“僕たちが憧れた、ツール・ド・フランスを彩ったロードバイクたち”の写真をチェック!
目次
ツール・ド・フランスの長い歴史の中で、機材も大きく変化した。特に80年代以降はフレーム素材、ディスク化、エアロの波など激動の時代へ。スチール以降のエポックメーキングなバイクの写真で、ツールにおける機材の変遷を見る。
TVT・92(1992)
カーボンフレームの祖、フランスのTVT。細身のカーボンチューブをアルミラグでつなぐ構造で、現在のモノコックフレームと比べると剛性は低いが、レースシーンでは大いに活躍した。95年にフレーム製造から手を引き、技術はタイム社へと引き継がれる。
ジャイアント・TCRオンセ(1998)
オンセチームのメインバイクとしてツールに登場したアルミフレームの初代TCR。ロードバイク界にスローピングフレームを持ち込んだ革命児だった。当時は物議を醸したが、他メーカーも追従、ロードバイクの大半がスローピングになったのは御存じのとおり。
デローザ・メラク(2001)
2000年、アルミフレームが全盛を迎えようとしていたまさにそのとき、デローザが世に放ったフルアルミフレーム。ロマンス・ヴァインシュタインスによる世界選手権優勝が有名だが、ヴィーニカルディローラに供給されてツール・ド・フランスも走っている。
タイム・VXRSワールドスター(2008)
2000年代初頭から完成度の高いカーボンフレームを製造し続けているフランスのタイム。当時は「最も進化したカーボンフレーム」と称されていた。なかでも細身のカーボンチューブをカーボンラグでつないだ旗艦VXRSシリーズは高い評価を得た。
キャニオン・エアロードCFRテンソル
現代エアロロードのベンチマークともいえる存在。数々のプロチームに供給され、トップレースを荒らしまくっている。高いコストパフォーマンスも武器。
価格:155万9000円
問・キャニオンジャパン
自転車ジャーナリストの吉本司、安井行生の両氏がこれらのバイクに乗った、ツールにおける機材の変遷の語りは、本誌2025年10月号をチェックしてほしい。






















