“シマノのシューズRC9”ジロ・デ・イタリアで新城幸也の活躍を支える

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Presented by シマノセールス

シマノ・RC9 新城幸也

 

新城幸也が全日本チャンピオン用にデザインされたシマノのシューズ、SファイヤRC9(SH-RC903)を履いて第106回ジロデイタリアを走っている。

世界中で彼だけしか履くことのできないカラーの、SファイヤRC9。ジロ最初の休養日、チームバーレーン・ヴィクトリアスが滞在するヴィニョーラのホテルでそのシューズを見せてもらった。

 

シマノ・RC9 新城幸也

 

シマノ・SファイヤRC9の全日本チャンピオンカラー

シマノ・RC9 新城幸也

新城:今のチームは2020年からシューズの契約がフリーになったので、そのときに僕の方からシマノさんにお願いしました。もともと自転車を始めたころにもシマノを使っていて、自分の足に合っていたので、こちらからお願いして試させてもらったんです。

 

Q:2020年から4シーズン目ですね。主にどのモデルを使ってレースを走ってきたのですか?

新城:(SH-RC)901、902、903と使ってきました(編集部注・SH-RC903が現行のSファイヤRC9)。902は僕には少し好みじゃなかったので、昨年、全日本に勝ったときは先端がベルクロの902Tを使いました。僕には、今の903は902よりも901に近くて、好みなんです。

 

Q:この全日本チャンピオンカラーのデザインについてはどんな印象を持っていますか?

シマノ・RC9 新城幸也

新城:2022年6月の全日本選手権優勝を記念して、バイクやジャージ、シューズを作ってもらいました。まずジャージが出来上がり、7月のサンセバスチャンから着ています。次に8月に自転車ができてきて、シューズは10月のジャパンカップに向けて用意してもらいました。間に合わなかったので、ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムから履いています。デザインはシマノさんです。

チャンピオンジャージと一緒ですが、誰も着ていない、持っていないものを自分が使っている、という点ですごく嬉しいです。チームに選手が25人いて、みんな同じものを使っているのに、自分だけ違うというのは目立ちますし、モチベーションも上がります。そして転ばないように気をつけようと頑張ります(笑)。

シマノ・RC9 新城幸也

シマノ・SファイヤRC9の履き心地は?

新城:履き心地はいいですよ! もちろん気に入っています。シューズはどこかが痛かったら使えないんです。ポジションや、自分の足の形に合うということが最優先なので、そこが一番です。日本に滞在している間に、シマノさんの本社に行き、いろいろと相談させてもらいました。

 

Q:シーズンを通してシューズはどのように運用しているのでしょうか?

シマノ・RC9 新城幸也

新城:まず3足作ってもらいました。3足というのは選手としては1シーズンの最低限で、シーズンが始まるときに3足必要なんです。チームカーに積んでいくものと、自分が履いていくものと、予備とで3足です。これは絶対なんです。クルマも第1チームカー、第2チームカーと2台あるので、本当はそこに1足ずつ欲しいのですが、第2チームカーには1年前のものを入れておけばいい。でも、少なくともシーズンを始めるときに同じモデルの同じものが3足ないと困りますね。普通、1シーズンでは5足必要です。

僕の場合はグランツールの前とか、そういうタイミングで新しいものに履き替えるのですが、今回も、もしかしたらジロの3週目には3足目を投入するかもしれません。もちろん、この3足目もまったく履いていないわけではなくて、徐々に慣らしていっています。休養日の練習に履いたりしているんです。急に新しいのを投入するのではなく、トレーニングに履いたりして、徐々に移行していきます。

 

Q:もし改善点があるとすればこっそり教えてほしいのですが?

新城:変えて欲しいところがないわけではないのですが、そこを変えることでよくなるかどうかはわからないんです。他が良くなくなるかもしれない。触らぬ神に祟りなし、ではないですが、変更には慎重です。

ありがとうございました。残りのステージも集団の先頭でこのシューズを目にするのを楽しみにしています。