「サイクルスポーツ9月号」の見どころを副編集長が紹介!
目次
発売中の「サイクルスポーツ9月号」は、55周年企画「編集長リレー」に筧五郎編集長を迎えた第2シーズン! 今回もサイスポ誌の副編集長のエリグチが、注力ポイントや編集にかける思いを紹介します。

本誌・エリグチ。
今号ではパナソニックサイクルテックの取材として大阪・柏原へ。学生時代にさんざんロード練で走り回った南河内グリーンラインや石川サイクルラインを撮影に活用できました。自転車で走ることって、何かにつながるものですね。
「サイスポ」雑誌のターゲットは誰?
2025年4月号からスタートした特別企画「編集長リレー」。その第2シーズンで「サイクルスポーツ編集長」を務めていただいているのが、筧五郎さんです!
この企画は、自転車界で活躍する識者が月替わりで“編集長”を務め、自身の視点から自転車の魅力や奥深さを語っていくというもの。機材、旅、レースなど、自転車を巡る多様な楽しみ方を、それぞれのシーズンごとに広く・深掘りしていくことを目的としています。
前号では「ペダリング」を中心とした実践的なノウハウにフォーカス。そして後編となるこの9月号では、「ロードバイクでのレーシーなライドに興味のある50代男性」をコアなターゲットとしたテーマを据えました。
それは、50歳という節目を迎えたゴローさん自身のリアルな挑戦が今回の企画の一番の根底にあるからこそ。同世代のライダーに対してゴローさん自身が特に伝えたいことが一面に展開できる、そんな誌面づくりを目指しています。


「編集長リレー」は、その“顔”が変わるからこそ、多様な読者に向けたメッセージを届けることのできる企画です。現在、サイクルスポーツの読者層は10代から80代までとほんとうに幅広く、そのなかで「自転車が好き」な思いを持つ人誰もに刺さるような、特集やコンテンツの届け方が求められているものです。
個人的な話になりますが、私・江里口は現在33歳、雑誌全盛期という世代ではありません。けれど雑誌や雑誌作りの面白さのどっぷり浸かってきたからこそ、同世代やもっと若い世代にも、雑誌というメディアの面白さをもっと知ってもらいたい!という思いがあります。それと並行して、雑誌が常に身近にあったという世代の人に再び手にとってもらう、そんな機会ももっと作っていきたい。今後もターゲットをバチっと定めた企画も積極的に展開していきたいと考えています。
今回の特集は、ゴローさんが編集長だからこそ生まれた“50代”という切り口。だけどもそれにとどまらず40代でも60代でも、「今からだって変われる、挑戦できる!」というメッセージを込めています。自転車とともに、人生の楽しみ方を更新していく。まさに「今からだって、自転車人生は変えられる!」――そんなきっかけになれば嬉しいです。
ロードレースの熱狂者たち
さて、「レースの熱狂」は、スポーツバイクの核心とも言える要素です。その興奮や奥深さを広く伝え、掘り下げることは、まさにサイクルスポーツ誌がこれまで重ねてきた誌面づくりでもあります。
そして今回のサイスポ誌面は、その“レースへの挑戦”が本当のテーマとなっています。
「自転車人生特集」の導入パートでは、マスターズカテゴリーに突入したゴローさんが、「ニセコクラシック」や「全日本選手権」への挑戦を目指す過程を、長期取材を通じて丁寧に追いかけました。その挑戦には、年齢や体の変化と向き合いながら走り続ける意志、何よりロードレースへの尽きぬ興味が込められています。


さらに誌面中~後半では、ゴローさんが今年前半に実践してきたトレーニング内容や、レースに向けた補給術、ストレッチや回復方法といったボディメンテナンスのノウハウを、各パートごとで詳しく紹介しています。加齢にともなって体は変化していくもの、それに向き合うリアルな方法論をきっと見つけてもらえるはずです。
そして今回の特集を担当したのが、サイスポ編集部で長年ロードレース取材を続けている滝沢編集部員。ゴローさんと二人三脚で誌面づくりに取り組み、現場でのやりとりや感じたことを、そのまま誌面に熱量こめて映してくれました。第二特集の「しくじり自転車学」も、彼女だからこそ引き出せた内容もばかりで、まさに滝沢編集部員と筧五郎編集長ならではの迫力ある特集に仕上がっています。


こうして企画の中心人物となる取材者と、編集者、執筆者やフォトグラファーがそれぞれ熱を込め力を尽くしていくから、雑誌はもっと面白くなっていくものだと僕は信じています。
そんな制作裏話や見どころについては、滝沢編集部員本人からもあらためて紹介してもらう予定。そちらも併せて、どうぞお楽しみに!
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雑誌コード:04137-6
ISBN:4910041371044












