フォルティン6位、新城らは完璧にリードアウト ツール・ド・ランカウイ2025 第6ステージ

10月3日(金)に開催されたツール・ド・ランカウイ2025 第6ステージは、マレーシアの首都、クアラルンプール近郊で行われた123,5kmの平坦ステージ。

朝から雨が降り続き、滑りやすい路面で落車が多発する中、チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニはこの日もフィリッポ・フォルティン(イタリア)のスプリントに備える。

新城幸也を中心に完璧なリードアウトの形でフォルティンに託すが、力及ばす6位に終わった。新城はトップと同タイムの集団の中、80位でフィニッシュしている。

新城幸也 ツール・ド・ランカウイ2025 第6ステージ

フォルティンがに寄り添う、新城101が確認できる(写真右下) Photo:TDL

新城幸也 ツール・ド・ランカウイ2025 第6ステージ

フィニッシュ後、笑顔でマッサージャーと新城 Photo:Yuzuru SUNADA

 

新城幸也のコメント:

スタート直後から雨が降り始め、1日中雨のレースとなった。0kmからアタック合戦は激しくて、前半はクアラルンプール近郊だったので路面状況が悪く、道路の真ん中に縦に溝がある排水溝が突如現れ、3、4回の落車が発生して荒れた展開になった。

僕たち4人しかいないので、逃げには反応せずに他チームに任せて、スプリント勝負になることだけを願ってレースを消化していった。逃げが決まってからは人数を一番残しているチューダーを中心に追走が始まる。残り20kmから集団中の位置を先頭に置き、スプリントの準備に入った。

予定では自分たちでリードアウトするのではなく、残り1kmでフィリッポ(フォルティン)を先頭付近で他のスプリンターの後に位置取りするはずだった。序盤からアタック合戦が厳しかったこともあったせいか、残り3kmになって主導権を取るチームがいなかったので、ちょっと早いかと思ったが、そこから集団の先頭に出て主導権を握ることに。

幸いにも今日の脚の調子は良く、誰も並ばさせないようにペースをコントロール。残り1.3km地点ぐらいまで先頭に居続けることが出来た。予定よりも長い時間の牽引となったけど、それは良い計算。そこからメオに引き継いでフィリッポのスプリント!最終的にリードアウトが2人しかいない状態で、最高のリードアウトだったと思うが、結果は6位。もう少し、良い結果を期待していただけに残念だった。

残り2ステージ。明日は200km超の平坦ステージ。最後の集団スプリントの予想。明後日の日曜日はアップダウンのコースなので、まとめるチームがいれば良いが、厳しいステージになると思う。明日も今日みたいなリードアウトができれば完璧なんだけどね。また挑戦するだけだ。

 

大会オフィシャルサイト
Beat The Heat | PETRONAS Le Tour de Langkawi 2025

 

チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニの出場メンバー
新城幸也(日本)
フィリッポ・フォルティン(イタリア)
ジョルジェ・ジュリッチ(セルビア)第3ステージDNF
ドゥシャン・ラヨヴィッチ(セルビア)第2ステージDNF
ロベルト・ゴンサレス(パナマ)
フェリックス・ジェームズ・メオ(ニュージーランド)