キャニオンの新型クロスカントリーマウンテンバイク「ラックス ワールドカップ」発売

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ドイツの自転車ブランド CANYON(キャニオン)は、新型クロスカントリーマウンテンバイク「ラックス ワールドカップ」を発売した。

キャニオン・ラックス ワールドカップ

世界最軽量のフルサスペンションマウンテンバイクフレーム(Canyon調べ)。上りではライダーにアタックする自信を与え、下りではスピードをさらに加速させるジオメトリー、そして100mmのフロント/リヤサスペンション。新型「ラックス ワールドカップ」は、MTBクロスカントリーワールドカップ優勝の実績を持つ妥協なきクロスカントリーレースマシンだ。キャニオンはこのマシンに、最も輝きを放つことのできるレース、まさにその名を冠した。

 

新型ラックス ワールドカップの特長

①世界最軽量のフルサスペンションフレーム(Canyon調べ)

キャニオン・ラックス ワールドカップ

移動に必要な重量が少なければ少ないほど、速く走れる。この点で、「ラックスワールドカップ」はライダーを有利にする。1,535g(DIN規格による測定)の「ラックスワールドカップCFRフレーム」は、フルサスペンションマウンテンバイクフレームの中で最も軽く、すでに極めて軽量だった先代モデルより、127gも軽いのだ。

また軽量化と同様に重要なのは、耐久性を犠牲にしていない点。キャニオンのトレイルバイク、ニューロンなどと同じカテゴリー3のテスト基準に適合していることを考えると、これは驚くべきことだ。

ハイエンドのCFRクラスのフレーム重量はわずか1535gだが、CFクラスのフレームも依然として多くの最軽量フルサスペンションフレームを凌駕する、1925gを達成している。耐久性とフレームの中核となる機能は、両クラスのフレームで共通する。CFクラスとCFRクラスのフレームの重量差は、純粋にカーボン素材とレイアップの違いに起因している。

 

②圧倒的な登坂効率と卓越した下りの走破性能を両立

キャニオン・ラックス ワールドカップ

新型ラックス ワールドカップは、前モデルがワールドカップで優勝し、クライミングを貪るレーシングマシンとなった、コアキネマティクスとアンチスクワットの価値をさらに向上させた。フレームの超軽量化に加え、ショックポジションやロッカーリンク、アンチスクワット、一般的な運動性能に若干の調整を加えた結果、キャニオン史上最も効率的で高速なクライミング用マウンテンバイクが誕生した。簡単に言えば、このバイクは飛ぶように走る。

しかし、レースで上った後には必ず下りがある。ラックスワールドカップは、ライダーを最初に頂上に導くだけでなく、誰よりも早く麓に到着させることができる。上り性能の追求は伝統的にクロスカントリー競技において重視されてきたが、下りは最近になってより重視されるようになっている。近年、レースコースがより荒れ、より険しく、より険しい(そしてより楽しい)傾向にあるため、上りの効率を犠牲にすることなく下りで能力を発揮するXCバイクが必要とされるようになったのだ。

では、相反する2つの特性を、一方を犠牲にすることなく両立させるにはどうすればいいのか。そこでキャニオンは、Canyon CLLCTV、Alpecin Fenix、Canyon MTB Racingのアスリートたちと密接に協力し、キャニオンのエンジニアは、解決不可能なパズルを解いたと確信している。

新型「ラックス ワールドカップ」のリーチは全サイズで15mm伸び、68.5°のヘッド角は前モデルより1.5°寝かせている。短いステムとの組み合わせにより、長いリーチと寝かせたヘッド角は、ライダーがバイクの中心を感じ、自信を持てるようサポート。さらに、ラックスのトレードマークである俊敏性と効率性を維持し、バランスを高め、長さを抑えるために、キャニオンはチェーンステーを全サイズで5mm短縮した。リーチの拡大とそれに伴うシートポジションの変化を考慮し、シート角を0.5°立たせ、同カテゴリーで最も効率の良いクライマーであるラックスの血統を維持した。

最後に、シートチューブを10mm短くすることで、ライダーの体重移動が大きくなったり、またより長いドロッパーポストを使用したりする際に、これまでより大きな余裕を持たせている。

 

③CeramicSpeedベアリング

キャニオン・ラックス ワールドカップ

すべてのCFRフレームに、高い信頼性を誇るCeramicSpeed SLTベアリングをすべてのピボットポイントとヘッドセットに採用し、ベアリングの性能もさらに向上させた。オイル封入済み固体プラスチックポリマーとステンレススチール素材を特徴とするCeramicSpeed SLTベアリングは、自己潤滑性、耐腐食性、メンテナンスフリーであり、ライダーが直面する条件や環境に関わらず「ラックス ワールドカップ」が常にパフォーマンスを発揮できるよう配慮されている。

 

④長時間の水分補給を可能にするボトル搭載スペース

キャニオン・ラックス ワールドカップ

ビッグライドやロングレースでは大量の水が必要。しかし、多くのXCバイクは、メインフレームに2つのウォーターボトルを入れるスペースすらない。「ラックス ワールドカップ」は、すべてのフレームサイズ(XSサイズを含む!)において、ライダーが必要なすべてのスペースを確保し、すべてのライドに2つの大きなウォーターボトルを持ち込むことを可能にする。これは特にマラソン・レーサーに喜ばれるだろう。

ジオメトリーの変更に加え、非常に軽量なフレーム、高い信頼性、レースに特化したコンポーネント仕様により、新型「ラックス ワールドカップ」はワールドカップを席巻する、上りを貪る、ロケット発射のXCレースバイクに仕上がっている。

 

⑤身長156cmから対応する、XSサイズを新設定

従来はSサイズからのサイズ展開であったが、より多様なライダーが最新鋭の性能を体感できるようにXSサイズを設定した。しかも、XSサイズを含むすべてのフレームサイズで、ロングボトル2本を搭載できるフレーム設計。また完成車にはドロッッパーポストは搭載されないが、シートチューブを10mm短縮しこれまでより長いドロッパーポストを装着可能になっている。

 

⑥ダウンカントリーバイク「ラックストレイル」との差別化

キャニオン・ラックス ワールドカップ

これらのモデルの外観は似ているが、バイクに乗るとすぐにその違いを感じることができる。「ラックス ワールドカップ」は、効率、性能、スピードを何よりも重視したレースマシン。一方、ラックストレイルは、レースで勝利を収めたラックス ワールドカップのDNAを受け継ぎながら、アグレッシブさを抑え、よりリラックスして快適に走れるパッケージになっている。

そのためラックストレイルはよりカジュアルなクロスカントリーライダー向けで、「ラックス ワールドカップ」はレースへの野心を持ち、何よりもパフォーマンスを重視するライダー向けとなっている。

 

新型ラックス ワールドカップのラインナップ

キャニオン・ラックス ワールドカップ

ラックスワールドカップ CFR LTD | SRAM XX Eagle AXS | 9.80kg | 92万9000円

 

 

キャニオン・ラックス ワールドカップ

ラックスワールドカップ CFR TEAM | Shimano XTR | 10.00kg | 80万9000円

 

 

キャニオン・ラックス ワールドカップ

ラックスワールドカップ CF 7 | Shimano XT | 11.60kg | 49万9000円(MTB Racing Team)

 

 

キャニオン・ラックス ワールドカップ

ラックスワールドカップ CF 7 | Shimano XT | 11.60kg | 49万9000円(Podium Black)

 

 

キャニオン・ラックス ワールドカップ

ラックスワールドカップ CF 6 | Shimano SLX | 12.10kg | 40万9,000円(Race Green)

 

 

キャニオン・ラックス ワールドカップ

ラックスワールドカップ CF 6 | Shimano SLX | 12.10kg | 40万9,000円(Podium Black)