ロードレース&個人TTを同日開催 ツール・ド・ラヴニール2025 第6ステージ
ツール・ド・ラヴニール2025最終日は、午前と午後の2部構成でセミステージが開催された。どちらもアルプスの山岳コースで、午前中のロードレース(第6Aステージ)は距離41.6kmと短いが、獲得標高は1192mに達する。午後は、距離10.3kmで獲得標高690mの山岳タイムトライアル(第6Bステージ)が行われた。
日本チームの林原聖真は当初から第6Aステージに照準を合わせており、その狙いどおりの走りを見せた。スタート直後の超級山岳の上りで集団はすぐに崩壊し、いくつもの小集団に分裂。先頭はマイヨジョーヌを含む優勝候補8人に絞られる展開となったが、林原は一つでも上位を目指し、イタリアチャンピオンらとともに20番台後半のグループで山頂を通過した。
下り区間でも危なげない走りで前を追い続け、徐々に順位を落としながらも日本チーム最高位となる区間44位でフィニッシュ。欧州でのレース経験が少ない大学生レーサーながら、入念な準備を重ねた林原が今大会最後のロードレースステージでしっかりと存在感を示した。
午後のタイムトライアルでは、7日間の疲労が蓄積するなか、3人の日本人選手はそれぞれが全力を尽くして走り切り、タイムトライアルの日本チャンピオンである橋川丈が79位となった。






ツール・ド・ラヴニール2025
■ 第6Aステージ
開催日:2025年8月29日(金)
コース:ラ・ロジエール〜ラ・ロジエール 41.6km
出走人数:121人/27カ国
■ 第6Bステージ
開催日:2025年8月29日(金)
コース:モンヴァルザン〜ラ・ロジエール 10.3km(個人タイムトライアル)
出走人数:113人/27カ国
■ リザルト
(第6Aステージ区間成績)
1位 WIDAR Jarno(ベルギー)1:28:11
2位 SEIXAS Paul(フランス)+0:05
3位 FINN Lorenzo(イタリア)+0:05
44位 林原聖真 +9:13
50位 橋川丈 +13:00
57位 岩村元嗣 +13:07
(第6Bステージ区間成績)
1位 SEIXAS Paul(フランス)24.16,46
2位 NORDHAGEN Jørgen(ノルウェー)+0.27
3位 WIDAR Jarno(ベルギー)+0.32
79位 橋川丈 +5.43
88位 岩村元嗣 +6.06
99位 林原聖真 +6.35
(個人総合成績)
1位 SEIXAS Paul(フランス)18:51:01
2位 WIDAR Jarno(ベルギー)+0:40
3位 NORDHAGEN Jørgen(ノルウェー)+0.44
60位 橋川丈 +43:46
72位 岩村元嗣 +51:10
103位 林原聖真 +1:08:05

■ 大会情報
大会名:2025 Tour de l’Avenir
開催期間:2025年8月23日(土)~29日(金)
開催地:フランス・オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地方(Auvergne-Rhône-Alpes)
大会公式サイト:https://tourdelavenir.com/en/
8月23日(土)プロローグ ティーニュ〜ティーニュ1800 3km(ITT)
8月24日(日)第1ステージ アオスト〜サン=ガルミエ 188.6km
8月25日(月)第2ステージ サン=シンフォリアン=シュル=コワーズ〜ヴィトリー=アン=シャロレ 136.7km
8月26日(火)第3ステージ エタン=シュル=アルー〜シャティオン=シュル=シャラロンヌ 158.6km
8月27日(水)第4ステージ モンタニャ〜ヴァル・シュラン 110.2km
8月28日(木)第5ステージ サン=ジェルヴェ・モンブラン〜ティーニュ2100 121km
8月29日(金)第6Aステージ ラ・ロジエール〜ラ・ロジエール 41.6km
第6Bステージ モンヴァルザン〜ラ・ロジエール 10.3km(ITT)
総走行距離 770km
■ 派遣選手
・鎌田 晃輝(大阪・JCL TEAM UKYO/日本大学)※第5ステージDNF
・渡辺 一気(北海道・京都産業大学)※第3ステージDNF
・林原 聖真(鳥取・明治大学/群馬グリフィン)
・橋川 丈(福島・愛三工業レーシング)※U23タイムトライアル 日本チャンピオン
・岩村 元嗣(大阪・早稲田大学)
・望月 蓮(山梨・Team Buffaz Gestion de Patrimoine)※第4ステージOTL
■ 派遣スタッフ
・清水 裕輔 監督
・中根 英登 コーチ
・市川 貴大 メカニック
・酒井 駿 メカニック
・西幹 祐太 マッサー
・坂本 拓也 マッサー











