【ウチの会社の自転車部】健康を支える私たちが、まず健康に〜岐阜清流病院
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同じ職場内（会社内）で活動する、ロードバイクをはじめとしたスポーツ自転車の部活動・サークル活動（職場公認・非公認を問わず）を紹介するシリーズ「ウチの会社の自転車部」。今回ご紹介するのは、岐阜市にある岐阜清流病院の自転車同好会だ。
創部のきっかけは病院内での「名前も知らない」という課題
2018年に開院した岐阜清流では、新型コロナウィルスの影響で職員間の交流が減ってしまい、同じ職場にいながら「名前も顔も知らない」という課題が生まれた。そこで「職員同士のつながりを取り戻し、病院をもっと盛り上げたい」との思いから、部活動をやったらどうかという機運が高まった。
その一つとして立ち上がったのが、自転車同好会「ケッタ部」だ。もともと自転車が趣味だった名和理事長が「誰か一緒に乗りませんか？」と声をかけたことをきっかけに、医師、看護師、放射線技師、介護員、事務員などさまざまな職種の“自転車好き”が自然と集まり始めた。
緩く楽しく、仕事の合間にライドを満喫
活動スタイルは“緩く楽しく”。病院はシフト勤務のため予定を合わせるのが難しいが、各自で朝の通勤ライドや休日サイクリングを楽しみ、年に数回は部員が集まってイベントにも参加している。2025年夏には、同好会として初めてのレース「シマノ鈴鹿ロード」の2時間エンデュランスに2チームで初出場。灼熱のサーキットを駆け抜ける非日常の体験は、部員同士の絆をさらに深める機会となった。
健康を支える者こそ、まず健康に
「患者さんの健康を支える私たち自身が、まず心身ともに健康でなければ。そのために、自転車に乗ってリフレッシュする時間はとても大切です」と名和理事長。実は部員の中には、過去に病院内で心肺停止に陥り、一命をとりとめた経験を持つ職員も。健康に不安を抱えていたが、名和理事長に自転車を勧められて、今では体重も減り健康を取り戻した。
今後は「緩く、長く、楽しみながら」続けていくとともに、地域とのつながりも増やしていきたいと語る。部名の「ケッタ」とは、東海地方の方言で“自転車”のこと。心と体の健康の輪は、これからもさらに広がっていくだろう。
本誌では「岐阜清流病院ケッタ部」の皆さんと一緒に走ったライドも掲載！
定価：1000円（税込み）
全国書店、Amazonほかオンラインストアでご購入いただけます。
【自転車部データ】
会社名：岐阜清流病院
クラブ名：岐阜清流病院ケッタ部
地域：岐阜県岐阜市
創部：2021年
部員数：9人
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サイクルスポーツでは、毎月１社の自転車部を誌面で紹介しています。公認・非公認は問いません。おそろいのジャージがなくても大丈夫です。「うちにも自転車好きが集まっている」、「会社の仲間とこんなふうに楽しんでいる」。そんな自転車部・サークルがあれば、ぜひ取材させてください。誌面での掲載希望の方は専用フォームから申し込みをお願いします。
