ブリヂストングループが「2020年度グッドデザイン賞」を2商品で受賞
ブリヂストンおよびグループ会社であるブリヂストンサイクルは、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2020年度グッドデザイン賞(※1)」を、アスリート向け「義足ソール」と電動クロスバイク「TB1e(ティービーワン e)」の2商品で受賞した。
同社グループは、「2050年にもサステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持 続的に提供している会社へ」というビジョンを掲げている。その実現に向けて、技術・ビジネスモデル・デ ザインにおける イノベーションを通じて新たな価値を創造し、課題解決に向けたソリューションビジネスを展開している。
今後もデザインが果たす役割を拡大、更なるイノベーションを実現していくことで、社会価値・顧客価値の創造に取り組んでいく。
2020年度グッドデザイン賞 受賞商品
■アスリート向け「義足ソール」
アスリート向け義足ソール(※2)は、 パラトライアスロンの選手用として、どんな路面でも安心して走れるラン用義足ソール。タイヤ開発で培った技術を基に、濡れた路面や石畳等どんな路面でも転倒の不安なく全力で走ることが可能なグリップ性能と、練習~試合へと長く使える耐摩耗性能を兼ね備えたゴムソールを実現している。
<評価者によるコメント>
パラトライアスロンは非常に過酷な競技で、たった一度の転倒によるケガでシーズンを棒に振ることや、生命が脅かされる最悪のケースもあるという恒久的な課題に対して向き合った製品。様々な分野で積み上げてきた同社の素材開発力と設計技術が、競技者の安全性に大きく寄与したことで心理的な不安を解消し、多くの記録更新に貢献したという点が高く評価された。また、この製品が持つ先進技術が、一般社会で活躍する障害者の方達の生活を支えていく発展 性を帯びている点も含め、その存在意義に対する大きな期待、可能性も評価した。
■電動クロスバイク「TB1e(ティービーワン e)」
「TB1e」は、クロスバイクが持つ走りの楽しさと、同社独自の走りながら自動充電機能(※3)などを搭載し、日常での実用性を兼ね備えた電動クロスバイク。
通常のスポーツ自転車では標準装備されることの少ない鍵やドロヨケ、スタンドといったパーツも標準装備し、日常の実用性を確保しながらもスポーティなスタイルや、V型ブレーキ・外装変速機を搭載しクロスバイクが持つ走りの楽しさも兼ね備えた、より快適な通勤スタイルを提案する商品。
<評価者によるコメント>
コロナ禍で通勤・通学・買物での自転車利用が大きく見直されているなか、実用性とスタイルを両立させたこの電動アシストクロスバイクは、時代の最先端を今後担うであろう。前輪駆動のモーターによる回生ブレーキで航続距離は130kmにも延び、充電の手間は大きく減った。泥除け、チェーンケース、サークルロック、 LEDライトなど普段使いに便利な機能が満載されてはいるが、ママチャリには見えないスポーティなスタイルを実現した。
※1 グッドデザイン賞について http://www.g-mark.org/
※2 詳しくは2018年4月18日のニュースリリースを参照ください。 https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2018041801.html
※3 走りながら自動充電とは、主に平地を走行中にペダルを漕がないと自動で発電し充電する機能です。詳しくは2018年7月19日のニュースリリースを参照ください。 https://www.bscycle.co.jp/news/release/2018/5827