【ウチの会社の自転車部】発足からわずか1年で部員20人!〜デンソーエアクール
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同じ職場内(会社内)で活動する、ロードバイクをはじめとしたスポーツ自転車の部活動・サークル活動(職場公認・非公認を問わず)を紹介するシリーズ「ウチの会社の自転車部」。今回ご紹介するのは、長野県安曇野市に本社を構える空調機器メーカー・デンソーエアクールの「デンソーエアクールサイクリングクラブ」だ。

発足のきっかけは「仕事だけの関係じゃもったいない」
会社で過ごす時間が長いからこそ、仕事以外でもつながれる場をつくりたいという思いから、デンソーエアクールサイクリングクラブは2024年4月、正式な社内同好会として発足した。年齢層は20代から60代までと幅広く、参加は自由。無理のない範囲で活動できるスタイルが魅力である。ちなみに、この自転車部に刺激を受けて、社内ではゴルフ同好会も新たに発足したという(笑)。

月1回のライドとイベント参加で社内外のつながりを
クラブでは月1回、自由参加のライドイベントを開催している。走行ペースや目的地は各人に任せられており、「自転車が好き」という共通点によって自然な交流が生まれている。特に印象的だったのが、昨年秋に出場した「もてぎエンデューロ」の企業対抗6時間耐久レースへの参加である。参加メンバー4人のうち2人がレース初挑戦ながら、企業対抗戦で6位に入賞した。途中、スポークが折れるトラブルもあったが、「次こそは表彰台を狙いたい」とリベンジを誓っている。


オリジナルジャージに込めた想い
創部と同時に制作したチームジャージは、デンソーのテーマカラーである赤を基調に、安曇野の雄大な山々を背中にデザインしたもの。当初は社名「DENSO」を胸元に大きく配置する予定だったが、ファスナーで文字が割れるのはNGとなり、控えめな位置に落ち着いた。さらに、自転車置き場にはサイクルラックも設置され、まるで“部室”のような雰囲気が生まれている。こうした環境整備も、会社に来る楽しさにつながっている。


今後の目標
今後の目標は、クラブを通じて「会社をもっと好きになってもらえるような場所」に育てていくことだ。また、現在は家庭の事情などで全員がそろって活動する機会が少ないため、今年はフルメンバーでのライドを実現したいという。さらに、地元のチームやイベントとも積極的に関わりを持ち、「自転車を通じた“輪”を会社の外にも広げていきたい」と語る。「イベントなどでデンソーエアクールサイクリングクラブのジャージを見かけたら、ぜひ声をかけてほしい」とのことだ。

【自転車部データ】
会社名:株式会社デンソーエアクール
クラブ名:デンソーエアクールサイクリングクラブ
地域:長野県安曇野市
創部:2024年
部員数:約20人
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サイクルスポーツでは、毎月1社の自転車部を誌面で紹介しています。公認・非公認は問いません。おそろいのジャージがなくても大丈夫です。「うちにも自転車好きが集まっている」、「会社の仲間とこんなふうに楽しんでいる」。そんな自転車部・サークルがあれば、ぜひ取材させてください。誌面での掲載希望の方は専用フォームから申し込みをお願いします。











