サイスポ55周年特別企画の「特別編集部員」として、SKE48の“ひめたん”が登場!

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サイスポが2025年5月から展開してきた、自転車界の様々な著名人や実力者に「期間限定特別編集長」を務めてもらう「編集長リレー」企画。2026年1月号はその中でも初の「特別編集部員」として、まさかの現役アイドルが登場! 荒野姫楓(ひめか)さん(以下、ひめたん)ってどんなアイドルなの? 本誌取材班が直撃する。

 

荒野姫楓さん

荒野姫楓さん

ニックネームは「ひめたん」。2002年生まれの神奈川県出身で、SKE48の9期生として2018年に加入し、同グループ内では、各自の個性で魅せる実力派の「チームKⅡ」の一員。メンバーカラーは「水色・白」。キャッチフレーズは「たんたんたたたん たたたたん!ひめたーん!!」 推したい!

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SKE48って?

中京エリアに密着! 実力者ぞろいの人気アイドルグループ

名古屋市栄を拠点に活動するアイドルグループ。AKB48の姉妹グループとして2008年に誕生し、名古屋市栄の「SKE48劇場」(サンシャイン栄内)を中心に全国で活躍中。全力のパフォーマンスとチームワークの良さで知られ、中京エリアを中心とした地域密着型の活動を展開。努力と絆を大切にしつつも、個性豊かなメンバーが音楽・舞台・様々な趣味の領域など多方面で活躍している。代表曲は「パレオはエメラルド」、「オキドキ」など。2025年9月に35thシングル「Karma」が新リリース!

 

荒野姫楓さん

SKE48の魅力は、何と言ってもメンバーに“実際に会いに行ける”こと。ぜひSKE48劇場やライブ会場に足を運んで、ひめたんの全力パフォーマンスを体感だ!

 

「自転車が私の世界を広げてくれます!」

――SKE48は、名古屋市の栄にある専用劇場を中心に活動しているアイドルグループ。そのメンバーの一人が、荒野姫楓。ニックネームは、ひめたん。彼女は、「アイドル界イチの自転車好き」を公言する。

彼女の自転車歴は3年半に及ぶ。2022年6月にロードバイクを購入。愛車は中古で手に入れたビアンキ・ヴィアニローネ7だ。2024年4月にはSKE48の代表曲で、その記念歌碑もある聖地『羽豆岬』まで、SKE48劇場から約70kmのツーリングを敢行。これが現在(2025年11月20日)までの過去最長ライドだという。そんな彼女に「自転車の目標」を聞くと、思いもよらない、そして、アイドルらしからぬ言葉を口にした。

 

羽豆岬

羽豆岬

SKE48の代表曲のタイトルにもなった「羽豆岬(はずみさき)」はファンにとっての“聖地”になっている場所。名古屋から自走で羽豆岬まで走り、記念歌碑の前で記念撮影! チェレステカラーが映える愛車の「ビアンキ・ヴィアニローネ7」は初めて購入したロードバイクで、大切にメンテしつつお気に入りの場所を巡る“まったりライド”を楽しんでいる

 

ひめたん(以下、ひめ):「パリ〜ブレスト〜パリ」に参加してみたいです。そのために、次はロングライド向きのロードバイクを手に入れたいと思ってるんです!

――パリ〜ブレスト〜パリとは、世界最古の自転車イベントであり、4年に一度開催される「ブルベ」の最高峰だ。その距離は1230km。参加するだけでも、クリアしなければならない条件のハードルは高い。取材班が少し戸惑っていると、こう返答があった。

ひめ:初心者ならではの無謀さと思われるかもしれませんが、やります。ワタシ、有言実行の女なんで!

――そう、ひめたんは本気(マジ)なのだ。そしてアツいサイクリストなのだ。なぜなら、自転車に目覚めたきっかけが、あのマンガだからだ。

ひめ:コロナ禍でSKEの活動も自粛に。そのときに読んだのが『弱虫ペダル』だったんです。1年生のインターハイからアツい。こんな高校生活がしたかった! 自転車競技部があれば入りたかった〜〜って、思いました。実は連載開始当時にも読んだことがあったんですが、当時の私は小学生。競技部の仲間やライバル校と切磋琢磨しながら成長していく物語の良さが分かったのは、大人になって読み返してからでした。

――自転車に魅了された彼女は、すぐに購入を検討した。

ひめ:ショップでロードバイクを見たら、カッケー!って思たんですが、お値段がカワイクナイ。そこで中古ショップで出合ったのが、弱虫ペダルに登場する箱根学園の、荒北靖友が乗っているビアンキ。カラーもお値段もぴったりで、一目ぼれでした。

――自転車に乗るようになって、変化はあったのだろうか

ひめ:アイドルって、たくさんの人と会う職業なんですが、これまで出会えなかった人たちと会えますね。知らなかった素敵なお店、きれいな景色とも出合え、自転車が私の世界を広げてくれています! でもまだまだ勉強すべきことが、たくさん! 今回特別編集部員としてもっと学んで、さらに自転車沼にハマります!

 

ズイフト中

最近はインドアトレーニング「ズイフト」に夢中で、ツール・ド・フランス開催期間中は、実際のコースと同じルートを走りながらライブ配信も

 

YouTubeチャンネルもチェック!

SKE48荒野姫楓ロードバイクの旅

SKE48公式YouTubeチャンネルでは、最新のミュージックビデオやライブ映像、メンバーの企画動画などを配信中。ひめたんも、「ロードバイクの旅」や「愛知県最南端へ、電車に自転車を載せて行く」といった実践企画に登場! 動くひめたんもかわいいゾ

 

Check!

 

サイスポのレジェンド吉本 司が特別編集長に就任!

「編集長リレー」として、満を持して「4人目の編集長」として登場するのが、サイスポレジェンドの自転車ジャーナリスト・吉本司さんだ。まさかのひめたんとのコラボに、一体彼は何を語るのか?

 

吉本司さん

吉本 司
1995年1月より、サイクルスポーツ誌編集部員として在籍し、その後フリーの自転車ジャーナリストに。2020年までの2年間は本誌編集長として、本誌の大幅なリニューアルを担当した。過去の人気連載「自転車道」や、各種試乗インプレッション系記事のほか、連載中の「the Saddle Talk」編集も担当。

 

吉本さん

サイスポ編集長時代には、現在に至る「Cycle Sports」ロゴを含む誌面デザインや、サイスポジャージのリニューアルも担当。2019年にパールイズミにオーダーし制作したこの「白」サイスポジャージは、現在でも名デザインとして編集部員たちが好んで着用している

吉本司さん

吉本司さん

自称「ただの自転車好きおじさん」だが、ロードバイクからグラベルバイク、MTB、小径車……ジャンルを問わず自転車を楽しみ続ける姿勢に、影響を受ける業界関係者も多数。編集者としての視野の広さはもちろん、自転車の豊富な知識と経験を元にして原稿も軟派硬派共に書き分けているが、しゃべらせるともっと面白い。サイスポYouTubeチャンネルにも度々登場。合わせてチェックしよう!

 

CSエリグチ(以下、CS):さぁ、「編集長リレー」企画で今号から2号にわたる特別編集長は、吉本司さんです。小誌を長く読んでいただいている読者の皆さんならご存じだと思いますが、2018年5月号〜2020年4月号の間の編集長です。そして今回、ひめたんにいろんな自転車に乗ってもらい、自転車の多様さや面白さを体感してもらい、吉本さんと対話することで、さらにその魅力を深めてもらいたいというのが、今回の特集なのです。

ひめたん:もう、めちゃくちゃ楽しみだったんです! 私はまだビアンキのロードバイクにしか乗っていないので、どんな自転車に乗れるのか!?とワクワクでした。今回試乗する自転車の中で、ブロンプトンは自転車購入を考えた時にロードバイクとどちらにするか、かなり迷ったんです。それにタイヤ太めのグラベルバイクは最近、一番興味があります。ロード乗りがオフロードを、グラベルバイクで走っているのをSNSで見て、どこでも走れる自由さがイイなぁと、次に買う候補に加わりました! 吉本編集長は、やっぱりいろんな自転車に乗ってこられたんですか?

吉本:スポーツバイク歴は中学生の頃から、約40年。その間に88台の自転車を所有してきました。

ひめ:えっ、88台!? 1年に2台以上のペースって、スゴくないですか! なぜ、そんなに多くの自転車に乗られてきたんですか?

吉本:その時々の自転車のブームと共に、乗る自転車を替えてきたら……というのが理由ですかね。スポルティーフやランドナーといったツーリングから自転車趣味が始まりました。80年代はロードレースがブームに。

CS:ツール・ド・フランスで、アメリカ人として初めて総合優勝したグレッグ・レモン選手が活躍した時代ですね。

吉本:そうです。その後、90年代に入ってからはMTBがブームに。00年代に入って再びロードバイクの時代になり、最近ではグラベルバイクにもハマりましたね。トラックレーサーに乗っていたこともあります。

ひめ:自転車って、そんなにブームがあったんですね!

吉本:ただ自転車で散財しているジンセイです(笑)。

ひめ:私は出身が神奈川県横浜市なので、買い物もお出掛けも徒歩圏内でできちゃっていたので、余り自転車を必要としていなかったんです。だから乗ったり遊んだりする機会もほとんどなく。でもロードバイクに乗りはじめてツーリングをして、お仕事でイベントにも呼んでもらえるようになって、いろんな自転車競技があることを知りました。そして乗る場所や目的に合わせて、何台かの自転車があると楽しそうだなぁとも思うようになりました。

吉本:まさに自転車の楽しさは、そこです。舗装路をスピードに乗って走る楽しさならロードバイク。山の気持ち良い景色の中を走るならMTBで、街をポタリングするならミニベロ。毎日同じ食事をしていたら飽きてしまうでしょ。それと同じなんです。様々な自転車があれば、走る道、行きたい場所、楽しみ方が変わって、見える景色が広がるんです。

ひめ:ロードバイクで走ると風景がどんどん変わっていくことが楽しいのですが、自転車が変わると、さらに違った風景に出合えるんですね! 今回はまず、折り畳みミニベロ、グラベルバイク、エンデュランスロードの3種類の自転車を試乗してみます!

吉本:違う自転車に乗ったからこそ、今乗っている自転車の良さを再確認できるということもあります。さあ、いろんな自転車に乗ってみましょう!

 

荒野姫楓さん

 

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