理学療法士のTOMIさんが解説 ロードバイクで体が痛む原因と対策

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ロードバイク乗りを悩ませるトラブルの1つに、乗車時に起きる体の痛みがあります。これは単なる乗り過ぎというだけではなく、痛む箇所によってそれぞれ痛くなる原因があります。痛くなりやすい膝まわりを中心に、体のトラブルの事例と原因、そして対策法を解説します。

自転車協会 体の痛み

 

お尻の痛みは荷重バランスを意識して

気温が低くなる冬場は、体の痛みも起きやすくなる時期です。ロードバイクビギナーの体の痛みについて、自転車系YouTuberのtom’s cyclingのTOMIさんが解説するコラム『体の痛み緩和術』が、自転車協会が運営するサイト「ENJOY SPORTS BICYCLE」に全8回で掲載されています。

TOMIさんの本業は理学療法士。ロードバイクにはまり自らも経験したさまざまな体の痛みと、理学療法士としての知識を組み合わせて、痛みが発生する構造的原因と対策法を解説しています。セルフケアのストレッチや、マッサージするポイントも紹介しています。

自転車協会 体の痛み

ロードバイクと体の接点はハンドル、ペダル、サドルの3点。バランスよく荷重することでお尻の痛みを軽減できます

 

ロードバイクのビギナーが最初に向き合う痛みは、まず「お尻の痛み」ではないでしょうか。原因はさまざまですが、ビギナーの場合、サドルに過剰に体重がのったことで生じていることが多いです。「ロードバイク乗車時のお尻の痛みの原因と対策」の記事では、体幹を使ってハンドル、サドル、ペダルの3点にバランスよく加重する乗り方のポイントを解説。ほかにも尿道の痛み対策や、サドル幅問題など、お尻付近の痛みを解決するヒントを網羅しています。

 

膝のどこが痛むかで変わる対処法

ある程度乗れるようになったサイクリストにとって、膝の痛みは身近な体トラブルではないでしょうか。一口に「膝が痛い」といっても、膝の表側か裏側か、外側か内側かといった細かい箇所によって、それぞれ症状の種類や原因は異なってきます。

自転車協会 体の痛み

膝の表側の痛みは、大腿四頭筋の疲労が主な要因に

 

ロードバイク乗車時の膝の表側の痛みの原因と対策」の記事では、その主な原因を大腿四頭筋と使いすぎとしたうえで、対策としてサドル高の調整やお尻の筋肉を使ったペダリング法、大腿四頭筋を伸ばすストレッチ法を紹介しています。また「ロードバイク乗車時の膝裏の痛みの原因と対策」では、サドルが高すぎることが主な原因として、適切な高さの目安や、痛みが出た際に効果的なストレッチやマッサージ法を紹介しています。

ロードバイク乗車時の膝の外側と内側の痛みの原因と対策」では、膝の外側の痛みは腸脛靭帯炎、内側の痛みは鵞足炎が疑われるとして、いずれもペダリングの際の膝の向きがストレスにつながっている可能性を指摘しています。原因や調整すべきポイントは、問題解決のヒントになるでしょう。

自転車協会 体の痛み

膝が伸び切ったペダリングになると膝裏にストレスがかかります

 

まとめ記事の「ロードバイクビギナーが覚えておきたい体の痛み対策のまとめ」では、痛みの原因と対策を3つのポイントに絞り、痛みの出にくいロードバイクの乗り方を解説しています。

 

「ENJOY SPORTS BICYCLE」ウェブサイト