ラヨヴィッチ6位、新城はトップと同タイムでフィニッシュ ツール・ド・ランカウイ2025 第1ステージ
9月28日(日)に開催されたツール・ド・ランカウイ2025 第1ステージは、ランカウイ島内部をぐるりと一周する97kmの平坦基調のショートステージ。
生憎と雨となる中、逃げを容認した後はフィニッシュでのスプリント争いに備えワールドツアーチームを中心に集団コントロールがはじまり、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニも新城幸也を中心にしっかりチームで固まり、エーススプリンターのドゥシャン・ラヨヴィッチ(セルビア)を守る走りに徹した。
終盤は雨も上がり、ドライな状態でのフィニッシュ。ワールドツアーチームの動きをうまく利用し、良い形でスプリントに入ったが、ちょっとしたタイミングのミスでラヨヴィッチは6位でフィニッシュ。新城はトップと同タイムの集団内63位で第1ステージを終えた。

6位でフィニッシュしたラヨビッチが確認できる Photo:TDL

ワールドツアーチームの後ろを確保するソリューションテック・ヴィーニファンティーニ(写真中央)Photo:TDL
新城幸也のコメント
これまで晴れが続いていたのに、レース初日から雨が降るスタートとなってしまった。30kmほどのアタック合戦後に4人の逃げが決まり、集団はワールドツアーチームがコントロールに入った。雨で濡れた路面で危険だったので、直ぐ後ろのポジションを確保してフィニッシュスプリントに備えた。
今日のチームは常に皆一緒に居ることができて、完璧なチームワークだった。プランではリードアウトではなく、強いスプリンターを連れて来ている、アスタナ、ウノエクスなどワールドツアーチームのスプリンターの後ろにドゥシャン(ラヨヴィッチ)の位置を残り1kmで確保すること!
非常にうまくいき、僕が残り2kmで先頭で牽引することに。僕の後ろにはジョルジェ(ジュリッチ)、フィリッポ(フォルティン)、ドゥシャンと2人のアシストが残っていた。順調に牽引を続けていたのだが、僕の次のジョルジオがタイミングを早まって、まだ残り1km看板まで行っていないのにペースアップしてしまった。
ドゥシャンは後ろから追い抜くスプリントではなく、前から仕掛けることになってしまい、後半失速して6位となった。僕が先頭であと300mでも引いていたら結果は変わっていただろうけど、これもレース。若い選手にはこのプレッシャーに慣れてもらわないとね。
それまでの動きも最高だったし、今大会のメンバーならチームで前に出れる脚があることがわかったので、明日から修正してステージ優勝目指します。
大会オフィシャルサイト
Beat The Heat | PETRONAS Le Tour de Langkawi 2025
チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニの出場メンバー
新城幸也(日本)
フィリッポ・フォルティン(イタリア)
ジョルジェ・ジュリッチ(セルビア)
ドゥシャン・ラヨヴィッチ(セルビア)
ロベルト・ゴンサレス(パナマ)
フェリックス・ジェームズ・メオ(ニュージーランド)











