ブエルタ・ア・エスパーニャ2023 第12ステージはモラノが優勝
スペインで開催中の第78回ブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)は、9月7日にオルベガからサラゴサまでの150.6kmで平坦区間の第12ステージを競い、コロンビアのフアンセバスティアン・モラノ(UAEチーム・エミレーツ)が、集団ゴールスプリントでポイント賞ジャージを着たオーストラリアのケイデン・グローヴズ(アルペシン・ドゥクーニンク)を打ち負かして優勝した。
28歳のモラノは昨年マドリードの最終ステージで区間初優勝していて、これが2度目の区間優勝だった。レースはアルペシン・ドゥクーニンクが列車を作って残り1kmのフラム・ルージュを通過したが、後方からルイ・オリヴェイラ(UAEチーム・エミレーツ)がモラノを引いてアルペシン列車を追い抜いた。列車を失ったグローヴズは機材トラブルにも見舞われ、最後にスパートしたモラノを追い越す事は出来なかった。
総合リーダージャージのラ・ロハは、米国のセップ・クース(ユンボ・ヴィスマ)が守った。この日、中間スプリントではスロベニアのプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)が2位通過でボーナスタイムを4秒獲得した。
9月8日はいよいよ今大会注目のステージである、フランスのツールマレーにゴールする超級頂上ゴールの第13ステージが行われる。
■区間優勝したモラノのコメント
「とても嬉しい。今日のチームの働きに感謝するよ。彼らは素晴らしかった。この勝利はチームのためであり、ボクの家族のためでもある。怪我の後で簡単な一年ではなかったが、今はとても満足している。我々は総合成績で非常に強い選手を揃えているので、彼らの世話をしなければならない。今日チームはボクのために働いてくれた。オリベイラは完璧だったし、ソレルも同様だった。全てがミーティングで計画していたとおりに進んだよ」
■第12ステージ結果
[9月7日/オルベガ~サラゴサ/150.6km]
1. JUAN SEBASTIAN MOLANO (UAE TEAM EMIRATES / COL) 03h 23′ 35”
2. KADEN GROVES (ALPECIN-DECEUNINCK / AUS)
3. BOY VAN POPPEL (INTERMARCHÉ – CIRCUS – WANTY / NED)
4. RUI OLIVEIRA (UAE TEAM EMIRATES / POR)
5. EDWARD THEUNS (LIDL-TREK / BEL)
6. MARIJN VAN DEN BERG (EF EDUCATION – EASYPOST / NED)
7. ALBERTO DAINESE (TEAM DSM-FIRMENICH / ITA)
8. ORLUIS ALBERTO AULAR SANABRIA (CAJA RURAL-SEGUROSRGA / VEN)
9. HUGO PAGE (INTERMARCHÉ – CIRCUS – WANTY / FRA)
10. MILAN MENTEN (LOTTO DSTNY / BEL)
■第12ステージ後の総合成績(ラ・ロハ)
1. SEPP KUSS (JUMBO-VISMA / USA) 42h 51′ 20”
2. MARC SOLER (UAE TEAM EMIRATES / ESP) + 00′ 26”
3. REMCO EVENEPOEL (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) + 01′ 09”
4. PRIMOŽ ROGLIČ (JUMBO-VISMA / SLO) + 01′ 32′
5. LENNY MARTINEZ (GROUPAMA – FDJ / FRA) + 02′ 02”
6. JOAO ALMEIDA (UAE TEAM EMIRATES / POR) + 02′ 16”
7. JONAS VINGEGAARD (JUMBO-VISMA / DEN) + 02′ 22”
8. JUAN AYUSO (UAE TEAM EMIRATES / ESP) + 02′ 25”
9. ENRIC MAS (MOVISTAR TEAM / ESP) + 02′ 50”
10. ALEKSANDR VLASOV (BORA – HANSGROHE / RUS) + 03′ 14”
[各賞]
■ポイント賞 : KADEN GROVES (ALPECIN-DECEUNINCK / AUS)
■山岳賞 : JESUS HERRADA (COFIDIS / ESP)
■新人賞:REMCO EVENEPOEL (SOUDAL QUICK-STEP / BEL)
■チーム成績:JUMBO-VISMA (NED)
■敢闘賞 : JETSE BOL (BURGOS-BH / NED)