ツール・ド・ラヴニール2025にU23日本代表チームが出場
U23日本代表チームが2025年8月23日にフランス・オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地方で開幕するU23カテゴリーの最高峰ロードレース「ツール・ド・ラヴニール2025」に出場する。

今年で61回目の開催を迎えた「ツール・ド・ラヴニール」。夏のフランスを舞台にした“U23版ツール・ド・フランス”として、世界のロードレースシーンに定着しており、これまで多くのチャンピオンたちがこの大会を足がかりに、グランツールで活躍するトップ選手へと大きく飛躍してきた。
日本チームは昨年の出場を見送ったため、今回は1年ぶりの参戦となった。現在、日本自転車競技界では若手強化戦略の推進により、U23だけでなくU19の段階から海外で経験を積む選手が増えており、こうした背景からも、近年で最も「脚の揃った」選手の招集が実現した。
また、選手だけでなく、若手ながら欧州での経験が豊富なスタッフ陣も加わり、次世代の日本自転車競技界を担うチームとして、アルプス越えの山岳ステージを含む7日間の過酷なレースに挑む。
出場経験があるのは、U23最終年となる橋川丈と、3年目の鎌田晃輝の2名。両者は2023年の初出場時の悔しさを糧に、大きく飛躍を遂げ、チームの中核を担う存在としてこの大会に帰ってきた。
残る4名は今回が初出場。夏季休暇などを活用してフランスを拠点に活動してきた渡辺一気と林原聖真、そしてU23初年度ながら、U19時代から欧州レースで経験を積んできた岩村元嗣と望月蓮。いずれもフレッシュながら確かな自信と実力を備えており、これまでの日本チームが成し得ていない“何か”を期待させる布陣となった。

ツール・ド・ラヴニール2025
■ 大会情報
大会名:2025 Tour de l’Avenir
開催期間:2025年8月23日(土)~29日(金)
開催地:フランス・オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地方(Auvergne-Rhône-Alpes)
大会公式サイト:https://tourdelavenir.com/en/
8月23日(土)プロローグ ティーニュ〜ティーニュ1800 3km(ITT)
8月24日(日)第1ステージ アオスト〜サン=ガルミエ 188.6km
8月25日(月)第2ステージ サン=シンフォリアン=シュル=コワーズ〜ヴィトリー=アン=シャロレ 136.7km
8月26日(火)第3ステージ エタン=シュル=アルー〜シャティオン=シュル=シャラロンヌ 158.6km
8月27日(水)第4ステージ モンタニャ〜ヴァル・シュラン 110.2km
8月28日(木)第5ステージ サン=ジェルヴェ・モンブラン〜ティーニュ2100 121km
8月29日(金)第6Aステージ ラ・ロジエール〜ラ・ロジエール 41.6km
第6Bステージ モンヴァルザン〜ラ・ロジエール 10.3km(ITT)
総走行距離 770km
■ 派遣選手
・鎌田 晃輝(大阪・JCL TEAM UKYO/日本大学)※U23ロードレース アジアチャンピオン
・渡辺 一気(北海道・京都産業大学)
・林原 聖真(鳥取・明治大学/群馬グリフィン)
・橋川 丈(福島・愛三工業レーシング)※U23タイムトライアル 日本チャンピオン
・岩村 元嗣(大阪・早稲田大学)
・望月 蓮(山梨・Team Buffaz Gestion de Patrimoine)
■ 派遣スタッフ
・清水 裕輔 監督
・中根 英登 コーチ
・市川 貴大 メカニック
・酒井 駿 メカニック
・西幹 祐太 マッサー
・坂本 拓也 マッサー











