平本雅典さん写真展「日本全国すばらしきーサイクリングの写真展」レポート
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横浜・瀬谷駅至近のあじさいプラザにて2026年4月3日(金)〜6日(月)、サイクリング評論家・平本雅典さんの写真展「日本全国すばらしきーサイクリングの写真展」が開催された。

会場で設営中の平本さん

会場入口
サイクリングで表現者になりたい
サイクリングを愛する平本雅典さんは公務員として定年まで働き、「65歳で完全に自由を得た」と言う。
現役時代、パソコン通信が普及した1980年代にネットを通じて仲間を集めて“自転車百哩(マイル)走大王”というクラブ組織を平本さんは組織化した。
北海道から沖縄まで顔を知らない100人以上のクラブ員が集まった。8時間で160kmを走破する流行りはじめのロングライド大会をこぞって走り、クラブ員同士は大会で「はじめまして」とご挨拶。
クラブ員が集まるのは年1回の総会と夏合宿など。独自審査で各地の大会を番付し、クラブ員が走破したイベント完走数をランキング制度により“大王”、“帝王”などのヒエラルキーで讃えて遊んだ。シャレっ気たっぷり、時間とお金に余裕があるオトナのクラブを創造した。



故・忌野清志郎さんの遺品とオーダーシートも展示された
百哩走大王のオトナたちは、自分らの遊びを普及するボランティア活動にいそしんだ。自費でサイクルショーにブース出展し、パンク修理のレクチャーから輪行教室など、誰もがロングライドを不安なくできるように指南。だが、そうした自転車界へのご奉公は、21世紀のネット社会で色褪せた。パンク修理も輪行ノウハウもYouTubeで事足りるからだ。「自分の役目は終わった」と感じて平本さんらはボランティアをフェードアウト。
すでに平本さんはシルバー世代。時間に余裕ができて、観劇、コンサートなど好きなイベントにお出かけ三昧の日々。ところが、「最近は拍手するだけだよな。自分も拍手される側にまわりたい」と感じた。そして火がついた! 自分にはコンデジとスマホでサイクリング中に撮り貯めた5万カットのデジタル画像があるじゃないか!

17の展示パネル中、いちばんのお気に入り風景が陣馬形山で撮影した中央アルプス


最近の愛車はe-BIKE。汗をかかずに峠に上がれて汗冷しない。ディスクの強力制動で下りも安心
感動を17のパネルで表現
というわけで平本さんが開催したのが【日本全国すばらしきーサイクリングの写真展】。海・山・空・暮らし・風土。サイクリングで日本全国を走って撮り貯めた写真はあれど、披露している写真の大半は定年後のもの。
「定年後の今だから、いい天気の写真が撮れるんです。天気予報にあわせて出かけられる。自転車もe-BIKEだから楽ちんだしね」と平本さんがニヤッと笑う。
サイクリング人生でベストカットは、「信州・伊那の陣場形山で撮影した中央アルプス」。お気に入りのコースは、「春に名古屋城から兼六園に走るルートだと、道中の景色が季節を遡るので素晴らしい」と教えてくれた。

北海道では雪景色を満喫




太平洋岸自転車道を全線くまなく走破


好天を選んでサイクリングに出かけるのが当たり前になった

ハンドルにコンデジを装備。ハンドル目線のアングル、これぞサイクリング写真

愛用品も展示。これは自宅の一部を改装して運営する “横浜サイクリング基地”のクラブウエア
日本全国すばらしきーサイクリングの写真展
期日:2026年4月3日(金)〜6日(月)
場所:あじさいプラザ(神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷4-4-10)
横浜サイクリング基地 https://www.yokohama-cycling-base.com











