LRMRベンチャーズ、SCホールディングスがキャニオンに出資

Canyon Bicycles GmbH(キャニオン)は、世界的に有名なバスケットボールプレーヤー、ロサンゼルス・レイカーズに所属するレブロン・ジェームズと事業家マーベリック・カーターのファミリーオフィスであるLRMRベンチャーズと、市場をリードするブランドにフォーカスした米国の非公開投資会社SCホールディングスによって、戦略的資本投資を受けることを発表した。

この新しい投資家は自転車愛好家であり、キャニオンブランドのファンでもあることから、既存株主である投資会社グループ・ブリュッセル・ランバート(GBL)や創業者のローマン・アーノルドらと共に、キャニオンの意欲的な米国成長計画を支援することになる。

キャニオンの米国成長計画

キャニオンの創業者ローマン・アーノルド氏のコメント:
「私たちは必ずしも積極的に新しい投資家を探していたわけではありませんが、LRMRとSCチームは、世界で最も刺激的で革新的な自転車会社を作るという私たちの使命をすぐに理解してくれました。情熱を燃やす彼らは、私たちチームの重要なメンバーになることでしょう。」

キャニオンはLRMRおよびSCと協力し、米国およびeバイクのカテゴリーにおけるエンゲージメントを高め、グローバルなブランド認知度を向上させ、最高のオンラインショッピング体験を提供していく。

マーベリック・カーター氏のコメント:
「熱心なサイクリストとして、またストーリーテラーとして、キャニオンとの提携に興奮しています。製品の品質、キャニオンのブランド力、そしてユニークな流通モデルは、私たちが参加したいと思う魅力的な機会をたくさん生み出しています。」

 

キャニオンは、健康と福祉、持続可能なモビリティ、オンライン販売など、多くの社会的追い風が吹く分野の交差する位置でビジネスを展開している。また、自転車業界におけるイノベーション、テクノロジー、パフォーマンスのリーダーとして、国際的な足跡と軌道を拡大し続けている。キャニオンは、競技用およびレクリエーション用のロード、グラベル、マウンテン、アーバンサイクリングの全分野でカテゴリーリーダーを務めると同時に、サービス提供の拡大や、eバイク、アーバンバイク、コネクティビティの分野でのさらなる開発を通じて、新たな成長分野に注力していく。

SCホールディングスの創設者兼マネージング・パートナー、ジェイソン・スタイン氏のコメント:
「キャニオンは20年以上にわたり、サイクリング界のリーダーであり、消費者直結型eコマースのパイオニアでもあります。ツールで活躍するプロから、世界中のストリートやトレイルを走る一般のライダーまで、キャニオンがスポーツや文化に与える影響は、あらゆるところで見られます。我々は、キャニオン、GBL、LRMRと提携できることを光栄に思うとともに、米国における成長機会の獲得に貢献できることに興奮しています。」

 

マテュー・ファンデルプール、ヤン・フロデノ、ファビオ・ウィブマーといったスーパースターやプロチームと協力し、キャニオンはスポーツの最高峰に向けた最先端のパフォーマンステクノロジーを開発し、その成果を一般消費者向けのバイクに統合している。また、グラスルーツアスリートを支援し、新しいライディングコミュニティの活性化にも力を注いでいる。

これと並行してキャニオンは、YouTubeのチーフ・ビジネス・オフィサーであるロバート・キンクルを取締役に任命し、デジタル機能をさらに強化する。

ベアードはこの取引において、ファイナンシャル・アドバイザーを務めた。

キャニオンの米国成長計画

 

・LRMRベンチャーズについて
アメリカ・オハイオ州アクロンに拠点を置くLRMRベンチャーズは、レブロン・ジェームズとマーベリック・カーターのファミリーオフィスであり、グローバルプロジェクト、パートナーシップ、投資、その他のビジネスベンチャーなど、拡大する彼らのポートフォリオを管理しています。2006年に設立されたLRMRは、ブランディング、マーケティング、コミュニケーションから、人事、財務、その他のバックエンドサービスに至るまで、ビジネスのあらゆる局面をサポートします。

 

・SCホールディングスについて
SCホールディングスは、プライベート・エクイティ及び戦略的アドバイザリー・ファームとして、グローバルに事業構築や取引実行の経験を有しています。起業家が率いるSCは、オペレーター主導のアプローチでパートナーシップを構築し、投資先企業に真の価値を提供することに誇りをもっています。

問い合わせ先

キャニオン バイシクルズ ジャパン
https://www.canyon.com/ja-jp/