“クルマ好き”編集長がフルCHECK キックスにスポーツバイクを積んでみた!

Presented by ミズタニ自転車

日常の買い物からレジャー、旅行までマルチで使えるキックス。そんなキックスに、自転車専門誌の編集長が、オン・オフ問わずのサイクリングを楽しめるマルチスポーツバイク、グラベルロードを積んでみた!

キックス

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中島丈博
なかじま・たけひろ:『サイクルスポーツ』&ウェブサイト『サイクルスポーツ.jp』編集長。仕事でもプライベートでもスポーツバイクを乗りまわす毎日を送る。以前はMT車のプジョー106を所有していたクルマ好きでもある。

私が編集長を務める『サイクルスポーツ』で紹介している“スポーツバイク”という代物は、いわゆるママチャリと比べ、軽くて、速くて、そして高価だ。

それだけスペシャルなスポーツバイクは、もはやチャリンコではなく“相棒”。移動手段としての道具を超えた存在なのだ。そんな相棒を趣味として手に入れると、最初は家の近所を走り、しばらくすると近所を走り尽くしてしまい、もっと別の道、いろいろなフィールドを走りたいという欲望が自身にふつふつと湧き起こってくる。とはいえ、そういうフィールドまで自転車で往復するにはちと遠い。自分の力で走っていくには、距離の限界が出てくる。じゃあと、クルマに積み込んで遠出をするという選択肢を提案したい。

スポーツバイクの前後の車輪は、固定しているシャフトを抜けば簡単に着脱できる。コンパクトSUVでも無理せず室内に搭載できるのだ。今回撮影で使っているのはリドレーの最新型グラベルバイク「カンゾー」の2台。キックスは室内高に余裕があるので、リヤシートを倒すだけで、1台ならラクに積み込むことができる。ふらっと1人でサイクリングに出かけるには十分だ。さらにもう1台、計2台積み込むこともできるので、同じ趣味の友人の自転車も積み込んで2人で出かけるというスタイルも実現可能。まさにスポーツユーティリティだ。クルマでスポーツするのではなく、クルマでスポーツをしに行く。そんなSUVの使い方ってありだと思う。

キックス

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室内高がしっかりと取られているので、自転車を立てて積載できる。また、リヤバンパーの位置が低めなのも積み下ろしを助けてくれる。今回は自転車の隙間に荷物を積み込んで2台を固定した

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リヤゲートの大きな開口部は、自転車のみならず、荷物の出し入れに気を使わなくてすむ。深さも十分だ

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荷室にあるフックはバッグの持ち手を引っ掛けたり、自転車用の小さい工具を入れた袋を掛けてもいい

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キックスに搭載されている「スマートモード」がラク! アクセルペダル操作だけで加減速ができ、サイクリング後の疲れた脚に優しい

自転車競技が国技のベルギーで生まれたスポーツバイクブランド

石畳(パヴェ)と悪路、さらに悪天候によって世界でも有数の過酷な自転車レースの環境として知られるベルギー。そんな自転車競技を国技とするベルギーで生まれたのが、スポーツバイクブランドのRIDLEY(リドレー)だ。どんな厳しいシチュエーションでも耐えうる耐久性と剛性を備えながら、高い走行性能を発揮するリドレーのバイクたちは、まさに自転車版SUVと言えるかもしれない。

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突然だが、日本の国技はご存じのとおり大相撲である。では、他国の国技についてはご存じだろうか。2019年、日本中を大きな熱狂に包んだラグビーは南アフリカの国技だし、カナダの国技はアイスホッケーとラクロスだ。そして、自転車競技を国技とする国がある。それがベルギーだ。日本ではチョコレートやビールによってイメージされるヨーロッパの小国は、自転車の世界では数多くの強豪選手を輩出し続けている。

そんな自転車大国を代表する自転車ブランドがリドレーだ。創業は1997年ながら、世界各国にスポーツバイクを輸出している。

リドレーを鍛えたのは、ベルギー特有の石畳が続く厳しい路面。そこを走り抜けることができるロードバイクを開発している。そして、ベルギーでは高い人気を誇るシクロクロス競技も大きな要素。そこに必要な走破性と、快適性を研究。冬期にぬかるんだオフロードにコースを造成して行うシクロクロスは、オフロードでのスピードと操作性を両立したジオメトリーが求められる。

さらに、自社風洞実験施設を所有している、数少ない自転車メーカーだ。とにかく速くて快適な自転車を作るということに対してチャレンジを止めない勢いのあるブランド。それがリドレーなのである。

今回取材で使用したリドレーカンゾーシリーズは、スポーツバイクのジャンルで人気を拡大している「グラベルバイク」だ。文字どおりグラベル=砂利道を駆け抜けるための設計を取り入れたバイクのことで、ロードバイクのようなハンドルと、不整地も走行できるブロックタイヤを装備しているのが特徴。ロードバイクの速さとシクロクロス用バイクのような不整地での走破性を合わせ持っている、自転車版SUVなのだ。カンゾーにはいくつかのグレードが用意されている。そのなかから2つをご紹介する。

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左手前がリドレー・カンゾースピード、右奥がリドレー・カンゾーA

カンゾースピード

完成車価格:38万5000円
※ペダルは含まず

フルカーボン製メインフレームに、組み合わせられるコンポーネントはシマノ・GRX600。世界一の自転車パーツメーカーのシマノが、19年に発表したグラベルバイク用のコンポーネントだ。

カンゾーA

完成車価格:23万1000円
※ペダルは含まず

フレーム素材をアルミ合金とすることで価格を抑えた。オプションで、荷物を搭載するためのキャリヤを装着することも可能。グラベルロードはもちろん、長距離自転車旅も守備範囲だ。

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問・ミズタニ自転車