【DT SWISS】ツール・ド・フランス2023 ピックアップ戦いを彩った機材たち

目次

Presented by MARUI

ロードレースの主役が選手たちであることは間違いない。だが、その走りを支えるのはバイクやパーツなどの機材だ。ここでは21ステージのレースを選手と共に戦い抜いたDT SWISSのディスクホイール「ARC1100ダイカットディスク」をクローズアップしながら、ツール・ド・フランス2023の象徴的な場面を振り返る。

 

ARC1100ダイカットディスク

 

BRAND INFO

1994年にスイスで創業。スポークの生産から始まり、現在ではハブやリム、完組ホイールまで手がける。完組ホイールはスポーク、ニップル、ハブ、リムまで全て自社生産し、品質の高さに定評がある。

 

空力解析のスペシャリストと共同開発

ARC1100ダイカットディスク

ARC 1100 DICUT DISC
ARC1100ダイカットディスク
価格/48万4000円

spec
素材/カーボン
リム内幅/20mm
リム外幅/25mm
重量/1074g

ツール・ド・フランス2023では、ロット・デスティニーとウノXプロサイクリングチームがDT SWISSのホイールを投入。主に空力に優れたエアロカテゴリーのARC1100ダイカットDB62 、個人タイムトライアルでは後輪にディスクホイールのARC1100ダイカットディスクが投入された。
これらのホイールは、いずれもスイスに本拠を置く空力解析のスペシャリスト、スイスサイドが開発に携わっており、卓越した空力性能を誇るのが特徴だ。
ロット・デスティニーのヴィクトル・カンペナールツは、最終日までの4日間連続でスタート直後にファーストアタックを仕掛け、大会を通じて最も積極的な走りを見せた選手に贈られる総合敢闘賞を獲得した。元アワーレコードの保持者としても知られる彼の走りを支えたのもDT SWISSのホイールだった。

ARC1100ダイカットディスクの内部

円盤状の部分は8つのカーボンパーツで形成。内側に薄いフォームプレートを貼り、横剛性・ねじれ剛性を確保

ARC1100ダイカットディスクのハブ

ラチェットEXPシステムとSINCセラミックベアリングを搭載し、耐久性に優れた180ダイカットハブを採用

 

 

ARC1100ダイカットdb62
ARC1100ダイカットdb62

ARC 1100 DICUT db62
ARC1100ダイカットdb62
価格/18万9200円(フロント)、26万1800円(リヤ)

spec
素材/カーボン
スポーク本数/24本
リム高/62mm
リム幅/20mm(内側)、27mm(外側)
重量/776g(フロント)、900g(リヤ)

圧倒的な空力性能を誇るエアロカテゴリーの最上位モデルARC1100ダイカット。セラミックベアリング仕様の180グレードダイカットエアロハブに、このグレードのみに採用される 0.7、0.9mm 厚のエアロライトII、エアロコンプII スポークで組み上げられている。62mmハイトのこのモデルは、平坦基調のロードレースやタイムトライアルに最適。

 

 

ERC1400ダイカット35
ERC1400ダイカット35

ERC 1400 DICUT 35
ERC1400ダイカット35
価格/15万9500円(フロント)、21万4500円(リヤ)

spec
素材/カーボン
スポーク本数/24本
リム高/35mm
リム幅/22mm(内側)、28.5mm(外側)
重量/679g(フロント)、798g(リヤ)

舗装路からグラベルまでカバーするエンデュランスシリーズの上位グレードで、リムハイト35mm、前後セット重量1477gという上りの多いコースに最適なモデル。最上位モデルと同じリムを使い、ラチェットEXP240グレードダイカットハブとエアロコンプスポークで組み上げられている。最上位モデルに近い性能をより手ごろな値段で体感できる。