2023JBMXF大東建託シリーズ最終戦は橋本颯馬と丹野夏波が優勝

2023.11.06
レース

JBMXF大東建託シリーズ第8戦が2023年11月4日(土)〜11月5日(日) 、茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園BMXコースで開催された。

4月に岡山で開幕した2023JBMXF大東建託シリーズも本大会で最終戦を迎え、チャンピオンシップ男子では橋本颯馬が地元の茨城で初優勝を達成した。女子では今季初参戦となる丹野夏波が優勝した。

またシリーズのランキングも発表され、チャンピオンシップに加えてチャレンジカテゴリーの20インチとクルーザーのカテゴリーで年間表彰が行われた。

チャンピオンシップ男子

最終戦を待たずして中林凌大がシリーズタイトルを獲得したチャンピオンシップ男子。本大会では地元・茨城の橋本颯馬が初優勝を達成した。

橋本はスタートこそ出遅れるものの、巧みなコーナーワークにより第2コーナーまででトップに立つとフィニッシュラインまで他のライダーの追撃を許さずトップでフィニッシュした。これまで優勝候補の一人と目されてきたなかで勝利にはあと一歩届かなかった橋本だが、地元茨城のホームコースで実力を発揮した。

チャンピオンシップ男子優勝の橋本颯馬（左より3番目）

チャンピオンシップ男子表彰式

チャンピオンシップ男子　結果
優勝　橋本颯馬（日本体育大学／茨城県BMX協会）
2位　長嶋凌（Factory team of Marshal／千葉県BMX協会）
3位　中林凌大（日本体育大学／秩父BMX協会）

優勝した橋本颯馬のコメント：
「チャンピオンシップで走るようになってからケガ続きだったがようやく優勝することができた。地元開催での初勝利だったのでうれしい気持ちでいっぱいです。スタートをミスしてしまったが第1コーナーでイン側が空いていたので賭けに出てトップに立つことができた。終盤のリズムセクションで後方から追われていたのがわかったので、ベストなこなしかたを考えながら走った。結果、フィニッシュまでトップで走ることができた。この優勝でもっと期待されるライダーになると思うので、それに応えられるようにトレーニングに励んでいきたい。」

チャンピオンシップ女子

4人のエントリーにより3レース合計のフォーマットで争われたチャンピオンシップ女子は、海外を拠点としてワールドカップシリーズをはじめとしたレースで活動する丹野夏波が優勝した。丹野は3レースともトップでフィニッシュする強さを見せての完全勝利、2位には野村凪沙、3位には浅見渚が入った。

今季初出場の丹野夏波（＃204）が強さを見せて勝利した

チャンピオンシップ女子表彰式

チャンピオンシップ女子　結果
優勝　丹野夏波（弱虫ペダルサイクリングチーム／神奈川県BMX協会）
2位　野村凪沙（関西BMX競技連盟）
3位　浅見渚（モトクロスインターナショナル／秩父BMX協会）

優勝した丹野夏波のコメント：
「10月末にワールドカップのシリーズを終え帰国してのレースで体力的にもきついレースだったが3レースともトップで優勝できたのでよかったと思う。海外を拠点として活動しているので、久しぶりに出場する日本の大会で応援してくれている皆さんに自分の走りを見せられたレースだった。パリ五輪出場に向けて来年のワールドカップが正念場となってくるのでもっとレベルアップしてきたい。」