栄養面で夏の暑さ対策を サイクリストのための「自転車栄養学」

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自転車協会 自転車栄養学

最高気温が連日30℃を超え、いよいよ夏本番が目の前。熱中症や脱水症といったワードが気になる時期ですが、みなさん体の準備は万全ですか? 自転車スポーツを楽しむための情報サイト、「ENJOY SPORTS BICYCLE」のコラムから、夏に向けて知っておきたい基本的な栄養の知識をご紹介します。

 

高温下における水分補給のコツ

厳しい暑さの中でのサイクリングは、体への負担が増します。暑すぎる日は屋外のライドを控えるという選択肢も大切ですが、さまざまな対策によって暑さによる悪影響や負担を和らげることができる部分もあります。コラム『入門!自転車栄養学』では、サイクリストに役立つ栄養と運動に関する知識を、国内プロロードチームで栄養指導の経験もある管理栄養士・河南こころさんが解説しています。

暑い季節に入る際に気に、まずしておきたいのが「暑熱順化」(しょねつじゅんか)です。私たちの体は熱さにすぐ対応できるわけではなく、気温の高さ(暑さ)にも慣れが必要なのです。「脱水症対策に効果的な『ハイポトニック』ドリンク 水分補給に最適な糖分バランス」の記事では、暑熱順化のポイントと、熱中症を防ぐためのドリンクの種類、飲料摂取のポイントについて解説しています。

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暑さによる悪影響や負担を和らげよう

 

また、夏バテ防止策として近年注目され始めている「アイススラリー」をご存じでしょうか? 液体に非常に小さな氷の粒が混ざったもので、飲食店にあるフローズンドリンクを想像してもらうと良いでしょう。「夏バテ防止に強い味方『アイススラリー』 暑熱環境下での運動継続に有効との実験結果も」では、アイススラリーの効果や作り方、摂取の方法について解説しています。

 

ライド後の「シュワッと一杯」あり?なし?

夏場はビールが進む季節でもあります。サイクリストのみなさんの中にも、ライド後のご褒美としてお酒を楽しみにされている方は少なくないでしょう。ただ近年の研究からは、お酒は少しの摂取でも体へのデメリットしかないという考え方になってきています。「アルコールは『百害あって一利なし』? サイクリスト的お酒の上手な飲み方」の記事では、アルコール摂取でどういった体への害があるのか、そして悪影響を抑えるための飲み方も解説しています。

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ライド後の楽しみがアルコールという人も多いのでは?

 

暑い中での運動では、「脚つり」といった体のトラブルも起こりがちになります。「サイクリストの天敵・脚ツリ対策 原因を知って栄養面から予防策」では、脚がつるメカニズムと、これを予防するための栄養面で気をつける点について解説します。

ほかにもストイックに追い込みがちなアスリート系サイクリストが気をつけてほしいものに「活性酸素」があります。ハードなサイクリングによるさまざまなストレスは、体に悪影響を及ぼす活性酸素を生じがちです。「スポーツで不健康にならないために サイクリストの敵『活性酸素』を美味しく除去する緑黄色野菜」では、活性酸素を除去しやすい食べ物や、おすすめのメニューも紹介しています。

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