2023ダウンヒルシリーズ第5戦・函館七飯スノーパークは幾田悠雅が優勝
DOWNHILL SERIES 2023 #5 函館七飯スノーパーク(北海道)が2023年8月26日(土)〜27日(日)に開催された。
3年目の開催となった北海道、函館七飯スノーパーク会場。日本最長クラスの3319mのゴンドラで標高917mまで。そこから約4km、標高差634mを駆け降りる日本屈指の超ロングダウンヒルコース。今年は56人の参加となり、北海道内からは27人、本州から29人のライダーが集まった。
今年の夏、異常な暑さを記録している北海道はこの週末も35度に迫る猛暑。湿度も高く、北海道とは思えない暑さに参加者もスタッフもバテ気味。
土曜日は予選開始直前にザッと雨が降り、路面は一気にスリッピー。(そして湿度はますます上昇・・・)試走時から一瞬にして変わった路面コンディションに翻弄されながらも、無事に予選は終了。トップタイムは浅野善亮(CIVREL Homies)。
日曜日はお昼頃から雨予報。天気が変わりやすいことで知られる函館七飯スノーパークだけあって、誰もが雨が降る準備をしていたものの、結局雨は降らず。スタート地点が濃霧に覆われるなか、決勝がスタート。
変わらず気温30度を越えてはいるものの、前日よりは過ごしやすくなった気候と乾いた路面によって、ほぼ全員が前日のタイムを大幅に短縮する結果になる。
土曜日の予選でトップタイムを出した浅野は、年間シリーズチャンピオンを獲得したことはあるものの、いまだ公式戦優勝経験はなし。初優勝に期待がかかったが、予選2位の若手、幾田悠雅が「明日は勝ちます!」と宣言していたとおりの勢いある走りでトップタイムを叩き出し、浅野は2.128秒及ばす。
32歳と16歳の初優勝をかけた今回のレースは16歳、幾田悠雅に軍配が上がった。
レース後、幾田は「前半は結構ツルツルで、思ったラインに入れなくて1回止まっちゃったんですが、ゲレンデに出る部分からは得意なので取り返そうと思って、漕いで漕いで、ノーミスでいけました。コース自体は長いけどとても面白くて、得意な感じでした。次戦の富士見パノラマでのレースも勝てるように頑張ります」と話した。
エリート女子クラスで優勝した原つばさ(白馬マウンテンバイククラブ)も16歳。エリートクラス男女ともに高校1年生が優勝するという驚きの結果となった。
DOWNHILL SERIES 2023 #5 函館七飯スノーパーク(北海道)
エリート男子リザルト
1. 幾田 悠雅(輪娯館)7:26.630
2. 浅野 善亮(CIVREL Homies)+2.128
3. 阿藤 寛(CIVREL Homies)+6.319
エリート女子リザルト
1. 原 つばさ(白馬マウンテンバイククラブ) 8:30.059
2. 渡邉 織枝(札幌かえる庭園)+1:05.595
3. 藤森 美空(Dream Seeker Jr. Racing Team)+1:09.285
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