ワフーがRGT Cyclingの買収を発表/Wahoo Xサブスクリプションサービス開始

コネクテッドフィットネスデバイスのマーケットリーダーであるWahoo(ワフー)は2022年4月27日、RGT Cyclingの買収を発表した。これにより、次世代のバーチャルサイクリングプラットフォーム「Wahoo RGT」の提供を開始する。

また、アスリートがWahoo SYSTMとWahoo RGTの両方のプラットフォームをより簡単に、より費用対効果高く利用できるよう、新しいプレミアムサブスクリプションサービス「Wahoo X」を発表した。

Wahoo Fitnessからの発表は以下のとおり。

Wahoo Xサブスクリプションサービス

 

Wahooは、RGT Cyclingの買収、およびWahoo X サブスクリプションサービスの開始により、エンデュランスアスリート向けのコネクテッドフィットネス分野でのリーダーシップを発揮します

新しいWahoo Xサービスにより、アスリートはWahoo SYSTMとWahoo RGTの両方のすべてのトレーニングコンテンツに、便利な1回のログインと契約によってアクセスできるようになりました。

Wahooは長年にわたり、コネクテッドフィットネスハードウェアの革新とリーダーシップの代名詞となっています。

本日発表したバーチャルサイクリングプラットフォームRGTCycling(現Wahoo RGT)の買収により、Wahooはトレーニングソフトウェアのポートフォリオを追加し、統合スマートトレーニングソリューションの包括的エコシステムをさらに強化し、エンデュランスアスリートにトレーニング、ライド、コミュニティとの連携方法について比類ない選択肢を提供します。

Wahoo RGT」は次世代のバーチャルサイクリングで、サイクリストが一人でも大勢とでも、非常に精細なバーチャルロードを走行、レース、探索することを可能にします。高度な物理エンジンを搭載したWahoo RGTは、リアルなドラフティング、コーナリング、ブレーキングを提供し、ビデオゲームというより、没入型のサイクリングシミュレーターのようなものになっています。

アスリートは、サイクリングにおいて最も象徴的なルートやレースコース(しかも本物の風景や応援するファンも付き)をライブラリから選ぶか、革新的なマジックロードという機能を使用して、世界中のあらゆるルートから自分のGPXファイルをアップロードして、RGTに正確な仮想バージョンを作らせることができます。

RGTは、強力なソーシャルコンポーネントとバーチャルイベントカレンダーも備えています。利用者は、グループライドやレースなどのバーチャルイベントを作成、カスタマイズ、スケジュール設定し、世界中のアスリートを招待することが可能です。ユーザーは、RGTコミュニティ、RGTのブランドパートナーによって作成された公開イベントに参加することができます。

Wahooがインドアトレーニングソフトウェアの分野に進出するのは、これが初めてではありません。2019年、同社はSufferfestを買収し、昨年、Wahoo SYSTMにリブランドしました。これはサイクリストとトライアスリートのための包括的なトレーニングプラットフォームで、没入型のビデオベースのコンテンツと対になったパーソナライズワークアウト、さらにヨガ、筋力、メンタルトレーニングなどを提供し、サイクリングとマルチスポーツのためのカスタマイズ可能なトレーニングプランに統合されています。

アスリートが両方のプラットフォームをより簡単に、より費用対効果高く利用できるように、Wahooは本日、「Wahoo X」も発表しました。この新しいプレミアムサブスクリプションサービスは、Wahoo SYSTMとWahoo RGTのすべての機能とコンテンツに、1つのサブスクリプション、アカウント、ログインで完全にアクセスできるようにするものです。

Wahooは、新しいWahoo X バンドル版を従来の単体SYSTM版と同じ価格で提供しており、構造化トレーニングとバーチャルサイクリングの両方のメリットを実感したいアスリートにとって市場をリードするオプションとなっています。新しいシングルサインオンWahooアカウントは、ELEMNTコンパニオンアプリ、Wahoo Fitnessアプリ、wahoofitness.comなどの他のWahoo製品およびWahooのサービスでも使用できます。

 

WahooのCEO、マイク・サトゥルニア氏のコメント:
「RGT Cyclingの買収と新しいWahoo X サブスクリプションサービスの開始により、アスリートはより多くのオプション、より多くの利便性、そしてWahoo製品群全体で機能する1つのアカウントでトレーニング方法をコントロールすることができます。当社は、ハードウェアおよびソフトウェアソリューションのWahooエコシステムをシームレスに統合した、これまでにない価値と最高クラスの体験を提供し、屋内または屋外に関わらずアスリートがトレーニングから最大限の力を引き出すことができるようにしました。また、Wahooエコシステムを通じてそのメリットを最大限に発揮する一方で、包括的なトレーニングとバーチャルサイクリングソフトウェアの幅広い製品群を、業界の主要企業や標準に対してオープンかつ互換性のある状態に保つことに全力を注いでいます。アスリートの選択と自由は、これからもWahooのすべての活動の中心であり続けます。」

 

■Wahoo SYSTMとWahoo RGTは、いずれもiOS、Android、macOS、Windows で利用可能。既存のSYSTMとRGTの契約者は、追加料金なしでWahoo Xに移行される。

■14日間の無料トライアルが用意されており、新規ユーザーは両アプリのコンテンツと機能一式を体験できる。

■Wahoo Xの価格は月額14.99米ドルまたは年額129米ドル。Apple App StoreやGoogle Playでは現在、年額オプションは提供していない。

Wahoo XとWahoo RGTに関する詳しい情報はこちら
https://jp.wahoofitness.com/wahoo-x-subscription

 

【動画】Wahoo X – Train Without Limits