2025UCIロード世界選がアフリカのルワンダで本日開幕
アフリカ大陸で史上初めて開催される2025UCIロード世界選手権大会が、9月21日にアフリカ中央部ルワンダ共和国の首都キガリで開幕する。

個人TTの試走をするベルギーのエヴェネプール(©SprintCycling)
UCIロード世界選は、アメリカ大陸では1977年にベネズエラのサン・クリストバル、アジア大陸では1990年に日本の宇都宮市、オーストラリア大陸では2010年にジーロングで初開催されていて、第98回大会のキガリ・ルワンダ世界選で5大陸全てでの開催が実現された。
アフリカ中央部の東側に位置するルワンダは、中央アフリカの大湖沼地域にある内陸国で、“千の丘の国”と呼ばれる由来になった緑豊かな丘陵地帯が世界選のコースになる。首都キガリに設けられた1周15.1kmのローカルサーキットは、コンベンションセンターがスタートとゴールで、キガリ・ゴルフとキミフルラの2カ所の丘があり、後者は全長1.3kmで路面が石畳の難所になっている。
初日は女子エリートと男子エリートの個人タイムトライアルが行われる。今大会の注目は、これまで女子エリートと同時開催だった女子アンダー23のカテゴリーが独立してレースを行う事だ。これによって8日間のレース数は13になった。
男子エリートのロードレースは最終日の9月28日に行われる。全長267.5kmのコースはローカルサーキットを9周した後、ペアージュの丘、キガリ山、ミュール・ド・キガリが含まれた42.5kmの拡張サーキットを1周し、ローカルサーキットに戻って6周する。拡張サーキットのキガリ山は全長5.9kmで最大勾配20%の難所があり、ミュール・ド・キガリは石畳の激坂だ。獲得標高は5475mで、昨年のチューリッヒ世界選(スイス)よりも約1000m多くなっている。
[2025 キガリ・ルワンダ世界選 日程]
9月21日(日) 個人タイムトライアル・女子エリート[BKアリーナ〜コンベンションセンター(キガリ)/31.2km]
9月21日(日) 個人タイムトライアル・男子エリート[BKアリーナ~コンベンションセンター(キガリ)/40.6km)
9月22日(月) 個人タイムトライアル・女子アンダー23[BKアリーナ~コンベンションセンター(キガリ)/22.6km]
9月22日(月) 個人タイムトライアル・男子アンダー23[BKアリーナ~コンベンションセンター(キガリ)/31.2km]
9月23日(火) 個人タイムトライアル・女子ジュニア[BKアリーナ~コンベンションセンター(キガリ)/18.3km]
9月23日(火) 個人タイムトライアル・男子ジュニア[BKアリーナ~コンベンションセンター(キガリ)/22.6km]
9月24日(水) チームタイムトライアル・混合リレー[コンベンションセンター~コンベンションセンター(キガリ)/41.8km]
9月25日(木) ロードレース・女子アンダー23[ローカルサーキット(キガリ)/8周/119.3km]
9月26日(金) ロードレース・男子ジュニア[ローカルサーキット(キガリ)/8周/119.3km]
9月26日(金) ロードレース・男子アンダー23[ローカルサーキット(キガリ)/11周/164.6km]
9月27日(土) ロードレース・女子ジュニア[ローカルサーキット(キガリ)/5周/74km]
9月27日(土) ロードレース・女子エリート[ローカルサーキット(キガリ)/11周/164.6km]
9月28日(日) ロードレース・男子エリート[ローカルサーキット(9周)〜拡張サーキット/ローカルサーキット(6周)/キガリ/267.5km]

昨年のチューリッヒ世界選(スイス)男子エリート・ロードレースはスロベニアのポガチャルが初優勝した (©SprintCycling)













