メニーズがタイムペダルの取り扱い開始

メニーズがタイムのペダルの取り扱いを開始した。タイムは、1987年にフランスのヌヴェールで設立され、「身体を機材に合わせるのではなく、機材を身体に合わせる」ことを信念に、35年以上にわたり製品開発に取り組んできた。この信念は、ペダルの「フローティング機能」として具現化されている。

サイクルロードレースでは、1989年にグレッグ・レモンがタイムペダルを使用してツールを制してから、ミゲル・インデュライン やマルコ・パンターニ、トム・ボーネンなど多数のアスリートを支え、2023年からトレック・セガフレード(現リドル・トレック)と共にワールドツアーを戦っている。

 

ミゲル・インデュライン

ミゲル・インデュラインの功績を支えた

 

マグネシウム製ペダル

2000年頃に発売されたマグネシウム製ペダル。バネストやコフィディス等のプロチームに供給していた

 

タイムペダルのフローティング機能

ペダリング時の足の位置と角度、個人差に着目し開発された。一般的には高ケイデンス時は爪先が内側に入り、低ケイデンスでトルクをかける際は踵が内側に入る。これらの動きを妨げると、足首や膝等の関節の故障の一因になることが分かった。そこでタイムは、シューズの角度と左右位置に1.25mmずつの自由度を確保し、シューズがペダル上の一点に固定されることなく、まるで浮いているかのように自由に動くフローティング機能を完成させた。単純な横方向の遊びではなく、バネの力でペダルの中心にシューズを戻す動きが加わることで、ペダリング時の関節の動き妨げず、足首や膝の故障を減らし、より安定した力の伝達が可能になる。

フローティング機能の図

 

製品ラインナップ

ロード用だけでなく、MTBのエンデューロやクロスカントリー、シティー用まで幅広い用途、価格帯の製品が用意されている。 詳細はメニーズのウェブサイトから。

 

Xプロ15

ロード用の「Xプロ15」(8万4700円)

リンク

シティー用の「リンク」(1万3200円)

タイムペダルの用途と価格