第4回アジアパラ競技大会 男子ロードレースで藤田征樹が銅メダル獲得

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  • photo JAPAN CYCLING FEDERATION

中国・杭州にて行われた第4回アジアパラ競技大会、10月27日(金)の最終日(DAY-5)はパラサイクリングの男子ロードレースで藤田征樹が銅メダルを獲得した。

 

男子ロードレース(C1-3)

中国、マレーシアと共に、日本の藤田征樹は1周回目から集団を抜け出し、後続との差を広げながら、そのまま3人での優勝争いに持ち込んだが、惜しくもタイム差なしの3位でフィニッシュ。銅メダルを獲得した。川本翔大は、藤田の後方で4人による2番手グループで追走。4位争いをするも、結果5位でレースを終えた。

第4回アジアパラ競技大会 ロードレース

川本翔大・藤田征樹

第4回アジアパラ競技大会 ロードレース

 

【男子ロードレース(C1-3)】距離:55.2km(13.8km × 4周回)
1位 LIANG Weicong(中国)1:27:23
2位 AMIZAZAHAN Muhammad Adi Raimie(マレーシア)+0
3位 藤田征樹(日本)+0 5位 川本翔大(日本)+4:31

【藤田選手のコメント】
「逃げてきた3人によるスプリント勝負という展開で、結果3位ということでとても残念でした。序盤から逃げに乗れて、駆け引きをしながら2人を切り離そうとしたのですが、決め所のないコースレイアウトで、完全に抜け出すことができず、最後のスプリント勝負になりました。残り300mから、早めに仕掛けたのですが、最後は他の2人のスプリントの方が上回っていました。大会を通じて、コンディション良く走れ、金メダルを含む3つのメダルが獲れましたので、みなさんに喜んで頂ける結果が出せたと思います。」

【川本選手のコメント】
「メダルを狙っていましたが、序盤で3人に逃げられて、どう対応しようか悩んでいました。追うメンバーも脚がなくて、最後は自分がいる追走メンバーの中で頭を獲れたら良いと思って走りましたが、最後のスプリント勝負では、追走グループの2番手でのフィニッシュとなってしまいました。またトレーニングをやり直して、来シーズンのワールドカップに向けて頑張っていきます。」

 

女子ロードレース(C1-5)

中国の3人の選手を相手に数的不利となった日本の杉浦佳子は、1人の独走を許したものの銀メダルをかけたスプリント勝負となり、ここでも数的不利を克服できずメダルには届かず惜しくも4位でレースを終えた。

第4回アジアパラ競技大会 ロードレース

【女子ロードレース(C1-5)】距離:41.4km(13.8km × 3周回)
1位 JI Zixian(中国)+0
2位 LI Xiaohui(中国)+6:09
3位 WANG Xiaomei(中国)+6:09
4位 杉浦佳子(日本)+6:09

【杉浦選手のコメント】
「中国選手3人と自分という4人でのメダル争いになりました。数的有利な中国は、代わるがわるの波状攻撃で、最後は対応しきれずに付いていくことができなくなりました。最後は、何としてでもメダルと獲りたかったのですが、スプリントの勝負でも負けてしまい残念な結果になってしまいました。ただ、私にとっては、今大会は良い経験を積む機会になりましたので、この経験を来年のパリに活かしたいと思います。」

 

第4回アジアパラ競技大会(中国・杭州)

開催期間:2023年10月22日(日)〜10月28日(土)

https://www.hangzhou2022.cn/paragames/En/