パリ～ニース2024開幕第1ステージはコーイが優勝してマイヨ・ジョーヌ獲得

2024.03.04
レース

photo A.S.O. /Billy Ceusters

“太陽へと向かうレース”と呼ばれる第82回パリ～ニース（ＵＣＩワールドツアー）が、3月3日にフランスの首都パリ郊外のイヴリーヌ県で開幕した。

22歳のコーイが集団ゴールスプリントでピーダスンを打ち負かした (photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

初日はレ・ミュローがスタートとゴールの158kmで、カテゴリー3の丘を4カ所越える平坦区間の第1ステージが競われ、オランダのオラフ・コーイ（チームヴィスマ・リースアバイク）が集団ゴールスプリントでマス・ピーダスン（リドル・トレック）を打ち負かして区間優勝し、総合リーダージャージのマイヨ・ジョーヌを獲得した。区間3位はニュージーランドのローレンス・ピシー（グルパマ・ＦＤＪ）だった。

区間優勝したコーイが最初のマイヨ・ジョーヌを獲得した (photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

第82回大会にはＵＣＩワールドチーム18チームとＵＣＩプロチーム4チームの合計22チームが参加し、154選手がレ・ミュローをスタートした。スタートと同時に逃げ出した選手たちがゴールまで残り38.6kmでメイン集団に吸収された後、ボーナスタイムがかけられていたモンタンヴィルの中間スプリント（残り17km）はマッテーオ・ヨーゲンソン（チームヴィスマ・リースアバイク）が先頭で通過して6秒を稼ぎ、レムコ・エヴェネプール（スーダル・クイックステップ）が2位で4秒、エガン・ベルナル（イネオス・グレナディアズ）が3位で2秒を獲得した。

エルヴヴィルの丘で一時集団から先行したエヴェネプールとログリッチ (photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

最後に越えたエルヴヴィルの丘でベルナルがアタックし、エヴェネプールやプリモシュ・ログリッチ（ボーラ・ハンスグローエ）らが合流したが、そのまま逃げ出す事はできなかった。アントニー・テュルジス（トタルエナジーズ）の逃げも残り2kmで吸収され、最後は集団ゴールスプリントになり、写真判定の末にコーイが昨年に続いて２度目の区間優勝を果たした。

■区間優勝したコーイのコメント
「難しいとは分かっていたが、それでも我々は挑戦してみる事にした。チームメイトたちのお陰でボクは上りで何とか生き残る事ができ、勝利を目指せると確信した。とても厳しいスプリントだったから勝てて嬉しい。ピーダスンにとって理想的なスプリントで、彼はほぼ打ち負かすのは不可能だと我々は知っていた。でもボクは過去に彼を打ち負かした事があり、また勝てて嬉しいよ。

去年はパリ〜ニースを楽しんだから、戻ってきてまた勝てて嬉しい。明日はまたスプリントの日で、このマイヨを背負って走るのは嬉しいし、これを着てどこまで走れるか試したい」

■第1ステージ結果
［3月3日／レ・ミュロー～レ・ミュロー／158km］
1. OLAV KOOIJ (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / NED) 03h 36′ 28”
2. MADS PEDERSEN (LIDL-TREK / DEN)
3. LAURENCE PITHIE (GROUPAMA-FDJ / NZL)
4. NILS EEKHOFF (TEAM DSM-FIRMENICH POSTNL / NED)
5. MADIS MIHKELS (INTERMARCHÉ – WANTY / EST)
6. MICHAEL MATTHEWS (TEAM JAYCO ALULA / AUS)
7. MATTEO TRENTIN (TUDOR PRO CYCLING TEAM / ITA)
8. MATTIAS SKJELMOSE (LIDL-TREK / DEN)
9. SANDY DUJARDIN (TOTALENERGIES / FRA)
10. KADEN GROVES (ALPECIN-DECEUNINCK / AUS)

■第1ステージ後の総合成績
1. OLAV KOOIJ (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / NED) 03h 36′ 18”
2. MADS PEDERSEN (LIDL-TREK / DEN) + 00′ 04”
3. MATTEO JORGENSON (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / USA) + 00′ 04”
4. LAURENCE PITHIE (GROUPAMA-FDJ / NZL)
5. REMCO EVENEPOEL (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) + 00′ 06”
6. EGAN BERNAL (INEOS GRENADIERS / COL) + 00′ 08”
7. NILS EEKHOFF (TEAM DSM-FIRMENICH POSTNL / NED) + 00′ 10”
8. MADIS MIHKELS (INTERMARCHÉ – WANTY / EST) + 00′ 10”
9. MICHAEL MATTHEWS (TEAM JAYCO ALULA / AUS) + 00′ 10”
10. MATTEO TRENTIN (TUDOR PRO CYCLING TEAM / ITA) + 00′ 10”