大東建託シリーズ第8戦新潟大会が2025年9月6日（土）〜7日（日）、新潟県上越市の金谷山BMXコースで開催され、チャンピオンシップ男子で島田遼が今期初優勝を果たした。チャンピオンシップ女子は畠山紗英が今期3勝目でランキングトップに立った。

チャンピオンシップ男子

島田遼（左）が中林凌大（右）との争いを制して今期初優勝を達成した

全10戦で開催されているJBMXF大東建託シリーズは、酷暑対策のための2カ月の中断を挟んで後半戦がスタート。最高峰クラスのチャンピオンシップカテゴリー、男子のレースは島田遼が今期初優勝を果たした。

8人のエントリーとなり3レース合計のフォーマットで争われた今大会、島田は1本目と2本目を中林凌大との争いを制してトップでフィニッシュ。3本目の第1コーナー手前で島田、中林を含む4人が転倒するハプニングが起きてしまう。いったんは転倒した島田だったが、素早く再スタートすると、フィニッシュライン手前で3位まで順位を上げたことで優勝。2位には3本目をトップでフィニッシュした前戦優勝の小丹晄希、3位には中林凌大が入った。

チャンピオンシップ男子表彰式

優勝 島田遼（GANTRIGGER／広島県BMX協会）

２位 小丹晄希（FACTORY ANSWER／東京都BMX協会）

３位 中林凌大（SYNDYT Japan／秩父BMX協会）

チャンピオンシップ男子優勝　島田遼のコメント

1本目と2本目をトップでフィニッシュしたが、3本目のスタートが遅れてしまった。中林君が前で転んでいて自分も転倒してしまったが、すぐに立ち上がってリカバリーできて、結果として優勝できてうれしい。この後、全日本選手権とアジア選手権があるので引き続き勝ちを狙っていきたい。

チャンピオンシップ女子

すべてのレースをトップでフィニッシュする強さを見せた畠山紗英（#85）が今期3勝目を挙げた

5人の選手によって争われたチャンピオンシップ女子。本大会には世界選手権に日本代表として出場した畠山紗英と薮田寿衣も出場し、レースを盛り上げた。男子と同様に3レース合計のフォーマットで争われ、すべてのレースをトップでフィニッシュした畠山紗英が優勝。2位には薮田、3位には丹野夏波が入った。畠山は今期出場4戦中3戦で優勝しており、シリーズランキング争いでもトップに立った。

チャンピオンシップ女子表彰式

優勝 畠山紗英（神奈川県BMX協会）

２位 薮田寿衣（Motocross International/ iRC TIRE／関西BMX競技連盟）

３位 丹野夏波（iRC TIRE／神奈川県BMX協会）

チャンピオンシップ女子優勝　畠山紗英のコメント

久しぶりの上越のレースで優勝できてうれしい。日本に拠点を移したトレーニングが世界のレースでの結果には出てきていないが、調子は上がっていると感じている。いままで国内のレースに出られていなかったが、今年は多く出場できてアットホームな雰囲気を楽しめている。この先の全日本やアジア選手権まで時間も無いが、トレーニングに集中して頑張っていきたい。

開会式でBMXワールドチャレンジ入賞選手を表彰

7月にデンマークのコペンハーゲンで開催されたUCI BMXワールドチャレンジ（年齢別世界大会）に出場し、決勝進出を果たした選手に対して全日本BMX連盟より表彰が実施された。

開会式では本大会に出場した3人の選手に大会時の写真入り記念パネルが贈られた。またワールドチャレンジ決勝進出選手は、来年の同大会までの1年間を順位の数字にWの頭文字を付与した通称「Wゼッケン」を装着してレースを戦うこととなる。

左より尾高一誠（クルーザー男子12歳アンダークラス 7位）、澤田茉奈（女子15歳クラス 優勝）、梅沢篤和（男子14歳クラス 8位）
本大会に出場していない小泉千紗（女子11歳クラス 2位／クルーザー女子12歳アンダークラス 8位）、橋本一圭（男子11歳クラス 4位／クルーザー男子12歳アンダークラス 8位）については後日贈呈

大会概要

大会名：2025 JBMXF大東建託シリーズ第8戦新潟大会

開催期日：2025年9月6日（土）〜9月7日（日）

開催場所：上越市金谷山BMXコース

主催：一般社団法人 全日本ＢＭＸ連盟

主管：新潟県BMX協会

公認：公益財団法人日本自転車競技連盟

後援：上越市、上越市教育委員会

協賛：大東建託未来のアスリート支援プロジェクト、株式会社MAC
全日本BMX連盟オフィシャルパートナー 大東建託未来のアスリート支援プロジェクト
https://team-daito.com/

全日本BMX連盟オフィシャルパートナーである大東建託が毎戦実施しているInstagramキャンペーンの抽選会が開会式で行われた。当選者には大東建託長岡支店支店長の金谷順之氏より商品が授与された。