車道を走る際に覚えておきたいテクニック 安全快適にサイクリングを楽しむコツとは
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「自転車が走る場所は車道が原則」という考え方は昨今だいぶ浸透してきましたが、実際に車道を走ろうとしても交通量の多い道路では躊躇してしまうかもしれません。車道をうまく走るコツを知って、事故を防ぎつつ、安全・安心なサイクリングを楽しみましょう。
アイコンタクトと後方確認のテクニック
自転車協会スペシャルサイト「ENJOY SPORTS BICYCLE」では、スポーツ用自転車を楽しむために役立つ、さまざまな情報を毎週更新中です。ハウツーコラムも充実しており、『スポーツ用自転車の乗り方、走り方』では、数回にわたって道路における“走り方”のテクニックを解説しています。
道路を安全に走るうえで重要なのは、クルマとの関係性です。しっかりクルマのドライバーとアイコンタクトを取ることで、事故のリスクを減らすことができます。「アイコンタクトと後方確認について」の記事では、アイコンタクトの重要性とともに、実際のアイコンタクトの方法も解説しています。
また、車道を走る際に身に付けておきたい具体的なテクニックとして、後方確認動作の技術があります。バックミラーを付けるという手段はありますが、実のところ乗車姿勢の変化が大きいスポーツバイクにバックミラーを付けても、期待するほどには役に立ちません。直接後方を振り返って視認するのが確実なのですが、この時に走行ラインが曲がってしまいやすく、フラついて危険な場合があります。記事の後半では、走行ラインを保ちながら後方確認をするテクニックを、具体的に解説します。
路駐車両回避のテクニック
自転車で車道を走る際のハードルの一つに、路駐車両の出現があるのではないでしょうか。せっかく道路端がそこそこ広くても、もし路駐車両がいれば、クルマがビュンビュン流れている中に入って避けなければなりません。怖くてうまく避けられず、車列が途切れるまで何十秒も止まることになったりすることもあるかも知れません。
そこで役立つのが「路駐車両の回避について」の記事。路駐車両を上手に避けるテクニックを、細かく分解して解説しています。
詳細は記事を読んでいただくとして、概要としては「止まらず前に進みながら避ける」「早めに避けるための動作を始める」「いきなり全部避けず、二段階で避ける」といった内容です。クルマの流れに入っていくことは、ある程度のリスクを生じる行為ですが、適切な手順を踏んで行うことで、リスクと恐怖心を減らすことができます。もちろん、上に書いた後方確認動作といった技術を身に付けておくことも前提になります。
死角を見つけて距離を取るテクニック
道路を走るうえで気を付けたいのが「出合い頭衝突」です。交通事故の約4分の1を占めており、感覚的に追突事故は少なそうな自転車においては、最も気を付けるべき事故かも知れません。
出会い頭衝突は、相手が見えた時にはもうぶつかっていた、あるいはもう避けられない位置関係だった、というものです。これは互いに死角(見えない範囲)にいたまま接近してしまったことを意味しています。
道路上には大小の死角が常に存在しています。これは避けられません。重要なのは、死角があっても事故につなげないことです。こうした“死角との付き合い方”を、「死角について 死角を恐れよう」の記事で解説しています。死角を察知する方法や、死角の向こう側を見る方法、さらには相手からの死角に入らない方法など、死角に関する走り方のテクニックを具体的に紹介しています。
こうしたテクニックを身に付ければで、車道を走るリスクと恐怖心を減らし、サイクリングがより安全で快適になるはずです。
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