ヴィクトワール広島が2024年のチーム体制を発表

目次

2015年に発⾜した広島を拠点に活動するプロ⾃転⾞ロードレースチーム『ヴィクトワール広島』は、広島そして中国地⽅に⾃転⾞競技の⽂化を広げ、ロードレースの⾯⽩さを多くの⼈に届けるべく活動している。

2023シーズンは所属リーグのチームランキング2位、個⼈ランキングではベンジャミン・ダイボールが1位とわずか2ポイント差で2位と、チーム設⽴以来の過去最⾼成績で終えた。

2024シーズンは⽇本⼈トップクラスの⼩野寺玲とセサル・サナブリアの加⼊に加えて、外国⼈エース格のベンジャミン・ダイボールやレオネル・キンテロの継続により更にチームは強⼒体制となり、悲願の⽇本⼀へ挑む。

ヴィクトワール広島2024

 

ヴィクトワール広島 2024年シーズン新体制

監督:中⼭卓⼠/Takashi NAKAYAMA

選⼿(11名):
⼩野寺玲/Rei ONODERA(前所属先:宇都宮ブリッツェン)新加入
ベンジャミン・ダイボール/Benjamin DYBALL
レオネル・キンテロ/Leonel QUINTERO
柴⽥雅之/Masayuki SHIBATA ※キャプテン
セサル・サナブリア/Cesar SANABRIA(前所属先:Team Venezuela Pais de Futuro)新加入
久保⽥悠介/Yusuke KUBOTA
中村圭佑/Keisuke NAKAMURA
宮﨑健太/Kenta MIYAZAKI
⼭⼝ 健⼠郎/Kenshirou YAMAGUCHI (現所属先:関⻄⼤学/U23)新加入
吉本哲郎/Tetsuro YOSHIMOTO
中⽥拓也/Takuya NAKATA ※競輪⼆次試験結果待ち

アンバサダー:藤川淳/Jun FUJIKAWA

メカニック:伊藤界円/Kaien ITO

トレーナー:上野哲平/Teppei UENO

 

ヴィクトワール広島 2024年シーズン注目選手

⼩野寺玲(おのでら・れい)
1995年9⽉3⽇⽣まれ(28歳)神奈川県出⾝

宇都宮ブリッツェンで8年間在籍、⽇本の⾃転⾞界のトップクラスの選⼿。 抜群の⼈気と知名度を誇る⽇本⼈選⼿を獲得できた。平坦なコースを得意としスプリント⼒に⻑けておりエースとしてチームに優勝をもたらす存在。⼭岳コースやのぼりなど⻑距離も⾛れるのでチームのアシストもこなせるオールマイティな選⼿。

過去には2018年開催のアジア選⼿権チームタイムトライアルでも優勝している。2022シーズンのリーグ個⼈ランキングではチャンピオンになった経歴も持っている。また、2018年~2021年の4年連続で地元開催のレース『宇都宮清原クリテリウム』にて優勝。地元開催のレースで4年連続でチャンピオンになるということは珍しく、ファンや地域の⽅などの想いや期待に応え続けてきた。

⼩野寺選⼿といえば、ゴールシーンでのポーズが特徴。好きなアニメからヒントをもらっており『ジョジョの奇妙な冒険』のポーズを真似してゴールする姿は⾃転⾞界では有名だ。また、アニメや漫画、お菓⼦作りなど多趣味で特にフランス遠征をきっかけに虜になったカヌレへの愛は、⾃転⾞界では誰にも負けないと⾃他共に認めるほど。競技⾯だけではなく、前所属チームではラジオパーソナリティを努めるなど多⽅⾯に活躍できるスター性の溢れた選⼿。

ヴィクトワール広島2024

 

 

セサル・サナブリア
1999年10⽉28⽇⽣まれ(24歳)ベネズエラ出⾝

14歳から⾃転⾞競技を始めたセサル・サナブリア。セサルの親戚には、同じく⾃転⾞競技選⼿のオールイス・アウラール(ベネゼエラ、カハルラル・セグロスRGA)がいる。オールイス選⼿はベネズエラ代表として東京オリンピックに出場権があり、ロードレース界のトップ3のレースの1つ『ブエルタ・ア・エスパーニャ』にも出場している。

セサルはそんなオールイス選⼿からの太⿎判をもらう実⼒の持ち主。ベネズエラで開催されるプロのステージレース「ブエルタ・アル・タチラ」では5ステージのうち第1ステージ、第3ステージ、第5ステージと3回もの優勝経験がある。

ヴィクトワール広島2024

 

 

ベンジャミン・ダイボール
1989年4⽉20⽇⽣まれ(34歳)

オーストラリア出⾝ 2023シーズンからヴィクトワール広島に加⼊したベンジャミン・ダイボール。過去には世界3⼤ツールのひとつ 「ブエルタ・ア・エスパーニャ」に出場経験をもつ世界トップクラスの選⼿。

今シーズンは、⽇本最⾼峰の国際レースツアー・オブ・ジャパの富⼠⼭ステージで2位でゴールし、個⼈総合では2 位となった。また、所属リーグJCLの個⼈ランキングでは1位とわずか2ポイント差で2位となった。今年10⽉に開催された海外レース「2023台湾KOMチャレンジ」ではスタートからゴールまでの標⾼差は3,275m、総距離105kmを⾛り⾒事優勝。国内ではもちろん、国際⼤会でも数々の好成績を収めているので、他チームやメディアからも注⽬されている。

ヴィクトワール広島2024

 

 

柴⽥雅之(しばた・まさゆき)
1994年11⽉3⽇⽣まれ(29歳)京都府出⾝

ヴィクトワール広島在籍3年⽬、2024シーズン新キャプテンに就任したの柴⽥雅之。 2022年の⼤落⾞により競技を8カ⽉離れていたが、6⽉に開催された全⽇本選⼿権にて競技復帰した。強豪選⼿も多く、過酷なコースのため。出場している多くの選⼿が完⾛できないなか⾒事完⾛し今ではレースのアシストに⽋かせない存在。イベント出演や⾃転⾞安全教室など多⽅⾯での露出も経験豊富。的確なコメントでレース以外でも人気を集めている。

ヴィクトワール広島2024

 

2024年シーズン新ジャージ

ヴィクトワール広島2024

チームカラーのオレンジは、広島のシンボル樹であるモミジに由来している。2024シーズンに着⽤する新デザインのジャージ(ユニフォーム)は、これまで以上にオレンジ⾊を濃くして、チームロゴである「V」を全⾯に散りばめた。100人近い選⼿が⾼速(平均約50km/h)で集団⾛⾏するレースのライブ配信でも、⼀⽬でヴィクトワール広島の選⼿たちを⾒つけることができる。

 

2024年シーズンサプライヤー
・バイク:BMC
・ホイール:ELITEWHEELS
・タイヤ:Panaracer
・ケミカル:Viproʻs
・バーテープ:OGK
・ヘルメット、サングラス:OGK
・サイクルコンピューター:Bryton
・ローラー台:MINOURA
・ウェア:SUNVOLT
・BB(ボトムブラケット)、プーリー :TRiPEAK

ヴィクトワール広島2024

地元の方々やファンとの記念写真

 

2024年シーズンは『JBCF(⼀般社団法⼈全⽇本実業団⾃転⾞競技連盟)』のJプロツアーに参戦する。全国地域で開催される年間⼤会シリーズで、各カテゴリーで年間ポイントを争う。

ヴィクトワール広島はJプロツアー(カテゴリー表記:JPT)で戦う。 2023年のレース数は21戦、Jプロツアーに所属しているチーム数は2023年で15チーム、2024年はチーム数が増え22チームが参戦。また、2023シーズンはチーム初の海外レース『ツール・ド・台湾』に出場することができた。2024シーズンは更に海外レースに出場し、UCIポイントの獲得を⽬指し、UCIアジアツアーであるツアー・オブ・タイランド(タイ)やツール・ド・コリア(韓国)の招待を獲得したいと考えている。