自転車の交通違反にも反則金導入? 日本の自転車施策の課題と行先を海外事例から考察
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自転車協会が運営するウェブサイト「ENJOY SPORTS BICYCLE」では、スポーツ用自転車を楽しむのに役立つ幅広い情報を、記事にして掲載しています。サイクリングコースの紹介や乗り方のハウツーはもちろん、自転車ルールに関する気になる話題も取り上げています。
違反時に交付される「赤切符」と「青切符」の違いとは?
近年、自転車レーンの整備など自転車活用が推進される一方で、しばしば問題として話題に上るのは、ルールやマナーを守らない自転車の存在です。自転車の利用が多い都市部では、信号無視、一時停止無視、車道の右側を逆走するなど、ルール違反の自転車が日常的に見られるのが現状です。
昨年10月、自転車の交通違反に対する取り締まりが強化され、警告で済まされていた違反行為にも、刑事処罰の対象として立件する「赤切符」が適用されることになりました。さらに最近はクルマと同様の反則金を伴う「青切符」の導入が検討されているようですが、免許制でない自転車に「青切符」の導入は可能なのでしょうか?そもそも「赤切符」と「青切符」の違いとは? 「Q,なぜ自転車の違反はいきなり「赤切符」が切られるの?」の記事では、素朴な疑問について弁護士に聞いてみました。
こうした自転車の違反を取り締まる動きがある一方で、「日本の自転車環境をめぐる問題はアップデートできていないインフラ整備等に原因がある」との見方を示すのは、イタリア人サイクリストのマルコ・ファヴァロさん。「海外サイクリストもびっくり!日本の自転車事情 ⽇本の車道は自転車で⾛りにくい? イタリアの都市環境づくりとの比較」の記事では、クルマの共存に成功しつつあるイタリアの自転車施策と比べながら、日本の課題を解説します。
ビギナーにオススメ! 水を使わない洗車方法を紹介
ロードバイクをはじめとするスポーツ用自転車は、軽量で走行性能が高いのが売りですが、一方で緻密なメカニズムは定期的なメンテナンスが必要になってきます。なかでも「洗車」はメンテナンスの基本と言われます。
「洗車」というとボディーの洗浄をイメージするかもしれませんが、スポーツ用自転車の場合はギヤやチェーンなど、駆動部の洗浄というニュアンスが強いです。スポーツ用自転車はこれらの駆動部が露出しているため、走行を重ねると砂やホコリが付着し、動きを阻害したり部品がダメージを受けてしまいます。定期的な洗浄は、性能を維持するだけでなく、部品の寿命を伸ばすことにもつながります。
実際の洗車方法ですが、「ロードバイクの洗車」と画像検索をかけると、車体を専用のスタンドに固定し、泡で包んでスポンジで汚れを落とし、シャワーや高圧洗浄機で洗い流す…そんな画像が見受けられると思います。この方法は古くからロードレースのプロチームでも採用されてきましたが、実は一般的にはあまりオススメではありません。水を大量・高圧にかけることで必要な油分が落ちてしまったり、NGな箇所に水が浸入するリスクがあるため、知識がないとむしろ部品を傷めてしまうリスクがあるのです。給排水も含めた作業スペースの確保も、意外に難しいポイントです。
そこでオススメしたいのが、「水を使わない洗車方法」です。いくつかのケミカルと道具を組み合わせることで、ビギナーでも愛車をキレイにできる方法を「ロードバイクの洗車の仕方と注意点 水を使わないシンプルな清掃を紹介」の記事で紹介しています。
サイトではこのほかにも、自転車関連の著名人インタビュー、全国各地のおすすめサイクリングコース、自転車栄養学入門、サイクリング時の痛み緩和術など、さまざまな角度からスポーツ用自転車を楽しむコンテンツを各種掲載しています。ぜひご覧ください。