スペシャライズドのeMTB「リーボSLコンプ カーボン」を試乗インプレッション

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Presented by SPECIALIZED JAPAN 撮影場所協力:高峰MTBヴィレッジ

トレイルライドで活躍する注目のeMTB(電動アシストタイプのマウンテンバイク)を試乗インプレッションしよう。今回はSPECIALIZED(スペシャライズド)のトレイルeMTB「LEVO SL COMP CARBON(リーボ エスエル コンプ カーボン)」だ。

SPECIALIZED LEVO SL COMP CARBON

価格●99万円 サイズ展開●S1、S2、S3、S4 カラー●グロスブレイズ/ブラック/シルバーダスト、サテンドッピオ/サンド/シルバーダスト、サテンミスティックブルー/ミスティックブルーメタリック/シルバーダスト フレーム素材●カーボン サスペンショントラベル量●前:160mm、後:150mm タイヤサイズ●前:29×2.3、後27.5×2.3 バッテリー容量●320Wh 参考重量●18.4kg(S2サイズ)

 

SPECIALIZED LEVO SL COMP CARBONの特徴〜人力のMTBと見分けがつかないほどの自然さ

最先端かつ高性能なMTBを展開するスペシャライズドだが、eMTBも最先端かつ高性能だ。このバイクはジャンルとしては下り系トレイルバイクで、ぱっと見これがeMTBとはまったく分からないほどすっきりした外観かつ重量も約18kgとこのカテゴリーの中では群を抜いて軽いことが大きな特徴だ。初期はマレット仕様だが前後29インチへ変更も可能で、走るコースやライドスタイルに応じてジオメトリ調整ができる機能も持っている。

SPECIALIZED LEVO SL COMP CARBONのドライブユニット

ドライブユニットはスペシャライズド独自のもので、非常にコンパクトながら最大トルク50Nm、最大320Wもの出力を出す。バッテリーは完全な内蔵式となっている

SPECIALIZED LEVO SL COMP CARBONのマレット変更機構

後輪の車軸付近にあるホルストリンクと呼ばれる部品の向きを入れ替えることで、簡単に後輪を27.5インチから29インチへと変更することが可能

SPECIALIZED LEVO SL COMP CARBONのリヤショック

リヤショックはフォックス製だが、「RXチューン」というこのバイク専用のチューニングが施されており、このバイクに最適化した働きをしてくれるようになっている

SPECIALIZED LEVO SL COMP CARBONのヘッド角調整機構

ヘッドアングルは3段階で変更が可能で、ヘッドパーツを交換したり前後位置を入れ替えるだけでそのセッティングが完了する。これならライド中でも変更ができる

 

SPECIALIZED LEVO SL COMP CARBON 試乗インプレッション

 

下り性能〜これはもはやeMTBではない! 感動的な自然さ

SPECIALIZED LEVO SL COMP CARBONインプっション

インプレッションライダー/板垣奏男(いたがき かなお)さん。東京サイクルデザイン専門学校卒業後、本場カナダにMTB留学。現在はプロMTBライダー/インストラクター/トレイルビルダーとして手腕を振るう。教え方のうまさについては定評があり、国内トップライダーへの指導も行う。

 

乗ってまず感じるのは、ライドフィーリ ングの自然さだ。完全に人力の下り系トレイルバイクと変わらない。上り坂になると「そういえばこれはeMTBだった」と、改めて思い出すほどなのだ。飛びたいところで飛べる、曲がりたいところで曲がれる違和感のなさは、全てのeMTB の中で飛び抜けている。さらに言うと、モーターがあることで重心位置がやや下側にあるので、体重の軽いライダーはそれがプラスに働き、より安定感が得られると感じられた。グリーンシーズンはゴンドラ・リフトのあるパークで普通に使えてしまう。そしてウィンターシーズンは自走式パークでどんどん下れる。一台で何でもこなせてしまうと言えるだろう。

 

アシスト性能〜ペダリング感の高い滑らかなフィーリング

SPECIALIZED LEVO SL COMP CARBONインプレッション

良い意味でこいでいる感覚が強い。パワフルなeバイクにありがちな、こぎ出した瞬間グワンと急激に進んでしまう違和感がないのだ。こぐ力に応じて自然に、かつ滑らかにアシストが働いてくれる。それは決してアシストが弱いということではなく、パワフルなんだけど「ちょうどここでアシストが欲しいんだよ」という瞬間に、その狙ったとおりのアシストが働いてくれる感じだ。下り性能と同様、アシスト感の自然さも随一だと言える。