ては主催者の招待が受けられるかどうかにかかっている。
昨年ファンデルプールはロンド・バン・ブラーンデレンとアムステル・ゴールド・レースに参加したが、今年はパリ〜ルーベにも参加したいと考えているようだ。この3レースを全て勝つために走るのは不可能だとされているが、彼はそれを自分の脚で確かめたいと望んでいるそうだ。
しかし、まずは2月2日にスイスのデュベンドルフで開催されるシクロクロス世界選手権でタイトル防衛することがファンデルプールの目下の目標であり、今年最大のターゲットは東京オリンピックのMTB(クロスカントリー)で金メダルを獲得することだ。
New Season, new team, new horizons. Today Team #AlpecinFenix was officially presented to the media.
We are really looking forward to a thrilling year in many disciplines.📸 Stefan Rachow@mathieuvdpoel @SachaModolo @PetrVakoc pic.twitter.com/VRcBSZAkiP
— Alpecin Cycling (@AlpecinCycling) January 3, 2020