JPFが窪木一茂とサポート契約を締結
JPFが、自転車トラック競技の世界選手権スクラッチ金メダリストであり、競輪選手、ロード競技選手でもある窪木一茂とサポート契約を締結した。
JPFは、「自転車競技をメジャースポーツに」というスローガンのもと、競技環境の整備やサイクルスポーツに携わる人材の育成に取り組んでいる。
日本自転車競技連盟が提唱するアスリート育成パスウェイの考え方に賛同し、JPFが包括運営を受託する公営競技場(千葉、富山、名古屋、松阪、京都、山陽)を起点に、初心者や子供たちが自転車に親しみ、楽しみながら競技に触れられるよう、普及活動を推進してまいりました。こうした取組を体系化し、JPF独自に図式化したものが「JPFが考えるアスリート育成パスウェイ」だ。
窪木は、このパスウェイの体現者であり、地域クラブからトップアスリートへと成長を遂げた経歴を持ち、現在も2028年ロサンゼルスオリンピックを見据えて、現役最前線で挑戦を続けている。
今回の契約は、JPFは窪木の挑戦を応援し、その価値や姿勢を社会に伝えていくことをサポートし、そしてその取組が、窪木自身の経験や価値観を次世代の若いアスリートたちへとつなげていくきっかけとなることを期待してのものだという。
窪木一茂のコメント
「競技者としての挑戦を続けながら、これまで培ってきた経験や価値観を、次の世代に伝えていける機会をいただけたことを大変うれしく思います。自転車は身近な移動手段であると同時に、競技としての奥深さや観戦の楽しさ、そして支える立場としてのやりがいなど、さまざまな魅力を持っています。
JPFの皆さんとともに、現役選手ならではの視点から、その魅力を多くの方々に届けていきたいです」。
JPFの渡辺俊太郎社長のコメント
「窪木選手は、日本の競技界を長年けん引してきたトップアスリートであり、今もなお競技に真摯に向き合い、日々探求を惜しまない姿勢を貫き続けている選手です。私たちは、そうした姿勢から生まれる視点やマインドセット、精神的な強さこそが、次世代のアスリートにとって大きな学びにつながると考えています。
今回の契約を通じて、窪木選手が歩んできた道や競技への向き合い方が、次の世代へと受け継がれていくような取り組みにしていきます」。
窪木一茂プロフィール
現在、競輪選手として活動するかたわら、愛三工業レーシングチームに所属し、ロードレースにも参戦。トラック日本代表チームでは最年長選手(36歳)として若手を牽引し、常に最前線で活躍を続けている。
2016年リオデジャネイロオリンピックではオムニアムで出場。2024年パリオリンピックではマディソン、オムニアムの2種目で6位入賞を果たし、2025年世界選手権ではスクラッチで優勝。自転車競技の世界王者に贈られる“アルカンシェル”を手にした。














