サイクリングの先で、お湯を沸かしてコーヒードリップしてきた【アウトドア道具好きおじさんの自転車キャンプTips 第2回】

目次

あじたるサンドとコーヒー

 

僕にとってアウトドア道具といえばストーブ。点火するとゴォーという燃焼音、間もなくシューと湯が沸く音が鳴る。自然の中で「温かいものをいただける」シアワセを感じて、気分が高まる時間を生み出してくれる道具。

ストーブを初めて手に入れた時、それを使いたいがため、そして旅の準備として、近所の海沿いの公園までMTBを走らせて、湯を沸かし、ティーバッグの紅茶を淹れた。当時、二十歳前後。「これで、どこにでも行けるぞ!」と思った僕は、ストーブを持って、東京・下町から箱根・芦ノ湖までMTBツーリングに出掛けた。それが初めての自転車キャンプだった。

今回は、その初心に返って、最近二拠点生活をはじめた地、静岡県沼津の海沿いにある千本浜公園までブロンプトン「G Line(Gライン)」を走らせ、コーヒーをドリップした。もちろん、次の自転車キャンプ旅への準備としてだ。

 

●アウトドアライター・PONCHO。登山やアウトドアの雑誌&ウェブメディアで、最新ギアのレビューや魅力的なコースについてを多数執筆。自身も山のガイドとして様々な遊び方を提案している。折りたたみ小径車でのキャンプツーリング経験も豊富。ようこそ、野外コーヒーのギアの深淵な世界へ

 

JR東海道本線 原駅近くで超軟水をいただく

原駅

 

前回の記事を読んでくれた方、ストーブを選べただろうか? 僕がススメたモデルの中に、気になるものがあったらうれしく思う。

さぁ、今回は、自転車キャンプの準備のデイキャンプ。JR東海道本線、静岡県の沼津駅を静岡方面に2駅進んだ原駅をツーリングのスタート地点にした。

なぜ。原駅なのかというと、僕は最近、千葉と沼津の二拠点生活を始めていて、その沼津宅の最寄り駅が原駅だから。温暖な気候の沼津や伊豆半島は、自転車を走らせるのにぴったりの土地。

 

高嶋酒造の仕込み水

 

原駅にした理由はもうひとつあって、駅至近にある高嶋酒造という日本酒の蔵元が使っている仕込み水を、無料で汲ませてもらうことができるからなんだ。
富士山の雪解け水が約300年の歳月をかけて自然濾過。地下150mから汲み上げられたその伏流水は、超軟水。今日のツーリングは、自転車キャンプの準備として、ストーブで沸かした湯で、コーヒードリップをすることが目的。超軟水は、コーヒーをまろやかにしてくれる、最上の水。

そこで、その水をボトルに汲んで、ツーリングをスタートすることにしたんだ。

 

ストーブ以外の道具も、全部ひとまとめに

今回の道具

 

僕は、使用する道具を用途別にスッタフバッグに分別している。着替え、エマージェンシーアイテム、ランタンやライト類、食べ物、そして調理器具等々。特に調理器具をばらばらにしておくと、「あれ、どこいった?!」という迷子探しになってしまうんだよね。

今回は、コーヒー道具、コーヒー豆、クッカーとストーブ、風防を同じスタッフバッグに入れておいた。そのスタッフバッグも巾着袋タイプだと中身を一瞬で確認することができないので、上画像のような上面のパネルをジッパーでパカッと開くことができるキューブ型を選択。

僕が愛用しているモデルはすでに廃番。現行品だとシートゥサミット「ハイドローリックパッキングキューブM(5720円)」が近いモデルになる。

 

今回の道具

 

今回のストーブは、一体型ガスストーブのSOTO(ソト)「マイクロレギュレーターストーブウインドマスター」を選択。ひとり分のコーヒー約200mlをドリップするのには、300ml程度の湯が必要。クッカーもそれに対応して容量600mlの小さめを選んだ。容量600mlといっても、実際に沸かせる湯は最大500mlくらい。1Lくらいの大きめのクッカーで300mlの湯を沸かすのは無駄が大きいから、このサイズにした。

そしてウインドマスターは五徳小さめ。だから直径の小さなクッカーと相性がいい。それが、選択の理由だ。

 

ソロストーブと相性のよいソロクッカー

ウィンドマスターの五徳とチタニウムポット600

 

上画像でウインドマスターの五徳にジャストで載っているのが、ゼインアーツ「チタニウムポット600」。

アウトドア道具のややこしいところで、ストーブをバーナーやコンロ、バックパックをリュック、ザック、ナップサックとも呼ぶように、クッカーもポット、コッヘルと別の呼び方が当たり前に使われる。それぞれ同じカテゴリーの道具で、英語、フランス語、ドイツ語等が混在して使われ、さらには和製英語も入ったりしているからなんだ。

で、このクッカーはチタン製で、重量88g、容量0.6L。コーヒーやカップ麺の湯沸かしにちょうどよいサイズ。ソロキャンプで使うクッカーは、容量が0.5~1.2Lくらいのものになるので、これは小さめサイズ。

 

チタニウムポット600にスタッキング

 

ちなみに容量が0.7L以上になると、クッカー内に110サイズのOD缶、ストーブ、カップ、カトラリー等、湯沸かしと食事に使う道具を重ねて収納することができる。そして調理に必要な道具を重ねてコンパクトにクッカー内に収納することを、「スタッキング」と呼んで、小さなクッカーにぴったりと収められることを「シンデレラフィット」というんだ。

大きな容量のクッカーなら、なにも考えずにスタッキングすることができるけれど、必要最小限の小さなクッカーに、すべてをひとまとめに収納するには、研究、試行錯誤が必要。

 

スタッシュにスタッキング

 

例えば、前回紹介したジェットボイル「スタッシュ」なら、最初から、110サイズOD缶をフタに装着して、ストーブ本体とスタビライザーがシンデレラフィットでスタッキングできるように設計してあるんだ。スタッシュには自動点火装置が装備されていないので、クッカー内に小型ライターを収納することもできる。

ガストーブの燃料となるOD缶は、110、250、500というサイズがある。荷物の嵩を抑えたい自転車キャンプでは、2~3泊程度のキャンプに対応したもっともコンパクトな110サイズを使用することになる。

そこでその110サイズのOD缶がクッカー内に収まる直径で、さらにストーブ本体も収納できる高さを採用しているクッカーが、概ね容量0.7Lになるんだ。

 

シンデレラフィットを目指して

X-シール&ゴーS

 

今回僕が選んだチタニウムポット600は容量0.6ℓだから、OD缶とストーブ本体の両方は入らない。でも、110サイズのOD缶は収納できる直径が確保されていて、さらに少しだけ上部に隙間があった。

そこで、上画像のシートゥサミット「X-シール&ゴーS」というシリコン製で蛇腹仕様によって薄く折り畳めるカップを収納して隙間を埋めるスタッキングをしてみた。このカップも現在廃番。現行品だとシートゥサミット「フロンティアULカップ」が近いモデルになるのだけれども、直径が10cmなので、チタニウムポット600内には収まらない。別ブランドでスタッキングに役立つカップとして知られているウィルドゥ「フォールダーカップ」なら収納できるので、シンデレラフィットを目指している人は、是非試してみてほしい。

 

 

と、こういう試行錯誤の時間が、道具好きはたまらない。ネット通販だとスペックはわかっても実際はわからないので、ショップに使いたいクッカーを持ち込んで、ぴったりと収まるかを試させてもらうこともある。

いろいろな道具を買って、それらから新たな組み合わせができることもある。「なんで、気が付かなかったんだ~」と、ひとり興奮したりしている。

自転車好きは、道具好きな人が多いので、この気持ちに共感してくれる人がいると思うんだけれど、どうだろう?

 

千本松原は極上のトレイルだっ!

千本松原

 

さぁ、いよいよスタートだ。今回走らせる自転車は折り畳み小径車の老舗、ブロンプトン「G Line」。20インチのホイールに、2.10インチの太幅シュワルベ・ジーワン オールラウンドという特注グラベルタイヤを装着。

今回はデイキャンプなので、ロードをメインに走ろうかと思っていたのだけれども、しかしG Lineをちょっと走らせてみたら、小径仕様のリジッドMTBに思えた。ハンドル幅も広くて直進安定性も高く、小径車にありがちなフラつきは皆無。近所のオフロードを走ってみると、走らせる楽しさがブワッと身体の中に充満してきて、まるでテクニックのない僕だけれども、敢えて段差を乗り越え、砂利道でスピードを上げて、ドキドキさせてみたくなった。

G Lineでの手軽なツーリングを想像したとき、思い浮かんだのが沼津市の千本松原。駿河湾沿いの防波堤上にはサイクリングロードがあるけれど、並行するようにあるのが、防風林として造林された千本松原という松林。その中をトレイル様の散策路が沼津市の狩野川河口から富士市の田子の浦港まで15キロが通っているんだよね。ゆるやかにくねった土の道で、グラベル仕様のG Lineを走らせたら、ずっとニコニコしてしまうだろうとコースに決めたんだ。

この松原のトレイル道、地元のおじさんがママチャリを走らせていたりして、凸凹もほとんどないし、自転車走行も禁止はされていない。

 

千本松原

 

ただし、ウォーキングやジョギングを楽しんでいる人もいるので、彼らが優先。追い越し、すれ違いの際には、「すみません!」とひと声かけて、徐行して自転車を走らせてほしい。もし利用している人が多ければ、すぐ脇の防波堤上のサイクリングロードに変更する余裕もほしいな。道幅もないので、集団走行やスピードを出しての走行は控えてね。

ずっと走り続けたい!と思うくらいに、この千本松原のトレイル道、本当に気持ちいいんだ。すぐ近くに交通量の多い旧国道1号が通っていたり、防波堤側へとクルマも入る小路と交差するけれども。舗装路を走るのとはまったく異なる時間が、このトレイルには流れている。元々の東海道って、こんな雰囲気だったのかなぁとも想像する。

人によっては、平坦で、松林の風景は変化に乏しいので退屈に感じるかもしれない。けれど、松以外の植物も林を彩っていて、僕が走った2月には寒桜がちらほら。春にはソメイヨシノも見られる。防波堤上の舗装されたサイクリングロードを帰り道に走れば海や富士山を眺められ、松原トレイルとすぐ隣り合わせた道なのに、まるで別の景色に包まれるんだ。

疲れたら、東海道本線を輪行で戻ることも可能。

とてもお得に感じられる、自転車道だ。

 

千本浜公園でコーヒーの予定だったけれども……。

千本浜公園

 

原駅から狩野川河口に近い千本浜公園までは、約8km。公園内にはトイレ、駐車場もあって多くの人が寛いでいる。

防波堤は公園付近は階段状になっていて、海浜にも下りられる。箱根、伊豆半島、富士山、南アルプス、そして駿河湾の眺望が広がる景勝地。人が集まってくるのも、よくわかる。

本当はココで湯沸かししてコーヒードリップをする予定だった。上画像ではまるで、穏やかな春の海景色。でも、この日は強風が断続的に吹いていて、快適とは言い難い。

 

香陵台

 

そこで沼津市の東端にある沼津アルプスの玄関口、香貫山方面に移動。その中腹、標高90mくらいにある展望地の香陵台へ向かった。上画像の塔が建っているところが香陵台で、そこまでは自転車もクルマも通れる。これからの桜の季節はピンク色に染まる、沼津でも指折りの美しい場所だ。その美景を眺めながら、コーヒーを飲めば、のんびりできるだろう。

それに内装8段のG Lineの登坂性能はどんなものなのか? それを知りたいとも思って、山腹を目指した。

 

香陵台へGラインで上る

 

結論、G Lineは思った以上に上れる。
でも、普段700Cのツーリング車に乗っているので、それと比べると、もうちょっと進んでほしい!とは、もちろん感じる。

斜度10%近くなると、もう1段軽いギヤだとうれしい……と思ったけれど、まだまるでG Lineに慣れていない状態でのこと。ポジションを変えたり、適切なギヤがわかってきたら、標高差500mくらいまでなら、足をつかずに行けそうな気もする。

けれど、キャンプ道具を積載していたら、ヒルクライムは結構キツそう。慣れとトレーニングが必要だ。

 

香陵台、風は弱いが、火気厳禁

香貫山山頂の展望台

 

実は、月一程度の頻度で、香陵台、その上の香貫山山頂の展望台までランニングに来ているんだ。僕は自転車だけでなく、登山やトレイルランニングも好きだから。

その時になんとなく目に入っていた看板があったのだけれど、気に留めていなかった。
「火気厳禁(BBQ、焚き火等)」。

香陵台より上につながる舗装路が、クルマだけでなく自転車も通行不可なのはわかっていた。けれど、香陵台、火気厳禁だったか……。う~ん、ココからの沼津市内と駿河湾を一望する景色を眺めながら、コーヒードリップができたらサイコーなのになぁ。でも、まぁ、G Lineの登坂性能もわかったし、よい景色も見られたし、よし!としよう。

 

千本浜公園内で、ようやくコーヒードリップ!

千本浜公園内でコーヒードリップ

 

という訳で、コーヒードリップをするため、当初目的地にしていた千本浜海岸にUターン。防波堤上でサッと湯沸かしして、少しでも風の弱い公園内に移動してコーヒードリップ。公園内は火気厳禁なので、注意してね。

原駅を13時にスタートしたため、すでに陽は傾き、夕方の気配。防風林の松林内なので、直接強風が吹きこんでくることはないけれども、それでも時々、樹脂製で軽量なドリッパーを吹き飛ばしそうな風がやってくる。

 

テトラドリップ

 

ミュニーク「Tetra Drip (PP ,small)(テトラドリップ/1100円)」は、重量12gで3枚の板状パーツを逆三角錐に組み立てるドリッパー。まさに軽量コンパクト。1~2杯分のドリップが可能だ。

 

テトラドリップを淹れる

 

でも、軽さ故に風に弱い。心地よく吹き流れていく風なら問題ないけれど、ブワワッ~と梢を大きく揺らすような風だと、ドリップ中にすべてが台無しになる可能性があるので、手で押さえながらドリップした。

 

マイクロコーヒードリッパー2

 

コーヒー好き、道具好きの僕は、風に強いドリッパーも持っている。
リバーズ「マイクロコーヒードリッパー2(990円)」 で、背か低く、シリコン製のホルダーがカップにフィットするので、飛ばされにくい。上画像では台座となるフィン部分がカップ内に入っているけれど、多くのカップでは縁に載る。

このドリッパーはペーパーフィルター不要のステンレスフィルターを採用。ペーパーフィルターと比べると洗浄の手間が少しだけ掛かるけれど、風に飛ばされるよりはマシだ。

それと容量が小さいので、ドバドバッと湯を入れてしまうと溢れる。だから静かに細い湯を注がなくちゃならないので、必然的に美味しいコーヒーを淹れられるというメリットもあるんだ。

 

引っかけてドリップ

 

そうそう、「静かに細い湯を注ぐ」ための道具もある。
KOGU(コグ)「引っかけてドリップ(1430円)」 は、アウトドアの定番シェラカップの縁に引っかけて、細い湯や点滴を可能にするスキッターと呼ばれる道具。直径の狭いクッカーやカップだと外れやすいけれど、110サイズのOD缶を収納できるクッカーで縁の折り返しが太めなら、使用可能。外れてしまう場合も、クッカーやカップ内の湯を使い切る最後のときなので、湯を多めに用意しておけば問題ない。

そう!  外れるから使えない……と思うのではなく、どうやったら使えるかを、道具に合わせて、自分を変えて、工夫するのが、「道具を使う」ってことだ。

 

テトラドリップを淹れる

 

ゼインアーツ/チタニウムポット600と引っかけてドリップの相性はよくて、最後まで外れることはない。だから、このクッカーを選んだ。細い湯、点滴は、上画像の通り、バッチリ!でしょ。

コーヒー豆20gに、蒸らし分も含めて、250mlくらいの湯で、200mlのコーヒーを抽出した。この配分は、バリスタさんによっていろいろ。湯をドバドバ入れないこと、入れすぎないことが、まずは大切。それだけでも、美味しいコーヒーになる。

それと、アウトドアでのドリップは温度が下がって、ヌルいコーヒーになりがち。僕はヌルいコーヒーが大嫌い。対応策は、ドリップ中に注ぐ湯が冷めないように、弱火にしたストーブに時々クッカーを掛けて湯を温める。また保温カップやサーモボトルにコーヒーを抽出して、冷めないようにする、さらにはアルミやチタンのカップに抽出して、味見してヌルかったら、ストーブで少し温めるといい。邪道に思えるかもしれないけれど、ヌルいより、よっぽどいい。

 

コーヒー

 

ただし、2重構造になっている保温カップをストーブに掛けると爆発、または破損するのでNG。今回、シリコン製の折り畳みカップを使ったけれど、当然ながらストーブの火には掛けられない。でも発砲素材だから保温力が高くて、冷めにくいんだ。しかもシール&ゴーは蓋付き。蓋を開け閉めしながら飲めば、ヌルくなりにくい。

 

沼津新名物、沼津あじたるサンド

あじたるサンドとコーヒー

 

短い行程とはいえ、これも自転車旅。旅の醍醐味は、僕にとって食。

今回は、ご当地グルメをテイクアウトしてきた。コーヒーと一緒にいただいたのは、沼津の当地グルメ「沼津あじたるサンド」だ。

沼津産アジフライと静岡県産の抹茶などを混ぜた緑色のタルタルソースをサンドしたものが、沼津あじたるサンドの定義。2025年のSea級グルメ全国大会で優勝したメニューで、沼津が注力している新名物だ。

 

あじたるサンドを食べる

 

僕が購入したのは沼津で過ごす時には必ず立ち寄る「つちやベーカリー」のもの。でもららぽーと沼津の近くのパン屋さんなので、ちょっと遠い。
千本浜公園からは、ぬまづみなと商店街の取扱店舗に立ち寄るといい。この商店街では11店舗もあじたるサンドを販売しているので、食べ比べもよいかも。

沼津はアジの産地。そのアジは、肉厚でフライにするとフワフワ感が増して食べ応えも十分。抹茶入りタルタルは、爽やかさがプラスされた感じ。酸味が特長のタルタルだけれども、その爽やかさに深みがあって、食欲がとっても刺激される。

1個しか買ってこなかったけれども、おかわりしたかった!!

 

千本松原沿いは、夕陽と富士見の好適地

千本松原沿い

 

腹ごしらえして、コーヒーをゆっくり味わっていたら、すっかり夕暮れに。でも、おかげで一日中雲のなかにあった富士山が、愛鷹山の向こう側に姿を見せてくれた。

沼津市からの富士山は、その前衛となる愛鷹山が山麓部分を隠しているんだよね。それが邪魔だと思うかもしれないけれど、僕は大地の連なりを感じられて、あの山の向こう側にも行ってみたいと思えて、好きなんだ。だから愛鷹山にも、もう何度も登っている。

 

沈む夕陽のなかを走る

 

千本松原沿いの防波堤のサイクリングロードは原駅や田子の浦方面に向かうと、右手に富士山、左手が海。これからの季節は進行方向に夕陽が沈むのが見られる。この日の夕陽は、駿河湾を挟んで御前崎付近に沈んで、線香花火の火球がジュワッっと音を立てるように、向こう側に落ちて行った。

しかし、夕陽って、どこで見てもいいものだよね。土地土地で趣が違って、果てしない時の巡りを感じる。時に、その広がりに、絶望する。でも、それが知りたいという希望になる。

それが旅の原動力になる。

だから今度の休み、自転車キャンプに行こうよ!

 

今回の自転車デイキャンプで走らせた自転車

Gライン

 

20インチホイールのブロンプトン「G Line(56万7600円。ラック、マッドガード付き)」。
重量は14.8kg~と、ちょい重め。だから、キャンプ道具を持っての輪行には、力が必要。ラック付きであれば、ギリギリまで折り畳んで状態押し歩くことが、解決策になるだろう。

トレイルでの安定感がよく、ワクワクする。舗装路ではスピードを出そうと思わなくても時速20km巡行できていたので、旅の足として必要十分。アップライトな乗車ポジションはグラベルではよいけれど、ロードを長めに走るとなると尻が痛くなりそう。だからこそ、どう乗れば対応、解決できるのか、探るのも楽しみ。

なにより20×2.10インチタイヤは、いろんな場所に行きたいと思わせる自由を感じるものだった!