ブエルタ・ア・エスパーニャ2025 第12ステージはアユソが今大会2勝目

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  • photo UNIPUBLIC / SPRINT CYCLING AGENCY / Cxcling

スペインで開催中の第80回ブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)は、9月4日に北部カンタブリア州のラレドからロス・コラレル・デ・ブエルナまでの144.9kmで、中級山岳区間の第12ステージを競い、地元スペインのフアン・アユソ(UAEチーム・エミレーツ)が、同郷のハビエル・ロモ(モビスターチーム)を一騎打ちのゴールスプリントで下し、第7ステージに続いて今大会区間2勝目を上げた。
 

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アユソがロモをゴールスプリントで打ち負かし、今大会2勝目を上げた (photo : Unipublic/Rafa Gómez/Sprint Cycling Agency)

 
区間3位は13秒遅れでフランスのブリユー・ローラン(グルバマ・FDJ)だった。メイン集団は6分22秒遅れでゴールし、デンマークのヨーナス・ヴィンゲゴー(チームヴィスマ・リースアバイク)が総合首位を守った。
 

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総合リーダージャージのラ・ロハはデンマークのヴィンゲゴーが守った (photo : Unipublic/Rafa Gómez/Sprint Cycling Agency)

 
第12ステージは163選手が出走。スタートからアタックが続いた後、ポイント賞ジャージを着たデンマークのマス・ピーダスン(リドル・トレック)を含めた22人が逃げ出し、更にアユソとチームメートのマルク・ソレル(UAEチーム・エミレーツ)を含めたグループが合流して52人の大きな逃げ集団が形成された。

ゴールまで残り41.7kmの中間スプリントをピーダスンが先頭で通過した後、逃げ集団から6人が先行し、カテゴリー1のコヤダ・フレネス峠を上り始めた。しかし、彼らは頂上まで残り3kmでソレルのアシストを受けたアユソに追い抜かれてしまった。

単独で頂上を目指すアユソにロモが合流し、先頭は2人になった。ゴールまで残り22.9kmの頂上で2人は追走グループに36秒差、集団に5分半差を付けていた。2人はそのまま逃げ切り、最後は一騎打ちのゴールスプリントで22歳のアユソが26歳のロモを打ち負かした。
 

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集団をコントロールするチームヴィスマ・リースアバイク (photo : Unipublic / Cxcling / Antonio Baixauli)

 
■区間2勝目を上げたアユソのコメント
「実際のところ、ここで勝てたのは本当に素晴らしい。ベサヤ・サイクリング・クラブで走っていたジュニアの2年間をこの街、ロス・コラレル・デ・ブエルナで過ごしたんだ。だから本当に素晴らしい。ここ出身の親しい友達がたくさん居て、ボクたちは数週間一緒に休暇に行く予定だ。ボクはここではなくハベア(バレンシア州)出身だが、ここは大好きな場所なんだ。

こんなハードな一日の後は、誰が最速かなんて分からないものだ。うまく立ち回らなければならず、ロモをちょっと神経質にさせて、最後の数kmは、自分はもう区間優勝しているから、ゴールしたければもっと頑張らなければならないと彼に言った。そうするようにチームカーから指示されたんだ。あまり楽しめる事ではないし、完全に協力的ではないが、賢くプレイしなければならないものだ」
 

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今大会区間2勝目を上げたアユソは今季でチームを去る事が発表されている (photo : Unipublic/Rafa Gómez/Sprint Cycling Agency)


■第12ステージ結果

[9月4日/ラレド~ロス・コラレル・デ・ブエルナ/144.9km]
1. J. AYUSO (UAE TEAM EMIRATES XRG / ESP) 03h 16′ 21”
2. J. ROMO (MOVISTAR TEAM / ESP)
3. B. ROLLAND (GROUPAMA-FDJ / FRA) + 00′ 13”
4. V. CAMPENAERTS (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / BEL) + 00′ 17”
5. M. PEDERSEN (LIDL-TREK / DEN) + 00′ 17”
6. N. DENZ (RED BULL – BORA – HANSGROHE / GER) + 00′ 17”
7. D. HOWSON (Q36.5 PRO CYCLING TEAM / AUS) + 00′ 18”
8. S. BUITRAGO (BAHRAIN VICTORIOUS / COL) + 00′ 18”
9. M. BELOKI (EF EDUCATION – EASYPOST / ESP) + 00′ 18”
10. P. CASTRILLO ZAPATER (MOVISTAR TEAM / ESP) + 00′ 18”

■第12ステージ後の総合成績(ラ・ロハ)
1. J. VINGEGAARD (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / DEN) 44h 36′ 45”
2. J. ALMEIDA (UAE TEAM EMIRATES XRG / POR) + 00′ 50”
3. T. PIDCOCK (Q36.5 PRO CYCLING TEAM / GBR) + 00′ 56”
4. T. TRÆEN (BAHRAIN VICTORIOUS / NOR) + 01′ 06”
5. F. GALL (DECATHLON AG2R LA MONDIALE TEAM / CAN) + 02′ 17”
6. B. ARMIRAIL (DECATHLON AG2R LA MONDIALE TEAM / FRA) + 02′ 23”
7. M. JORGENSON (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / USA) + 02′ 26”
8. J. HINDLEY (RED BULL – BORA – HANSGROHE / AUS) + 02′ 30”
9. G. CICCONE (LIDL-TREK / ITA) + 02′ 33′
10. G. PELLIZZARI (RED BULL – BORA – HANSGROHE / ITA) + 02′ 44”
12. E. BERNAL (INEOS GRENADIERS / COL) + 03′ 23”

[各賞]
■ポイント賞 : M. PEDERSEN (LIDL-TREK / DEN)
■山岳賞 : J. VINE (UAE TEAM EMIRATES XRG / AUS)
■新人賞 : G. PELLIZZARI (RED BULL – BORA – HANSGROHE / ITA)
■チーム成績 : UAE TEAM EMIRATES XRG (UAE)
■敢闘賞 : M. PEDERSEN (LIDL-TREK / DEN)

 
第13ステージはアングリル頂上ゴール

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●第13ステージのコースプロフィール (MAP : UNIPUBLIC)

 
9月5日はスペイン北部カンタブリア州のカベソン・デ・ラ・サルをスタートし、アストゥリアス州にある標高1550mでカテゴリー超級のアングリル頂上までの202.7kmで、山岳区間の第13ステージが行われる。コースの前半は平坦だが、後半はカテゴリー1の峠を2カ所越えた後にアングリル登坂に挑む。アングリルは全長12.4kmで、平均勾配は9.7%だ。
 

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(photo : Unipublic / Cxcling / Antonio Baixauli)

 

ブエルタ・ア・エスパーニャ公式サイト

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