エヴェネプールがクリスターレン・フィッツ賞2019を受賞

今季プロデビューしたばかりでまだ19歳のレムコ・エヴェネプール(ドゥクーニンク・クイックステップ)が、ベルギーの大手一般紙ヘット・ラーツスト・ニュースが主催する年間最優秀選手賞『クリスターレン・フィッツ(オランダ語でクリスタル自転車の意味)』を受賞した。

クリスターレン・フィッツ賞2019

ベルギーの最優秀自転車選手賞『クリスターレン・フィッツ』をプロ1年目で受賞したエヴェネプール(中央)

昨年ジュニアカテゴリーでロードレースと個人タイムトライアルの両方の世界タイトルを獲得したエヴェネプールは、アンダー23カテゴリーを飛び越して今季プロデビューした形になり、グランツールには参加しなかったが、6月にバロワーズ・ベルジャン・ツアー(ヨーロッパツアー2.HC)で総合初優勝。8月にはUCIワールドツアーのクラシカ・サンセバスティアンを独走で逃げ切って制し、ヨーロッパ選手権の個人タイトルでも優勝した。

9月のヨークシャー世界選手権では、エヴェネプールは個人タイムトライアルで銀メダルを獲得。悪天候のロードレースでは、ベルギー代表チームのエースだったフィリップ・ジルベール(ドゥクーニンク・クイックステップ)を献身的にアシストした走りが印象的だった。

エヴェネプールは11月にヘット・ラーツスト・ニュース紙の競合紙であるヘット・ニュースブラッド紙が主催する年間最優秀選手賞『フランドリアン』を、たった1ポイント差で逃していた。

今季68勝を上げたベルギーのドゥクーニンク・クイックステップは、エヴェネプールが年間最優秀選手賞を獲得しただけでなく、ゼネラルマネージャーのパトリック・ルフェヴェルが最優秀マネージャー賞、ティム・デクレルクが最優秀アシスト賞を受賞した。

 

レムコ・エヴェネプールのコメント
「今年この個人トロフィーを獲得できてとても嬉しいし、誇りに思う。素晴らしいシーズンを送り、良いパフォーマンスができたということだ。これはドゥクーニンク・クイックステップでの1年目の集大成であり、非常に特別で、ボクにとっては沢山の意味がある。素晴らしい気分で冬休みに入り、来年に集中できる翼をボクに与えてくれる。数日後にカルペに行き、チームの冬季トレーニングキャンプに合流するのが待ち遠しい」

 

ドゥクーニンク・クイックステップの公式サイト