チャオヤンのMTBクロスカントリー用タイヤ3モデル、限定発売

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世界有数の総合タイヤメーカーCHAOYANG(チャオヤン)から、欧州のMTB、クロスカントリーレースで活躍し、2022年JAPAN CUPでは平林安里選手が使用し優勝を果たしたクロスカントリー用タイヤ「PHANTOM(ファントム)」シリーズが限定発売される。

チャオヤン・ファントム

 

PHANTOM SPEED

チャオヤン・ファントム

PHANTOM SPEED

 

平林選手が優勝時に装着していた低いノブが特徴のモデル。 スピードだけではなく、グリップコントロール域の広さが特徴。

XCレーシングタイヤで最速を目指した「PHANTOM SPEED」は、欧州のレースシーンで多く見られるハイスピードレースに焦点を当てて開発されたモデル。その小さな低い中央のノブが驚異の転がり性を実現すると同時に、相反するグリップ感も良好。次のコーナーを恐れる必要はない。

サイドカットに強い、SHARK SKINプロテクション採用。トップをミディアムソフト、サイドにソフトコンパウンドを使用することで安定したグリップを実現。良コンディション下のレースで更に一歩ライバルに差をつけ、勝利を引き寄せる勝負タイヤ。

H-5233TR PHANTOM SPEED 29×2.20
価格:8250円
重量:650g(実測値)
ケーシング:120TPI
チューブレスレディ仕様
ETRTO:56-622
SHARK SKINプロテクション採用

※平林選手が使用しているのは、プロテクション無しのレーサー供給用仕様となります。

【平林安里選手の評価】
供給開始当初は「はまりどころが掴めない…」という感じの評価だったのですが、「手術後の体力回復をふまえ、クランク長を170㎜→175㎜に変更した事でトルクを掛けた走りが可能になったことから、タイヤのグリップに求める内容が変化したと感じ履き替えたところ好感触だったので、そのままJAPAN CUPで使用して優勝に繋がりました!」という嬉しい言葉を頂けるまでに評価が変わりました。

低いノブというと巡行スピードのアップがクローズアップされがちですが、それだけではなく、その形状による面圧の低さがもたらすグリップコントロール域の広さがレース中の集中力をコントロールすることに繋がるという評価も頂いています。伊豆のXCO コース内で浄蓮の滝と呼ばれるガレ場でもドライの状況ならPHANTOM シリーズ中、最もノブが小さく、接地面積の多いSPEEDが最もグリップし、コース中にある激坂でも他社タイヤに負けないグリップ感を引き出せたとのことです。

PHANTOM DRY

チャオヤン・ファントム

PHANTOM DRY

 

転がりの軽、扱いやすさは抜群! 各性能を高次元でバランスさせたベーシックモデル。

レースにおける高レベルでの汎用タイヤ、ドライコンディションのレースなら「PHANTOM DRY」がお勧め。中程度の高さのトレッドは、ブレーキング時に優れたトラクションとコントロールを提供する。転がり抵抗を最小限に抑えるため、トレッド中央にタイトな配置のノブを設定。ショルダーのオープンスペースはコーナーでの安全性と安定性を発揮。

サイドカットに強い、SHARK SKINプロテクション採用。トップをミディアムソフト、サイドにソフトコンパウンドを使用することで安定したグリップを実現する。

H-5234TR PHANTOM DRY 29×2.20
価格:8250円
重量:650g(実測値)
ケーシング:120TPI
チューブレスレディ仕様
ETRTO:56-622
SHARK SKINプロテクション採用

※平林選手が使用しているのは、プロテクション無しのレーサー供給用仕様となります。

【平林安里選手の評価】
PHANTOMシリーズ導入直後はDRYを中心にタイヤパターンを踏まえた運用を考えて頂いていました。DRYを標準タイヤとし、路面状況や天候予測に合わせてWETを前輪のみ、もしくは前後輪という感じで投入するというベーシックなタイヤ運用スタイル。DRYに関してはメーカーの説明にもある、センターノブ配置設計による転がりの軽さを好印象と評価。復帰直後のシーズン中盤戦ではPHANTOM SPEEDよりも扱いやすいタイヤ特性を好んで、こちらをメインタイヤに据えてレースに臨んでいました。

 

PHANTOM WET

チャオヤン・ファントム

PHANTOM WET

 

名前はWET でも迷ったらこれを選ぶ?! あらゆる路面に対応可能なマルチコンディションモデル 天候不安定な状況下で活躍するオールラウンダータイヤ。

他モデルよりも高く設定されたノブは泥ハケを考慮した配置間隔との組み合わせにより、濡れた路面や、ルーズな状態でも自信を持ってコーナリングできる。状況に応じてPHANTOM WETをフロントに、PHANTOM DRYをリヤに組み合わせる事でコントロール性/ドライブ感を調整する事も可能。様々な路面が入り混じるトレイルライドにも適したタイヤ。

サイドカットに強い、SHARK SKINプロテクション採用。トップをミディアムソフト、サイドにソフトコンパウンドを使用することで安定したグリップを実現する。

H-5235TR PHANTOM WET 29×2.20
価格:8250円
重量:655g(実測値)
ケーシング:120TPI
チューブレスレディ仕様
ETRTO:56-622
SHARK SKINプロテクション採用

※平林選手が使用しているのは、プロテクション無しのレーサー供給用仕様となります。

【平林安里選手の評価】
扱いやすいパターンのためか、導入当初、最も評価が高かったのはPHANTOM WETでした。2022年の8月から9月ごろのレース(下関/深坂国際、熊本/くまもと吉無田国際)ではタイヤチョイスに悩んだ際、WETを選ぶという感じで運用されていました。今でも降雨時や雨が予想され、路面状況の変化が考えられる状況ではWETを積極的に選択しています。「名前はWETとなっていますが、これはあらゆる路面状況に対応するマルチコンディションモデルですね」という評価も頂いています。

 

■サイスポ・ニュース:2022MTB全日本選手権XCOで平林安里がタイトル獲得
https://www.cyclesports.jp/news/race/82318/