フランス〜アンドラ〜スペイン編 標高2400mピレネー山脈の峠を越えて【天星の欧州自転車周学 その5】

目次

二十歳の自転車旅人・中村天星さんが、欧州の自転車の道「ユーロヴェロ」を巡る旅の連載シリーズ。第五回はフランス南西部クレルモン=フェランから始まり、ピレネー山脈を越え、アンドラ、スペインを訪れた。

前回はこちら

 

第5回ルート

ルートは赤い線で記載

 

フランス南西部「バラ色の街」トゥールーズや「レンガ造りの司教都市」世界遺産アルビから、「ピレネー山脈の中に隠れる秘境小国」アンドラ。スペイン入国後、現在は「1000年続く巡礼の道」サンティアゴ巡礼路『フランスの道』走破に挑戦中だ。

 

旅の全体図

旅の全体図

 

フィンランド・ヘルシンキからスタートした旅はスペインでついに13か国目となり、総距離は8000kmを超えた。

季節は秋から冬に変わりつつあり、降水量も多くなった。嵐や雪は各地で発生し、寒さも加わり旅を続けるのも厳しい季節となってきた。

さらに自転車の各パーツも劣化し、交換を余儀なくされることもあった。総じて第5回は今までの中で最も大変な1か月となった。

日々の詳細な様子はInstagramから発信している。

 

ホイールから異音が……

今回はフランス中央部にある街クレルモン=フェランから出発。火山地帯によるアップダウンの繰り返す地形は日本をサイクリングしていた頃を思い出す。デンマークから、ドイツ北部、オランダ、ベルギー、フランス北部と北海沿岸を走行していたときはずっと平らだったのに比べると、1日で走れる距離は減ったものの、常に変わり続ける地形によりライドを楽しむことができた。

坂を下ってブレーキをかける際、毎度「キー……」と小さな音が鳴る。ブレーキパッドの状態を見るとかなりすり減ってほぼパッドがなくなっていた。以前リヨンで確認した時はまだある認識でいたので減りの早さに驚いた。

すり減ってなくなったブレーキパッドを購入。

 

ブレーキパッド

カンチブレーキ用がなく、似た形状のブイブレーキ用のもので代用。前のサイズよりやや大きめ

 

前後合わせて5ユーロ(1000円弱)。思ったよりも安くて驚いた。他のパーツなら日本の値段よりもはるかに高い値段になるからだ。

 

「レンガ造りの司教都市」──世界遺産アルビ

この季節は嵐が多く、なかなか思ったように進めなかったが、なんとかAlbi(アルビ)へたどり着いた。

街を自転車で散策。

 

レンガ造りの街並み

フランス南部オクシタニー地方にある美しい中世都市でレンガ造りの街並みは今まで見てきた街とは全く違う景観だ

 

始まりは紀元前のローマまで遡る古い街で今のレンガの景観は11世紀ごろに建てられたものだという。

旧市街地全体が「中世の宗教都市としての力、芸術、建築、都市構造が奇跡的に保存されている」としてユネスコ世界遺産に登録された。

世界最大級のレンガ造ゴシック建築「サント=セシル大聖堂」はカトリックがアルビで信仰されていたキリスト教一派カタリ派を鎮圧した後、教会権威を誇示するために建設されたとされている。

 

サント=セシル大聖堂前

サント=セシル大聖堂前

 

他の都市の大聖堂が白色で壮麗な「街のシンボル」であったのに対し、こちらはレンガ造の重厚感から圧倒的な存在感があり、人々を畏怖させるような気さえした。

この日は街の至る所がハロウィン一色に。

 

子供達が街を練り歩き

子供達が街を練り歩き、店を訪れてお菓子をもらっていた

 

夕方になると陽の光を浴びてレンガでできた街全体が褐色に輝く。ハロウィンはオレンジのイメージがあるのでまさにピッタリの景観だった。

夜は地元のサイクリストが家に招待してくださり、街のおすすめの場所や自転車で走りやすいルートを教えていただいた。

 

ダンさんと

サイクルツーリストのダンさん。いつもは彼女と二人でサイクリングを楽しんでいる

 

フランス「バラ色の街」──トゥールーズ

南フランス最大級、フランスではパリ、リヨン、マルセイユに次ぐ大都市へ。

 

レンガでできた街並み

先日訪れた街Albi(アルビ)同様、南部の特徴ともいえるレンガでできた街並みだ

 

紀元前3世紀ごろから前1世紀までこの地にはガリア人たちが住んでおり、独自の文化を育んでいた。その後はローマによる支配が始まり、西ゴート王国時代には首都となった。

意外にもトゥールーズ市の面積はパリやリヨンよりも大きい。

街をサイクリングしていると巨大なロボットが練り歩いていた。

 

ラ・マシン

彼らは「ラ・マシン」と呼ばれている。クモにミノタウロス、ドラゴンなどがパイロットの動きに連動して手足を動かす

 

これらのロボットたちを見て、童心にかえったように胸が高鳴った。

旧市街地は中世以降に建てられた多くの教会が現存し、中でもヨーロッパ最大のロマネスク様式「サン・セルナン大聖堂」は非常に有名だ。

 

サン・セルナン大聖堂前

サン・セルナン大聖堂前

 

この様式はギリシャ・ローマ文明の衰退後に生み出された中世初期の様式であり、後世の煌びやかで芸術的なゴシック様式に比べると重厚感ある壁と小さな窓は素朴な印象をうける。

この日の夜は地元のサイクリスト、マルクさんとイザベラさんの家に泊まらせてもらえることに。

 

マルクさんと

左 マルクさん

 

拙いフランス語を聞き取ってくれて、練習相手をしてくださった。「これは何ですか?」「フランス語では何という名前なのですか?」と僕が質問すると一つひとつ丁寧に笑顔で教えてくれた。

本来は一晩だけの予定だったのだが、翌日のルートが通行止めになってしまったため、もう一晩お世話になった。

 

「ピレネー山脈の中に隠れる秘境小国」──アンドラ

標高2400mのピレネー山脈の峠を越えてアンドラ公国を目指す。

アンドラはフランスとスペインに挟まれた小さな国で国の大きさは日本で最も小さい都道府県「香川県」の4分の1の大きさ。

 

アンドラ入国

アンドラ入国。シェンゲン加盟国でないが、出入国の検査はない

 

首都はAndorra la Vella(アンドラ・ラ・ベリャ)。

 

アンドラ

市内の様子。標高が高く山の中にあるにも関わらず高層ビルやマンションがずらりと並ぶ。非常に近代的な街だった

 

ヨーロッパで最も高い場所にある首都だ。

日本からの直行便はない。フランス・トゥールーズ、スペイン・バルセロナ、リェイダからアンドラ行きのバスが出ているのでこれに乗るのが最も楽な方法だと思う。

人口は約8万人。

EUに属していないが国の通貨はユーロになっている。これは元々この国が独自通貨を持っていなかったからだ。

公用語はカタルーニャ語。フランス語やスペイン語と同じ仲間のロマンス語派だ。カタルーニャ語はスペイン北東部やフランス南部で今も使われている。地理的にも文法的にもまさにフランス語とスペイン語の中間のような言語だ。

 

 

アンドラの位置

アンドラはフランスとスペインを隔てるピレネー山脈の中にある

 

 

40%の人がカラディーナ語話者。それ以外は多い順にスペイン語、フランス語、英語となっている。

また、アンドラは小さな国にも関わらずスペインやフランスから多くの観光客がやってくる。化粧品やタバコ、お酒が免税になるからだ。これはアンドラがEUに加盟していないため、EU共通の高い付加価値税がかからないという仕組み。

 

タバコの看板

街中でよく見かけるタバコの看板

 

国土が小さく資源も少ないからこそ、観光、特にショッピング観光はこの国にとって重要な産業になっているそうだ。僕にとってはどれも必須のものではないのであまりお得な気はしなかった。

今回、自転車でこの国を訪れたが、正直な話をするとかなり大変だった。以後、同じ方法を試す人がいるならトゥールーズから直通でバスがあるのでそれに乗るのが最も手軽でおすすめだ。理由は自転車でこの国に向かうとなると必ず山を上らなければならない。傾斜も6〜8%は当たり前だ。高地にあるのでもちろん酸素は薄い。

 

山を上る

上っていたときは頭痛がひどかったし、頭はぼーっとして働かない。息を整えるのさえ大変だった

 

上り道はサイクルレーンがあるものの、日本の路肩のようなもの。他のヨーロッパ諸国に比べると危険な場面も多い。

 

サイクルレーン

正直な話、サイクルレーンがあったのは意外だった。フランス側からサイクリストがよく来るのだろうか

 

僕が訪れたのが雪が降り始める2日前でサイクリングで訪れるには遅い時期だったのもあり、快晴だったにも関わらず、寒かった。

これらを踏まえると上りのしんどさはスイスのジュラ山脈越え以上だった。

しかし、山の峠に到達した時の達成感や道中の自然の美しさは格別だ。世界的にもここでしか見れない景色、地形に感激した。

 

ピレネー山脈2400mにて

ピレネー山脈2400mにて

 

この経験ができたことは本当に素晴らしいことだと自負できる。もし、チャレンジ精神が旺盛であれば試してみてほしい。

夜はアンドラに住むジョンさん、モニカさんのご自宅へ。

 

ジョンさん、モニカさんと

地元に住む人が話すアンドラの話は非常に興味深く、学ぶことが多かった

 

彼らも頻繁にサイクリングをするとのことでアンドラのサイクル事情を聞いてみた。するとコロナ以降からサイクルツーリストが増えたとのこと。その原因はコロナのロックダウンの反動により、多くの人たちが自然を強く求め、ピレネーに来るようになったのだとか。有名なルートはピレネー縦断ルート。地中海か大西洋どちらかから反対側の海を目指すとのこと。夏でも快適で大自然を楽しむことができるのが魅力。

また、毎年アスリートたちがトレーニングのためにアンドラで強化合宿を行うらしい。低い酸素濃度で鍛えており、世界で活躍する選手たちもよく訪れる。

 

ピレネー下山中に事件発生、リヤディレーラーが破損……

リヤディレーラーが壊れた。

 

ディレーラーを壊す

道を走っていたら突然バキッと音がしてそのままチェーンとホイールにディレーラーが巻き込まれてグニャッと変形した

壊れたディレーラー

何とか、走れるぐらいには曲がったところを直したいと思ったが、プラスチック部分がパキッと割れていたので応急処置すら難しい

 

走っていた場所がサイクリングロードで周りに民家も何もない。大ピンチだ。次の街まで40km。戻るにしても10km以上は押して歩かなければならない。

実はこの前日、iPadが車に轢かれたこともあり、立て続けにトラブルが起こり嫌になる。

どうしようかと考えていると、たまたま地元のサイクリストたちが横を通った。

 

地元のサイクリスト

彼らは僕の自転車の状況を見て立ち寄ってくれたのだ

 

彼らも修理を手伝ってくれたが、それでも直らず。たまたま散歩をしていたおばさんが何やら話しかけてきてくれた。サイクリストたちが事情を説明すると彼女は納得したようで「少し待ってて」と言ってその場を去った。

30分ほどしてサイクリストたちとも別れるとさっき去っていったおばさんが、車でやってきた。

 

自転車屋まで連れていってくれたおばさん

「自転車を乗せて!街の自転車屋まで連れていってあげる」と言ってくださったのだ

 

そのまま10km戻りFoixの自転車屋へ。一軒目は断られたが、二軒目のFacile Véloさんが修理を引き受けてくれた。

30分ほどで修理完了。新しいリヤディレーラーになった。

 

直ったリヤディレーラー

代金は修理費合わせて55ユーロ(約1万円)

 

高い修理代になったが、ここで旅が終わるよりマシだ。

かなり予定が遅れてしまい、昼過ぎに旅を再開。60km先の街を目指す。

ペダルを漕いでいると後ろから声が。サイクリストがやってきた。彼は地元のサイクリストだそうで仕事の合間に近場をはしっているのだとか。

お互いのサイクリングについて話していると彼の家の前に到着。「何か足りないものがあるならあげるよ?水や食料、充電していってもいいよ」と言ってくださった。お言葉に甘えて水と充電をさせていただきますと伝えると、「君の予定がいいならうちに泊まっていきなよ」と家に招待してくれた。

 

サイクリストの家族と

突然の訪問になってしまったにも関わらず、彼の家族も歓迎してくれた

 

今日は近くでキャンプの予定だったが、予定を変更して彼の家に滞在することに。今夜から雨が降る予報のため、非常にありがたかった。夕食に彼の牧場で作られたチーズをいただき、充実した時間を過ごした。

昼頃は最悪な日だ。と思っていたが夜にはこの日も最高の日だったという気持ちに変わっていた。

 

13か国目「巡礼の道に挑む」──スペイン

11月中旬から巡礼の道を進み始めた。目指すは800km先のキリスト教三大聖地「サンディエゴ・デ・コンポステーラ」。いくつもの巡礼路があるが今回は最も多くの巡礼者が通る道フランスの道(Camino Francés)を選択。

 

スペインの地図

スタート地点はスペインとの国境近くの町、フランス・サン=ジャン=ピエ=ド=ポール

 

サンディエゴ・デ・コンポステーラはスペイン北西部ガリシア地方の首都で、キリスト十二使徒の一人「Santiago(聖ヤコブ)」の墓があるとされる。カミーノ(Camino de Santiago=聖ヤコブの道)の最終地点として知られ、巡礼の道がユネスコ世界遺産となっている。

日本の世界遺産「熊野古道」とは世界で唯一 「双方向で証明書を認定し合う巡礼路」 という特別なつながりがある。

巡礼者は徒歩か自転車、つまり人力で進まなければならない。

初日が最大の難所だった。サン=ジャン=ピエ=ド=ポールで手帳をもらい、巡礼路最大の峠、ピレネーを超えた。

 

ピレネー

標高1057m。アンドラ入国時の2400mに比べれば標高は半分ほどだが、サイクルレーンはなく、道も細いため、難易度は高い。最初からクライマックスだった

 

山を越えた後は力尽きて、地元の方に許可をいただきビバーク。

 

ビバーク

季節は冬に差し掛かり、夜中は気温もガクッと下がる。風を凌げるテントと保温できる寝袋は必須だ。特に軽量かつコンパクトな山岳用のギアは自転車旅に流用でき、相性抜群だ

 

翌日から本格的に巡礼開始。

 

特にユーロヴェロ3

巡礼の道はユーロヴェロ1や3と重なる部分が多く、特にユーロヴェロ3は「Pilgrims Route(巡礼者ルート)」とも呼ばれており、サイクルレーンや休憩所、メンテナンススポットなどが充実している

 

始まりの地でもらった巡礼手帳に教会やホステル、レストランなどの施設でスタンプを押してもらいながら進む。

 

巡礼の道沿いのレストランのスタンプ

巡礼の道沿いのレストランにて。それぞれの施設が独自のスタンプを持ち、まさに十人十色。巨大なスタンプラリーといった感じだ

 

また巡礼の旅で特徴的なものは「アルベルゲ」と呼ばれる安宿だ。

 

アルベルゲ

巡礼の道沿いのほとんどの村や町にある。巡礼者は徒歩が多いため平均5kmおきに最低一軒は見つかる

 

巡礼手帳を見せることで宿泊ができる「巡礼者専用ホステル」。基本は複数人が同じ部屋で寝るドミトリー&素泊まり。設備も非常にシンプルで基本はベットにトイレ、シャワーのみ。

 

ベッド

予約不可で早い者勝ちで自分の好きなベッドをとっていく。掛け布団はないし夜になるとストーブが切れることも多いので寝袋は必須だ

 

場所によっては自炊用のスペースやキッチンがあったり、食事付きの場所もある。

 

自炊スペースで調理

アルベルゲ屋外の自炊スペースで調理中。やはりガソリンストーブは火力が高い。あっという間に湯が沸く。旅で愛用しているMUKAストーブは車用ガソリンでホワイトガソリンと同性能を発揮する。どこでも手に入るという安心感は何が起こるかわからない旅において唯一無二の存在だ

 

値段はアルベルゲによって異なるが、大体5〜15ユーロ(約900〜2700円)。非常に安い。公営、教会、私営と3種類のアルベルゲがあるが、この順番で値段が安い。

一方で私営は事前に予約ができたり、個室等の設備が充実している。教会運営はミサや夜の教会見学など文化を体験できる場所も多い。

 

夜の教会

夜の教会。一般人は入ることができない、教会のアルベルゲならではの特典

 

一長一短、自分の旅のスタイルに合わせよう。

ただしドミトリーは特性上、プライベートが制限されたり、荷物の置き場所が防犯的に不安に感じるところもある。

 

多くが泊まる

このアルベルゲは閑散期には珍しく多くの人が泊まっていた

 

あとは人のいびきや夜中の雑音で目を覚ましたりなんかもする。耳栓などで対策しよう。

またアルベルゲにしかないいいところもある。巡礼者しかいないので気軽に交流ができる。

 

巡礼者とボランティアとで一緒に夕食準備

巡礼者とボランティアの皆さんとで一緒に夕食準備。同じ食事を囲って食べると自然と話も弾み、仲も深まる

 

また場合によっては翌日から一緒に行動する旅の仲間を見つけることもできる。困難な壁に当たった時、仲間がいれば非常に心強いはずだ。

運がないのか僕はまだ見つけられず……。最盛期の夏に比べて今の時期はオフシーズンなのだが、巡礼者は一定数いる。しかしサイクリストは少数派なようで、体感は全体の5%ぐらいだろうか。幸い僕はソロサイクリングが苦でないのでマイペースで道を進んでいる。

 

ブルゴス大聖堂

世界遺産ブルゴス大聖堂にて。他の都市の聖堂よりも巨大かつロマネスクやゴシック等の様々な時代の意匠を感じる素晴らしい建築

 

今までのルートで出会った人たちの中で多かったのはスペイン人、フランス人、オーストリア人、アメリカ人たちだ。日本人にはまだ出会えていない……。

意外だったのは韓国人が非常に多かったことだ。一日一人以上は必ず会う。各アルベルゲの注意書きは基本スペイン語、フランス語、英語なのだが、多くの場所でハングルの注意書きも見つけた。

次回はサンディエゴ・デ・コンポステーラへ到着、そして14か国目のポルトガルへ向かう。

 

今回の出費(10/21~11/20)

1ユーロ=181円とする。

・食費 約2万7000円
基本は毎日パスタ生活。ただ今月も多くの方が家に招待してくださり、美味しい食事をもてなしてくれた。感謝しかない。

・宿泊費 約5430円
基本はテント泊だが、巡礼の道を走行している間はなるべく、アルベルゲに泊まるようにしている。文化の一つとして楽しめている。1泊1800円程度。

・移動費 0円
移動は自転車だけのため0円。自転車の強みはこれだろう。サイクリングを楽しんでいるといつの間にか移動もできている。移動する過程が目的になる。

・見学費 6000円
各地の博物館を見学。特に世界遺産フランス・ラスコー洞窟は見事で先史時代の人類が残した壁画たちを現代の技術で復元、研究した結果を一般向けにわかりやすく説明していた。日本語オーディオガイドあり。

・その他 1万860円
今月は前後のブレーキパットとリヤディレーラーを変えなければならなかったのでこの値段。予想外の出費だ。