自転車は室内保管が普通ってホント? 驚きのサイクリスト“常識”のワケ

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自転車協会 室内保管

クロスバイクやロードバイクなど、スポーツ用自転車でサイクリング趣味の沼にはまっていくと、一般的な感覚と異なる「サイクリストの常識」に出合うことがあります。サイクリングウェアの下には下着をはかないなど、初めて聞くとビックリするのではないでしょうか。もちろん、ちゃんとした理由があってそうなっているのです。

 

非常識が常識になる?

サイクリスト(自転車趣味人)が自宅に知人を招いて驚かれることの代表的なものに、「部屋の中に自転車が……!しかも何台も!!」ということがあります。玄関や廊下だけでなく、リビングに保管していたり、ディープな人だと自転車保管専用部屋が、一室丸々自転車で埋まっていたりもします。サイクリストの生態としては至って普通の感覚なのです。

しかし一般的には、自転車は外の自転車置き場に置くものという考え方でしょうから、サイクリストと一般的な考え方は衝突してしまうことがあります。車の室内管理をめぐって家族会議が開かれた人も少なくないのではないでしょうか。

自転車協会が運営するウェブサイト「ENJOY SPORTS BICYCLE」では、こうした文化的問題(?)に切り込むコラム『スポーツ用自転車の“非常識』を連載中です。当たり前になり過ぎて、「なぜ自転車を家の中に入れるの?」と問われたときに言いよどまないためにも、自転車ウェブメディア『La route』のライター・安井行生さんの解説をご覧ください。

スポーツ用自転車の“非常識”<5>ロードバイクに乗る人たちは、なぜ自転車を屋内で管理するの?

 

レーパンの中はノーパンってホント?

続いて、こちらも一般的にみれば“信じられない”行為、レーサーパンツ(レーパン)の下に下着をつけない問題です。サイクルパンツ、サイクルショーツなどとも呼ばれますが、ロードバイク乗りのスタイルの定番である、ピタッとしたパンツ。実はあの下には下着をつけず、ノーパンのままがはくのが正しい着用方法なのです。

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レーサーパンツの下には下着をつけていません

 

この着用方法を聞くとほとんどのビギナーが衝撃を受けますし、最初は抵抗があるという人も少なくありません。多くのサイクリストがビギナー時代に必ず通る最初の峠?ですが、慣れてしまえばこれも当たり前になってしまう、ロードバイクの文化の一つかもしれません。

ただ、「そういうもの」と思って理由もわからず直にはいてしまっている人はいませんか? 下着をつけないのにはちゃんとした理由があるのです。その理由も同じく安井行生さんが解説します。

スポーツ用自転車の“非常識”<7>ロードバイクに乗ってる人はなぜ下着を履かないの?

 

日本と台湾で異なる「サイクリスト男女比」の理由は?

さて最後は、日本と海外とでの“常識”の違いです。日本では「9:1」といわれるサイクリストの男女比。この比率は国によって異なるそうですが、台湾、日本の両国を自転車で走る作家で女優の一青妙さんによると「感覚的に台湾では半々」とのこと。その違いの背景にある理由は何なのでしょうか。

自転車のスゴイ人Q&A「台湾では女性サイクリストは日本と比べて多い?」

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一青妙さん

 

「ENJOY SPORTS BICYCLE」ではこのほかにも、全国のサイクリングコース紹介自転車関連の「スゴイ人」インタビューMTBの始め方入門など、スポーツ用自転車を楽しむのに役立つ各種情報を日々更新しています。ぜひご覧ください。

 

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