ブラックインクがブランド史上最速の新型ディスクホイール「ゼロ」を発表

コンポーネントブランドのブラックインクから、新型カーボンディスクホイール「ZERO(ゼロ)」が発表された。UCIワールドチームのイスラエル・プルミエテック(IPT)と共同で開発され、ジロ・デ・イタリアの第2ステージで公式デビューを飾る予定となっている。

 

ゼロ

ブラックインク・ゼロ

 

新型ゼロは、IPTとの密接な協力のもと1年以上かけて開発され、3種類のプロトタイプが風洞と路面の両方でテストされた。自転車のクリアランスを広げ、エアロダイナミクスのメリットを最大限に引き出す革新的な新設計により、世界最速クラスとなったという。

 

ゼロの空力グラフ

 

新型ゼロの駆動側と非駆動側は極端な非対称形状で、駆動側には“仮想100mmリム”デザインを採用し、中央部分はリヤトランスミッションを妨げないように平面になっている。一方、非駆動側はレンズ状になっており、ホイールの空力を向上させる。

 

ゼロ ゼロ

 

新型ゼロは、スチール製スポークやスポークホールのないテンション構造のディスクホイールで、チューブレスタイヤに対応している。リム内幅は21mmで、26.2mm幅のタイヤ用に空力的に最適化されており、重量は1188gだ。ファクターのTTバイク「ハンゾー」を念頭に開発されているが汎用性があり、それ以外のブランドのフレームと組み合わせた場合でも大幅なエアロ効果を発揮できるという。

 

ZERO Disc Wheel
リム内幅:21mm
リム外幅:31mm
対応スプロケット:シマノ、スラムXDR
重量:1188g
参考価格:2349ドル