フルクラムから新型MTBホイール2種が登場

2022.02.04
新製品

フルクラムから、2つの新型MTBホイール「Red Zone Carbon（レッドゾーンカーボン）」と「Red Zone 3（レッドゾーン3）」が発表された。レッドゾーンカーボンは、軽さと強さを両立させたXC、マラソンの地形に対応するホイールで、レッドゾーン3は、レッドゾーンカーボンの開発で培った技術を生かした万能なアルミホイールだ。

レッドゾーンカーボン

前後ペアの重量1445gのレッドゾーンカーボンは、上り坂でのパフォーマンスを求める一方で、MTBならではの荒れた路面でのダウンヒルを楽しみたい上級者などに最適なホイール。NipForce（ニップフォース、Nipple Forceの略）」というテクノロジーが大きな特徴で、リムの中心から非対称な位置にスポークが交互に配置される。これにより、ホイールの左右のバランスが均一になるとともに、横方向の力に強くなるという。

リムは、ハイト26mm、内幅28mmのフックレスタイプで、2.2インチから2.4インチまでのタイヤに対応する。タイヤベッドにはスポーク穴がない、チューブレスとクリンチャーの2ウェイフィットだ。

カップ＆コーン方式を採用した円錐形のハブは、曲げに対してスポークを強くするために、フランジがボディに食い込むような形だ。

フルクラム・レッドゾーンカーボン（フロント）

フルクラム・レッドゾーンカーボン（リヤ）

Red Zone Carbon
2ウェイフィット（クリンチャー、チューブレス）
スポーク本数：F 24本、R 28本
リム高：26mm
リム内幅：28mm
重量：1445g
参考価格：1717ドル（HG11、XD）、1734ドル（MS12）

レッドゾーン3

レッドゾーン3は、トレーニング、レース、ブースト規格を採用したグラベルバイクなど、複数の用途に対応する汎用性の高いホイールだ。フロント24本、リヤ28本というスポーク本数やハブはレッドゾーンカーボンと同じ。CNC削り出しのアルミリムは、ハイト19mm、内幅25mmで、クリンチャーとチューブレスレディタイヤに対応する。