もっとZwiftを楽しむためのすべて

目次

Presented by Zwift

Zwift(ズイフト)の最速店長が、人気ユーチューバーにズイフトをもっと楽しむためのノウハウを伝授! これから始める人も、既に楽しんでいるという人も必見だ。

 

ユーチューバー
yumi yummy(ゆみやみ)さん

ゆみやみさん

チャンネル登録者数1万人超の中京エリア在住ユーチューバー。ダイエット目的で1年半前にロードバイクに乗り始め、サイクリングコースやおいしいグルメの紹介も行う。
yumi yummy channel / ゆみやみちゃんねる

サイクルワークスFin’s(フィンズ)
遠藤健太店長

遠藤健太店長

サイスポ主催「アミノバイタル全日本最速店長選手権 in Zwift」第1回の50歳未満男性カテゴリー覇者である、新潟県の名物ショップ店長。自身もYoutubeの「STAFF KNTの自転車塾!!」でズイフトについてなどを積極的に発信する。

遠藤健太店長

新潟県長岡市左近 2-53
TEL/0258-33-8823
営業時間/11:00~19:30(平日)、11:00~19:00(土、日、祝)
定休日/第2・第4火曜、水曜

Zwiftとは?

米国発のバーチャルサイクリングサービス(アプリ)であり、ファンライドからトレーニング、レースまで仮想空間を自転車で体験できる。

ズイフトロゴ

 

インドアサイクリングサービスのズイフトは、寒い冬も暖かい家で快適にバーチャルサイクリングを楽しめるだけでなく、アスリートにとっては効率の良いトレーニングやレースを行えることもあり、ますます人気が広がっている。

「私も先の冬にインドアトレーナーを購入してズイフトを取り入れていますが、まだどうやって活用したらいいのか分からなくて……」

と話すのは、人気ユーチューバーのゆみやみさん。半年前に新しいデローザのロードバイクを手に入れたこともあり、ますますライドをエンジョイするために、次のオンシーズンを前にしてもっと実力を伸ばしたいところ。

「そういった時には、ズイフトはうってつけのツールなんです!」

そう話してくれるのが、サイクルワークスFin’s(フィンズ)の遠藤健太店長。本誌が主催した「アミノバイタル全日本最速店長選手権inZwift」で見事第1回の優勝を飾った遠藤店長は、雪国に店舗を構えることもあり、ズイフトはもはや欠かすことのできない存在だ。今回はそんな“ズイフト最速店長”がズイフトをもっと楽しむ方法をゆみやみさんに直伝する!

 

遠藤店長オススメ!  ズイフトを始めるには何が必要?

ここでは日々ズイフトを楽しんでいる遠藤店長が実際に使っている機材をもとに、オススメを紹介!

遠藤健太店長

Item 01 スマートトレーナー

「よりリアルな走行感を得るにはスマートトレーナーがマストです。パワーメーターやケイデンスセンサーが不要となるため、そのままデバイスと接続するだけで走り出すことができます。私が使っているのはサリスのH3。各社のトレーナーを使いましたが、剛性やフライホイールの重量がスプリンターの脚質に合っていました。初心者にはまずワフー・キッカー(下)が間違いのない選択肢でしょう」(遠藤店長)

キッカー

Item 02 ズイフトをプレイするデバイス

アプリケーションであるズイフトはPCからだけでなく、スマホやダブレットからでも体験できる。対応デバイスはズイフトHPをチェックしよう。ゆみやみさんの場合は、スマホ画面をテレビに映してミニマムに、遠藤さんはMacBookと共に後述のコンパニオンアプリを手元のスマホに接続してプレイしている。

ズイフトをプレイするデバイス

Item 03 心拍センサー

ズイフトのプレイに必須ではないものの、レースやトレーニングをより効率良く行うには心拍センサーが必要。一般的なチェストバンドタイプの他に、スマートウォッチからも接続可能。遠藤さんは「アームバンドタイプを、二の腕の上部かつセンサー面を内側にして使用しています。ここならセンシングのギャップも生じにくく、脱着も容易なのでいいですよ。もちろん女性にもお薦めですね」

心拍センサー

Item 04 どんなウェアがオススメ?

「配信ではしっかりとジャージを着ることも多いですが(笑)、普段は下はレーサーパンツに、アンダーシャツとアームカバーを付けています。アームカバーは冷感素材の夏用(紫外線対策用)のもので、プレイ中に扇風機をつけていますが、その風が当たって涼しくなるのですごく気に入っています。また、これは自転車屋目線ですが、やはり汗でバイクや各パーツが傷むので、手の汗を伝えないためにグローブも着用していますね」(遠藤店長)

アームカバー

ゆみやみさん

 

コンパニオンアプリを活用して仲間とつながろう!

ズイフトコンパニオン

「1人でズイフトをプレイしていると、どうしても飽きてしまうんです……」と話すゆみやみさん。「それならコンパニオンアプリを使ってみてください!」と遠藤店長が話す。〈ズイフトコンパニオン〉はズイフトサービスと連動し、別デバイスの画面操作を手元のデバイスから行えるほか、トレーニングメニューの管理や仲間とのチャットなども行えるアプリのこと。これを活用すれば、ズイフトのバーチャルの世界での仲間作りがより便利になるのだ。「グループライドに参加してみると、特に面白くなると思います。コンパニオンアプリで自分のタイミングに合う興味あるイベントに出走してみてください。一つのパックで走行しながらおしゃべりをしたり、またはグループライドでペースが上がっても『助けに入ります!』とアシストしてくれる人が出てきたり、フォロー・フォロワーがそうやって増えていくと、仲間とグループライドを企画することも出てきます。リアル世界のサイクリングと同じように、仲間とのライドは楽しみが続くものです。私はハンドル前にスマホを取り付け、別の音声チャットアプリも使いながら、レースでチーム戦略を行ったりアタックの合図をかけたりということもしていますね」(遠藤店長)

ズイフト画面

ゆみやみさん
遠藤健太店長

コミュニティに参加することでリアルも広がっていく

ズイフト画面

日本国内には有名なコミュニティがあり、そこに加わると仲間作りがより広がっていく。「JETT」のイベントは遠藤店長をはじめとした強豪レーサーも参加。「リアルな世界の実業団レース会場で、いつも一緒にズイフトで走っている人たちと再会して仲良くなるといったオフ会的な感覚になるくらいです。とはいえJETTのグループライドでは比較的パワーを出さなくていいものも多く、その日の気分やメニューによって仲間と共に走っていますね。日本各地の有名レーサーと一緒に走ることができるようになり、自転車の世界の幅が広がったように思います」(遠藤店長)

JETTのフェイスブックページ

国内有名Zwiftコミュニティはココだ!

JETT(フェイスブック)
ZWC(ストラバ)
EMU(ツイッター)

 

この冬にレベルアップ! 「ヒルクライム」に効くオススメトレーニングプラン

イベントライドと同じようにして、レースやトレーニングライドを行えることもズイフトの人気の理由。そこでここではゆみやみさんの「次のシーズンはヒルクライムをもっと速く楽にできるようになりたい!」という目標に合わせたズイフトのトレーニングメニューをピックアップだ。

ゆみやみさん

パワーゾーンとは?

自身のFTP値(1時間平均して維持できるワット数・パワーの最高値)に基づくトレーニングの目安強度が6つのゾーン(%)に分かれたもの。ズイフト内ではこれを目安にトレーニングを行っていく。

Training 01 有酸素領域向上

SST(スイートスポットトレーニング)を〈Short〉、〈Med〉、〈Long〉と3つの長さに分けて行う。平日は短め、休日はちょっと長めのSSTを行い、有酸素領域を向上させるだけでなく「長時間サドルの上で過ごす」ことに慣れていく。

SST

Training 02 ヒルクライム力強化

ザ・王道のFTP走(90~104%のゾーン)と、VO2Max(110%)での5分インターバル走を組み合わせる。いずれもシンプルかつタフながら、ヒルクライムという一定時間負荷がかかり続ける内容には「効果はばつぐん」だ。

ヒルクライム力強化

Training 03 “Workout of the week”

週替りのワークアウトを提案してくれるズイフトならではのメニュー。どんなワークアウトも慣れてくれば効果が少なくなってくるので、たまには違った刺激を入れて新鮮な気持ちでワークアウトをするのも、継続には重要だ。元プロ選手や世界的コーチが用意するスペシャルメニューや、ズイフトのぼう大なワークアウトメニューのなかからその週の特別メニューが選ばれるので、新鮮な感覚でトレーニングをこなすことができる。

ズイフトのワークアウト

Training 04 “Build Me Up”

各ゾーンをまんべんなくトレーニングして伸ばすための10~12週間をかける長期プランもズイフト上には用意される。一般的には長期トレーニングとなると自身で計画し、ワークアウトメニューをその都度選択して……というハードルがあるものだが、この「Build Me Up」プランを選択すれば、ズイフトがその長期タームのなかで最適なワークアウトを選択してくれるので、気軽に自身に合った長期的な練習メニューをこなしていくことができる。ユーザーはこのプランをセレクトするだけでOKだ。次のシーズンの目標に向け、ズイフトと一緒に挑んでみよう。

ズイフトのトレーニング画面

トレーニングの「プラン」から「Build Me Up」を選択

ズイフトのビルドミーアップ

サマリーから現在の自身の状況を確認

ズイフトのビルドミーアップ

その日のワークアウトが提案される

 

まずはペーサーを活用するのも手

「ズイフトのコースを一定ペースで走り続けているライダーがいるのですが、それが〈ぺースパートナー〉です。常に一定のパワーで走り続けるので、ベースアップやリカバリーによく活用できお薦めですよ」(遠藤店長)

ズイフトのペースパートナー

遠藤店長とゆみやみさん