UCIワールドツアーのアダック・サイクラシックス 2025 でタウンゼンドがサプライズな逃げ切り初優勝
UCIワールドツアーの第28回アダック・サイクラシックスが、8月17日にドイツのハンブルクで開催され、アイルランドチャンピオンのロリー・タウンゼンド(Q36.5 プロサイクリングチーム)が逃げ切り、30歳でサプライズなワールドツアー初優勝を果たし、スイスのUCIプロチームであるQ36.5 プロサイクリングチームにもワールドツアー初優勝をもたらした。
冠スポンサーが変更
第28回大会はアダック(全ドイツ自動車クラブ)がレースの冠スポンサーになり、名称がベーマー・サイクラシックスからアダック・サイクラシックスに変更した。
ディフェンディングチャンピオンのオラフ・コーイ(チームヴィスマ・リースアバイク)が病気で欠場したが、代わりにベルギーのワウト・ヴァンアールト(チームヴィスマ・リースアバイク)が予定外で参加し、イタリアのジョナタン・ミラン(リドル・トレック)、ベルギーのヤスペル・フィリプセン(アルペシン・ドゥクーニンク)とアルノー・ドゥリー(ロット)、エリトリアのビニヤム・ギルマイ(アンテルマルシェ・ワンティ)といったトップスプリンターたちがスタートラインに並んだ。
タウンゼンドはレースが始まってすぐに逃げ出した4選手の1人だった。集団はその逃げをなかなか捕まえる事ができず、ゴールまで残り5kmでタイム差はまだ20秒あった。集団はスプリンターを擁するチームが引き続け、逃げは残り500mで吸収されるかと思った瞬間、アイルランドチャンピオンのタウンゼンドが単独でスパートし、そのまま先頭でフィニッシュラインを通過した。彼は信じられないと言わんばかりに右手でヘルメットを押さえていた。
集団の先頭でゴールしたドゥリーは、タウンゼンドを追い抜く事ができず、ハンドルを叩いて悔しがっていた。3位にはフランスのポール・マニエ(スーダル・クイックステップ)が入った。
■第28回アダック・サイクラシックス 結果
[8月17日/UCIワールドツアー/ドイツ/207.4km]
1. TOWNSEND Rory (Q36 / IRL) 4h24’06”
2. DE LIE Arnaud (LOT / BEL)
3. MAGNIER Paul (SOQ / FRA)
4. PHILIPSEN Jasper (ADC / BEL)
5. VAN POPPEL Danny (RBH / NED)
6. WRIGHT Fred (TBV / GBR)
7. TOMAS MORGADO António (UAD / POR)
8. GIRMAY Biniam (IWA / ERI)
9. LOUVEL Matis (IPT / FRA)
10, VAN AERT Wout ’TVL / BEL)














