【千葉県】第11回仁親王記念ワールドグランプリ国際自転車競技大会　5/18〜19開催

2024.05.05
レース

パリ五輪日本代表候補選手も出場する大会を有観客で開催

日本学生自転車競技連盟は、2024年5月18日（土）〜19日（日）の2日間、TIPSTAR DOME CHIBA（千葉県千葉市中央区／屋内250mバンク）において、「第11回仁親王記念ワールドグランプリ国際自転車競技大会トラックレースラウンド（第10回JICF国際トラックカップ兼第８回全日本学生選手権オムニアム大会）」を開催する。

2023年大会男子マディソン表彰式

本大会は、自転車競技界における国際交流と国内学生選手の競技力向上を目的として2014年より実施されているトラック競技大会で、1990年に日本で開催された世界選手権自転車競技大会で名誉総裁を務められた三笠宮寛仁親王殿下のご遺志を継承し命名されているもの。

今年は海外4つの国と地域（豪州・中国・香港・台湾）から計7チーム・33選手、国内からは大学15校に加え日本ナショナルチームや実業団チーム等の計75選手が出場予定で、ケイリン・スプリント・オムニアム・マディソンの4種目でスピードとテクニックを競い合う。

世界選手権の出場資格として必要なUCI（国際自転車競技連合）ポイントを獲得できる日本国内の３つの大会のひとつであり、日本として世界選手権やオリンピックで活躍の期待されるオムニアム等の種目にフォーカスして実施する（2021年に日本で開催されたオリンピックで筑波大学大学院（当時）の梶原悠未が銀メダルを獲得したのはこの「オムニアム」（スクラッチ・テンポ・エリミネーション・ポイントレースの４種複合）種目）。

この大会が全日本学生選手権オムニアム大会を兼ねているのは、そうした重点種目のひとつで国内学生選手が海外勢と直接対戦し、UCIポイントを得られる機会を提供するものであり、学生の最上位選手に対し学生チャンピオンの栄誉が与えられる。

8月に開催されるパリ五輪・自転車トラック競技に、日本は男女の4kmチームパーシュートやケイリンなど計6種目の出場権を獲得しているが、その出場枠確保を決めた4月の国際大会（UCIトラックネーションズカップ）に女子日本代表チームとして出場した池田瑞紀・水谷彩奈・内野艶和・垣田真穂の4選手が本大会に出場予定。パリ五輪代表メンバーは6月に日本自転車競技連盟から発表される予定だが、その有力候補である各選手の走りにも注目が集まる。

本大会は千葉市の後援も予定されており、自転車愛好家のみならず地域住民やスポーツファンに広く自転車競技を知ってもらうための機会を提供する。大会期間中は1000〜2000円／席・日（一般席〜プレミアム席）という入場料で有償開放。国内外の若手強豪選手の熱い走りを存分に観戦できる。