中国・上海を舞台に開催中の「ツアー・オブ・上海2025（2-2）」第2ステージは、第1ステージで惜しくも2位だったチームソリューションテック・ヴィーニファンティーニのエーススプリンター、ドゥシャン・ラヨヴィッチ（セルビア）が接戦を制し、優勝した。

僅差のスプリント勝負を制したラヨヴィッチ　Photo：Tour of Shanghai

この日もコースは平坦なショートステージ、98km。朝から気温が40℃近くまで上がり、暑さとも戦いとなる1日であった。

ショートレースということもあり、レースは序盤からハイペース。途中の中間スプリント争いも熾烈な争いとなり、新城幸也はすべての逃げに対応していく。第1ステージの反省を生かし、第2ステージは新城がしっかりとラヨヴィッチを優勝に導いた。

ラヨヴィッチはトップと1秒差の総合2位。新城はトップと同集団内、57位でフィニッシュし、総合8位で最終日を迎える。

先頭を牽引する新城　Photo：Tour of Shanghai

終始集団を牽引しコントロールする新城　Photo：Tour of Shanghai

新城幸也のコメント

「今日は朝8時30分レーススタートだったが、気温は40℃まで上がり、選手達のモチベーションも高く、中間スプリントポイントでボーナスタイムを稼ぎたいアタック合戦が続いて、94.8kmを1時間55分で走りきった。

サバイバルなレースでドゥシャン（ラヨヴィッチ）が昨日のリベンジを果たしてくれ、見事にステージ優勝！中間スプリントをリーダーに先着されたため、総合リーダーではないが、明日のステージに向けて、良いモチベーションとなった。

短いレースだが、この2ステージともなかなか厳しい戦いが続いている。明日最終日にドゥシャンの総合逆転を目指し、頑張ります。」

チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニの出場メンバー
ジョルジェ・ジュリッチ（セルビア）
ドゥシャン・ラヨヴィッチ（セルビア）
フェリックス・ジェームズ・メオ（ニュージーランド）
トマーゾ・ネンチーニ（イタリア）
フィリッポ・フォルティン（イタリア）
新城幸也（日本）