スペシャライズド・アレー エントリーロードバイクがクラス最軽量となって新登場
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スペシャライズドのアルミロードバイクの入門機「Allez(アレー)」が新しくなった。最新世代はクラス最軽量(同価格帯で市販されるディスクブレーキ搭載のアルミ合金製バイクでの比較)で、幅広いシーンに対応する。また、“法外な速さを手頃な価格で”というフレーズを掲げ、40年以上あるアレーの歴史の中でもパフォーマンスは過去最高だという。
クラス最軽量のフレーム
バテッドおよびダブルバテッド加工を施したプレミアムE5アルミ合金のフレームの重量は1375g。また、フルカーボンフォークがさらなる軽量化に貢献している。
バテッドチューブは、初代アレーのような高品質のスチール製レースバイクによく使われるパイプのこと。通常のチューブと外径は同じだが、両端が厚く、中央が薄いなど部位によって肉厚が異なる。両端を厚くすると必要な部分に剛性と強度を持たせられ、中間部を薄くするとしなやかになり、乗り心地が良くなる。つまり、より軽くて丈夫なフレーム作りに役立ち、快適でレスポンスに優れた走りを実現するパイプだ。
さらに、アレーの開発ではFEA(有限要素解析)も行われ、軽快な走りとともに高い耐久性を両立させている。
快適性
アレーは、「ルーベ」と同じエンデュランスジオメトリを採用している。長めのヘッドチューブとゆとりのあるヘッドアングルで、手にかかる上半身の重さを減らす。また、ボディジオメトリーサドルを採用し、坐骨を正しい位置でサポートし、さらに快適なライドを可能にしている。
汎用性
アレーは、いつものルートでKOMを達成したり、週末にグループライドを楽しんだりするだけでなく、通勤通学も行えるよう、ラックとフェンダーのマウントを備えており、汎用性の高さが特長だ。タイヤクリアランスは最大35mm幅(フェンダー装着時は32mm。700×30Cのスペシャライズド・ロードスポーツが標準装備される)で、荒れた舗装路や比較的スムースなグラベルも走れる。険しい坂が現れても、ワイドなギヤ比でケイデンスを適切に保てるので効率よく上れる。さらに、44cmから61cmまでの7サイズが用意されているので、身長を問わずに走りが楽しめる。
ラインナップ
ラインナップは「アレースポーツ」「アレー」の2種類。メインコンポに、シマノ・ティアグラ(2×10速)、クラリス(2×8速)をそれぞれ採用している。また、カラー展開が異なる。
アレースポーツ
ALLEZ SPORT
価格:25万3000円
カラー:グロスダブグレー×クールグレー×カメレオンラピス、グロスターマックブラック、サテントロピカルティール×ティールティント×アークティックブルー
サイズ:44、49、52、54、56、58、61(61はサテントロピカルティール×ティールティント×アークティックブルーのみ)
アレー
ALLEZ
価格:17万6000円
カラー:グロスラグーンブルー×クールグレー×ブレイズ、グロススモーク×ホワイト×シルバーダスト、サテンマルーン×シルバーダスト×フローレッド
サイズ:44、49、52、54、56、58、61(61はサテンマルーン×シルバーダスト×フローレッドを除く)