【ベスビー】注目のグラベルバイク&アイテムピックアップ

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走れるフィールドが広いのがグラベルロードバイクの特徴。「グラベル」とは英語で砂利という意味で、グラベルロードバイクは未舗装路を走るロードバイクということになるが、オフロードで乗らなくても楽しめて、ロードバイクで引き返していたような河川敷のダートの先や、今まで行けなかったフィールドに行けるようになる。そんなグラベルロードバイクの中からベスビーのeバイク「JG1」をピックアップしよう。

JG1

JG1
価格/36万9600円

SPEC.
フレーム/アルミ
フォーク/カーボン
サイズ/S、M
カラー/オリーブドラブ
重量/15.8kg(サイズS)

リヤハブモーター採用の利点を最大限に生かす

eバイク専業ブランドのベスビーが放つグラベルバイク、それがJG1だ。流麗なカーブを描くフレームはアルミ製で、多くのeバイクがそうであるようにバッテリーをダウンチューブに内蔵。さらにトレンドのドロップドシートステーも採用する。

JG1のバッテリー

252Wh、1.45kgのバッテリーをダウンチューブに内蔵。スペアバッテリーは3万9600円で、これをトップチューブに吊り下げる専用バッグ(3630円)も用意

JG1のフレームバッグ

上記のオプションのスペアバッテリー専用のフレームバッグ。街乗りの時は外してバイクを軽量に、ツーリングでは大容量の余裕の走りで、是非とも購入しておきたい

特徴的なのは、BB付近にモーターを置くセントラルモーターではなく、リヤハブモーターを選択しているということ。一般的なスポーツサイクル並みにQファクターを狭くできること、また見た目にもスマートなのが長所であり、eバイク専業ブランドならではの賢明な判断が見て取れよう。

JG1のモーター

DC36Vのブラシレスハブモーターを採用。チェーンステー付近にコネクターがあるので、リヤホイールの脱着は容易だ。コンポはシマノ・GRXをメインに構成

ハンドルから手を離さずにアシストモードが切り替えられるよう、STIレバーの下にHMIスイッチを設けたり、国内初のフルカラー液晶ディスプレイやスマホとの連携機能を採用するなど、見どころ盛りだくさんなJG1。積載性や利便性を高める純正アクセサリーが豊富なのも見逃せない。

JG1のスイッチ

STIレバーのすぐ下、操作しやすい場所にアシストモードを切り替えるためのHMIスイッチを設置。モードはパワー/スマート/エコ/オフの4種類となっている

JG1のアクセサリー

試乗車は前後のフェンダー(各3960円)やリヤキャリヤ(6380円)、キックスタンド(2860円)などを装着。リヤキャリヤは耐荷重18kgなので実用性は高い

IMPRESSION:適切な電動アシストと自然なハンドリングで行動半径が一気に拡大

カーボン製のフォークとシートポスト、そしてTLR対応ホイールを採用するJG1。前後フェンダーやリヤキャリヤ、キックスタンドを装着した試乗車はそれなりに重く感じるものの、走り出してしまえば電動アシストのおかげでその印象が霧散する。優に15%を超えそうなダートの上り坂も、上から2番目のスマートモードで楽々とパスでき、乗り手はバランスを取ることだけに集中できる。ギャップ通過時の抜重や急な下り坂などで重さが顔をのぞかせるが、気になったのはせいぜいその程度。積載量が増えるほど電動アシストのありがたさを痛感するはずだ。

グラベルで扱いやすいフレアハンドルやセライタリアのサドルなど、充実した装備にも注目。行動半径を拡げてくれるeバイクだ。

JG1に乗る大屋さん

RIDER:大屋雄一

モータースポーツにも造詣が深いフリーライター。MTBやグラベルライドもたしなみ、次回SDA王滝のグラベル部門出走も計画している。

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